そのサプライズ、心臓に悪いです | フルマラソン100回完走への道

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この道を行けばどうなるものか。迷わず行けよ、行けばわかるさ。

 

先日の井上尚弥選手、本当にすごい試合でした。試合から何日も経っていますが、自分なりに振り返ってみたいと思います。







「キル・ビル」のテーマで入場。このとき、表情や仕草から少し気合いが入りすぎているのではないかと思いました。日本人初の東京ドームでのメインイベンターですし、相手は日本人にとって因縁のネリ選手。井上選手もそれをよく分かっているが上の気合いの入りようですが、それが試合で悪い方向に行かないか少し心配になります。





セレモニーが終わり、1ラウンドのゴングが鳴ります。これまでの相手は井上選手のプレッシャーに押されて防御に専念する選手も多かったので、ネリ選手の出方に注目していましたが、井上選手のプレッシャーに押されることなく前に出てきます。ときおり見せる大振りのパンチがスリリングです。



1ラウンド中盤、井上選手の打ち終わりにガードが空いたところにネリ選手の左フックが。井上選手、プロ・アマ通じて初のダウンです。「えぇ~、マジで⁉」全世界のボクシングファンが驚いた瞬間です。カウント8で立ち上がりましたが、ダメージがあるように見えました。1ラウンド終了までまだ1分以上あります。「頼むから早よ(1ラウンド)終わってくれ。」あとで観返したところ、ダウンから立ち上がったあと笑顔を見せていたので余裕はあったのかもしれません。ネリ選手の攻撃をしのいで1ラウンド終了のゴングが鳴りました。

2ラウンド、井上選手がダウンを奪い返してからはラウンドを追うごとに地力の差が明らかになっていき、5ラウンドに2度目のダウン、6ラウンドに3度目のダウンを奪ったところで試合が終了しました。

 

 

 

井上選手の勝利者インタビューで「(ダウンの)サプライズ、たまにはいかがでしょうか?」と言っていましたが、(またネリに蹂躙されるんかと)冷や汗かきまくりのサプライズだったので、ほんまに勘弁してって感じでした。



明日、井上尚弥選手のドキュメンタリー番組が放映されるようです。明日僕は仕事なのでリアルタイムで観れないですが、録画して観るつもりです。





前座の3試合、すべて判定での決着でしたが、見ごたえのあるいい試合でした。試合以外で自分の印象に残ったのはユーリ阿久井政悟選手の入場シーン。この曲どっかで聴いたような、と思ったらすぐにピンときました。





「グレムリン」やん。グレムリンは僕が中学1年のときに友達4人で神戸まで観に行った映画でした、なつかし~(笑)。阿久井選手の衣装も何の動物やろと思っていたら、ギズモやったと全試合が終わったあとに気づきました(笑)。ボクシングや格闘技の入場シーンで「グレムリン」で入場する選手は観たことなかったし、阿久井選手が生まれる前に上映された映画だったので、自分にとってインパクトの強い入場シーンでした(笑)。

前回今回とボクシングのことばかり書いたので、自分の近況をちょっと。4月に会社で昇進してから仕事量が圧倒的に増え、家に帰ったら嫁さんと娘が寝ているなんてことはしょっちゅうですし、終電ギリギリまで仕事をしたなんてことも何回かありました。4月は休みの日でも走る気力も体力もなかなか出なかったです。今日も結構疲れが残っていましたが、キロ5分半のペースで何とか10km走りました。少しずつ仕事に慣れていって休みの日の練習の質量ともに上げていけたらと思います。




5月17日は下関海響マラソンのエントリー開始日なので、エントリーしたら気持ちのスイッチが入るでしょう(たぶん)。

井上尚弥選手に話を戻しますが、初のダウンだったにもかかわらずカウント8まで立たずにダメージの回復に努めていました。これも練習時にそういう場面を想定して練習していたそうです。普段からの練習(準備)がいかに大切かを改めて教えてもらいましたし、自分も11月のレースに向けて悔いのないように練習(準備)していきたいと思います。