天気に左右
屋内プールは天候に左右されないのが最大の利点。
でも利用する人の心理は、屋内プールであろうが天候に左右されてしまうのが事実。
多くの公共プールの職員さんとお会いして会話させていただきました。
具体的な数字は教えていただけませんでしたが、実際の入場者も天気によっての影響が如実に出るとのこと。
栃木県内の公共プールを紹介したHP のアクセス数の推移を見ていても、実に面白かったです。
たとえば10時ぐらいから晴れてくると、途端にアクセス数が急増。
やはり一定の気温が維持されている屋内空間だと頭の中ではわかっていても、水着に着替えるのは天気が悪いと億劫になってしまうのでしょうね。
逆に考えれば、天気が悪いときほど公共屋内プールは最高と言えるでしょう。
混んでいると出来ない背泳ぎやバタフライなど、周りに気兼ねせず悠々と泳ぐことができるかもね。
B&G海洋センター
プール探索を始めなければ、この「B&G海洋センター」という名前は知らなかったでしょう。
笹川良一さんが作った「日本財団」。(一日一善!!という本人出演のCMをよく見たな~。)
公共ギャンブル以外は禁止されている日本で、唯一「競艇」というギャンブルを行っている団体。(一応地方自治体が主催者だけど、競艇の売上の3.3%が寺銭<交付金>として自動的に日本財団に入る)
その関連の財団が「B&G財団」です。(モーターボード競走法制定20周年記念の昭和48年に設立)
「ブルーシー(青い海)&グリーンランド(緑の大地)財団」の略称。全国に480カ所の「B&G海洋センター」という体育館や室内温水プールを建設し、それを地方自治体に無償譲渡をしている団体です。
栃木県内も6カ所のB&G海洋センターがあります。
1983年に建築された「国分寺町B&G海洋センター」を皮切りに1994年に建築された「塩原B&G海洋センター」までは下の写真のようなプールでした。
ちょっと言葉が悪く言えば、「ビニールハウス」のような屋内プール。
これでは人気が出ないと思ってか、1998年に出来た「芳賀町B&G海洋センター」はビックリするような豪華施設になりました。
県内公共屋内プールの30%がB&G財団によって建てられました。
海なし県の栃木県民としては、水に触れる機会が増えたと言うことで素直に感謝したいと思っています。
ぜひ各自治体は、しっかりとした運営を続けていただきたいと思います。
最後に、
国分寺のB&G海洋センター事務のオジサンが、「よく親子連れが入ってきて、『魚はどこで観られるの?』と聞いてくるんだよ。」と苦笑いしていたのが印象的でした。
「海洋センター」という名前だけ聞いたら、「水族館」に間違えちゃいますよね。
危険と隣り合わせ
今年も各地で「水の事故」がありました。
事故のニュースを見ていると、被害者が私の子供と同じような年頃で胸が締め付けられる思いがします。
ただこれが各自治体が管理者だと、「再発防止」という名で「利用禁止」や「利用制限」という形になってしまうケースが多いのが個人的には非常に残念に思います。
昨年アメリカのグランドキャニオンに行きました。
そこには「柵」などまったくありませんでした。
「事故があったらどうするのか?」と質問したらガイドが笑いながら
「危険だとわかってるので、事故はほとんど聞かないよ。落ちても自己責任ですから」
と、軽く受け流されました。
これが日本だったらどうでしょう。
観光地だと観光客が危険な場所に入らないよう四方を柵で囲まれているのが実情。
柵ごしに自然を観賞している状況が、まるで動物園状態。
檻の中から自然という野獣を観察しているようなものです。
日本も自由・自由と言われてますが、過度に「管理責任」などを問う論調をマスコミなどで流すため、社会全体が「管理社会」に向かっているような危機感を持っています。
子供の頃は空き地や線路などで遊んだモノです。もちろん危険を承知で。ちっと危険がある方が子供心には「冒険心」がかき立てられ、凄く楽しかった思いがあります。その中で怪我したり危険な思いをしながら、学習してきました。
社会に出れば、騙す人もいたり、危険な目に遭うこともあります。
「これも駄目」「あれも危険」と管理を強めれば強めるほど、人間が持つ野生の危機回避能力が落ちてしまうのではと危惧してます。そして子供の時代は怪我で済んだ事故も、命に関わる大事故になってしまう。
水泳も危険なスポーツです。
全身の神経を集中しないと、ちょっとした油断で命に関わる事故も起きかねません。
だから水泳の上級者はキチンとした準備運動を怠りません。
私たちも彼らを見習わなければ・・・。



