犯罪被害者にしかわからない恐怖     週刊現代 2016.10.31

 

被害者が事件の詳細を告白した後、「示談せずに裁判で闘えばよかったじゃないか」という声がネット上にあがった。だが、今号の告白を読めば、それが見当外れの

批判だったことが分かるだろう。   取材・文/齋藤剛(週刊現代記者)

「知人男性」は何者なのか

「心はいまだに闇の中にあり、傷も一生消えないような苦しみにあります。

なぜこんなに不安を感じているのかも、正直いまだによくわかりません」

こう話すのは、俳優の高畑裕太(23歳)によるレイプ被害を受けたAさんだ。

本誌の先週号にて、Aさんは、高畑による「強姦致傷」がどのようなものだったか、

勇気を振り絞り、以下のように赤裸々に明かした。

・ドアを開けた瞬間に、凄い力で部屋に引きずり込まれ、耳元で『脱げ』と言われた

・頭を押さえられ、『 咥えろ 』などと命令された

・ホテルの従業員が騒ぎを起こすわけにはいかず、なにより高畑の目つきが

   恐ろしく、大声を上げることはできなかった

・必死に抵抗を続けたが、最後はズボンを脱がされて

  無理やり挿入されてしまい、中で射精された

 

これは「高畑裕太さんは合意があると思っていた」とする高畑側の代理人の主張や、高畑の供述に基づいて作成された週刊文春9月29日号に掲載された記事の

内容とはまったく異なるものだ。だが、「合意の感情は一切なかった」という

Aさん本人の告白を受けてもなお、高畑側の弁護士はすぐさま10月14日に、

「女性のお話によっても、明らかな暴行や脅迫は認められないものと認識して

います」というコメントを発表した。こうした一連の高畑側の主張は、

様々な憶測報道を呼び、事件当日以降もAさんを苦しめ続ける要因になっている。

 

「事件を警察に通報したAさんの知人男性は暴力団関係者で、Aさんに診断書を

取るために病院へ行くよう指示した」

「知人男性は高畑側と示談をめぐって交渉し、破格の示談金を要求した」

——こうしてAさんは性犯罪の被害者でありながら、「金目当ての美人局」と

いう疑惑をかけられてしまう。知人男性は、どのような役割を果たしたのか。

そして、なぜ示談をしたのか。今回、ついにAさんが事件の最大の謎を明かす。

* * *

加害者 (高畑) にレイプされた後、怒りを通りこした絶望的な気持ちを抱えたまま

ホテルを出て、あてもなく車を走らせました。警察に通報することも考えましたが、家族に伝わってしまうかもしれないと考えて躊躇してしまいました。

強姦されたなんて、家族には絶対に言えません。

私が被害に遭ったことを知ったら、家族はショックを受け、ひどく傷つくでしょう。その結果、家族関係までぎくしゃくしてしまうかもしれないと考えました。

一人で抱え込むべきか、それとも警察に言うべきなのか。どうしていいかわからず、結局、ホテルの近くに住む知人男性に相談することにしました。

その知人の職業について、いろいろメディアに書かれたそうですが、相当昔にやんちゃをしていて暴力団に関係していた時期が少しあったということを聞いていますが、現在は、一切暴力団関係者との付き合いはなく、普通の仕事をしている男性です。

