世紀の一戦 Coming soon | 燃える走魂 フルマラソン100回完走への道

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この道を行けばどうなるものか。迷わず行けよ、行けばわかるさ。

日本中、いや世界中のボクシングファンが首を長くして待っている試合まであと10日を切りました。



日本ボクシング史上最高傑作である井上尚弥選手の今回の対戦相手はメキシコのルイス・ネリ選手ですが、このネリ選手、特に日本のボクシングファンの間では悪童のイメージが強いです。2017年に当時のWBC世界バンタム級チャンピオンだった山中慎介選手を倒してチャンピオンになったのですが、その後ドーピング検査で陽性反応が出たことが発覚しました。WBCは故意に摂取したのかどうか判断できなかったため、ネリ選手からタイトルは剥奪せず、山中選手と再戦するよう命じます。その再戦前日の計量でネリ選手は著しい体重オーバーでタイトルを剥奪されました。山中選手が勝てばタイトル移動という条件で試合は成立しますが、その再戦でもネリ選手が勝利し、山中選手はこの試合を最後に引退しました。山中選手の一戦目は具志堅用高さんの連続防衛記録に並ぶ13回目の連続防衛が懸かった試合でしたし、山中選手のプロ戦績で黒星がついたのはネリ選手との2戦だけなので、山中選手の無念は察するに余りあるものがあります。

こういう経緯があったため、日本では悪童というイメージが強く、今回の試合では井上選手に完膚なきまでにぶっ倒してほしいというファンがほとんどだと思います。僕もネリ選手の体重オーバーが発覚したとき山中選手が「ふざけるな」と言いながら涙したシーンを忘れることができません。ネリ選手がまたやらかさないか心配ですが、無事試合が成立して井上選手が勝ってくれることを強く願っています。↓の動画を見てますます5月6日が楽しみになりました。
https://www.youtube.com/watch?v=P3_ROltzHoo

今回行われる会場は東京ドーム。東京ドームでボクシングの試合が行われるのは、世紀の大番狂わせと言われたマイク・タイソン選手とジェームズ・ダグラス選手との試合以来34年ぶりです。この東京ドームで日本人選手がメインイベントを張ることは今回が初めてなので歴史的快挙といえます。今回、井上尚弥選手の試合を含めて世界戦が4試合あります。初めて観る選手も何人かいますが、↓の動画を見るとそれぞれの選手にストーリーがあり、応援したくなります。
https://www.youtube.com/watch?v=1VOyDMnkevE

僕は仕事の関係で土日祝の半分くらいは出勤していて、GW中も半分は出勤する予定です。しかしながら、この大一番がある5月6日はきっちり休みを取りました(笑)。試合は夜なので仕事が終わってから速攻で家に帰ってからでも十分観れるのですが、突発的なトラブル等が発生して帰りが遅くなる可能性もゼロではないですから。

井上選手の動画に出ていたインタビューで一番驚くことは、これほどの戦績を残しているにもかかわらず「まだ満足していない」と言っていることです。この言葉が井上尚弥を井上尚弥たらしめているのだと思います。5月6日、井上尚弥選手がどんな景色を見せてくれるのか楽しみです。