自分がされたことを知人に打ち明けた瞬間、はじめて涙が出てきて、泣き崩れ

ました。必死に我慢していたものが、一気にあふれてしまったのだと思います。

私の話を聞いた知人は、「それは明らかなレイプ事件だよ。傷つけられた人が

我慢することなんてないよ」と言ってくれ、被害届を出すようにアドバイスして

くれました。しかし私は、警察に事情を説明することも嫌でした。そこで知人が、「俺が警察に電話するから」と言って通報し、そこで警察の指示に従い、ホテルに

引き返しました。ホテルに着くと、すでに警察の方がいて、空いている部屋で

事情を聴かれました。病院に行くことになったのも警察の方からの指示です。

その際、「体内に (加害者の) 精液が残っているのであれば、それは証拠になります。

一緒に病院に行きましょう」という説明がありました。警察の車に乗り、

女性警察官の方と一緒に群馬大学医学部附属病院の産科婦人科に行ったのです。

病院では、膣内に残っている精液を採取された後、用意されていたアフターピルを

服用しました。病院を出たのは、午前8時か9時頃だったと思います。

その後、知人と一緒に前橋署に向かい、再び事情を聴かれました。

闘う心が折れた瞬間

一部の報道では、知人の存在が事件解決のネックになったと書かれていたと

聞きました。たしかにホテルで加害者側の関係者と顔を合わせたとき、警察官の

目の前で、知人が「なんてことをしたんだ」などと大声を出したことは事実です。

しかし、レイプされた私のために感情を露にして怒ったことが、責められる

ことなのでしょうか。知人は示談交渉には一切関与していません。

前橋署の会議室で、加害者が所属していた芸能プロダクションの社長らが、

私と知人に向かって、「示談にしてほしい」と言ってきました。それを受けて、

双方の弁護士同士で交渉が始まりました。知人が交渉の場に立ち会ったことは

ありませんし、示談交渉について双方の弁護士と話をしたこともありません。

* * *

示談後、Aさんの代理人を務めている入江源太弁護士が補足する。

「もし仮に美人局の事実があったとしたならば、高畑氏は恐喝罪の

被害者になりますから、加害者の代理人もそう主張していたでしょう。

そもそも『美人局』という言葉はマスコミから一方的に出たもので、

加害者弁護士サイドも美人局などということを一切口にしていません。

示談内容についても無責任な報道が次々となされて、Aさんは困惑しています。示談について、Aさんは当時の弁護士に一任しており、経緯の報告を受けていただけです」

Aさんの告白に戻る。

* * *

今回の事件が様々な憶測を呼んでしまった一番の原因は、私が急に示談したからだと思います。私は加害者に対し、絶対に許すことはできないと思ってましたし、

刑務所に行ってほしいとも考えました。

しかし、前橋地検で行われた聴取で心が折れてしまったのです。

聴取を担当してくださったのは、若い男性検事さんと女性検事さんです。

ただでさえ、初対面の人に被害内容を話すことは憚られます。

ところが、担当の女性検事さんから、「なぜ大きな声を出さなかったのか」

「なぜ壁を叩かなかったのか」などと淡々とした口調で質問を浴びせられ、

だんだん自分に非があるのかもしれないと思ってしまいました。

そして、女性検事さんから、「自分の身を守るためなら大声を出すべきだったと

思う。何でそうしなかったの」という言葉を聞き、検察は自分を守ってくれる

ところではないと思ってしまったのです。さらに検事さんからは、強姦致傷罪の

場合、裁判員制度の対象にされるという説明もあり、「裁判員裁判になれば、

相手側の弁護士からもっときつい追及がある」と訊かされ、裁判が進めば、

加害者側の弁護士に何をされたのかを根掘り葉掘り聞かれて、検事さんの事情聴取のほかに裁判所でまた恥ずかしい思いをすることになるのかと思いました。

その日の聴取は5時間に及びました。

もちろん、検事さんがしつこく確認するのは加害者の有罪を立証するためだと

理解しています。しかし、聴取を終えたときには、これ以上つらい思いをするなんてもう耐えられない、被害にあった私を守ってくれるところはどこにもない、早く終わりにしてしまいたい。そう思うようになり、それ以上何も考えることができず、

もう終わりにしたほうがいいと考えるようになりました。

これが示談に応じた理由です。正直、示談したことが正解だったのかわかりません。いまでも気持ちが整理できず、食欲もわかず、体重が落ちてしまいました。頑張って食べても吐いて戻してしまうのです。

被害者にしか分からないこと

家族の前では以前と何も変わらないように努めていますが、一人になったときに

その反動が押し寄せてきてしまいます。

テレビもインターネットも極力見ないようにして、ベッドで横になっている時間が

多いのですが、目を閉じると、突然あの夜の加害者の目がフラッシュバックするん

です。加害者は釈放されたときに睨むような目をしていましたが、あれよりも鋭い目つきです。怖くなってしまい、結局、毎日2時間くらいしか眠ることができません。

* * *

以上がAさんの証言である。彼女の悲痛な言葉は、裏を返せば、性犯罪被害の

実態を訴えることができない女性が数多く存在するという現実を物語っている。

現在、高畑は埼玉県内の心療内科の専門病院に入院しているという。

 

Aさんに高畑への思いを聞いた。

「いまは自分のことで精一杯です。しかし、釈放後は謝罪ではなく、

むしろ開き直りともとれる加害者側弁護士のコメントを知り、怒りを覚えます。

性犯罪の被害者にとって、大声で助けを求めればよかったのではないかという

決めつけが一番傷つきます。自分なりの精いっぱいの抵抗をしたつもりですし、相手の言いなりにならなかったら、大ケガをさせられていたといまでも思っています。

それくらい怖くて何もできない状態だったことを分かってほしいです。

仮に裁判において、抵抗が弱かった、叫んで助けを求めなかったなどという理由で

加害者が無罪になってしまうのであれば、被害者は泣き寝入りするほかありません。

私の容貌や自宅が特定されかねない報道もあり、本当に怖いんです。

被害者にしかわからない恐怖、痛みをわかってほしいと思います」

今回の事件は、芸能一家に起きた衝撃的な事件として世間の注目を集めた。

しかし、芸能人が関わる事件だからと言って、被害者について何を報じても

いいというわけではない。性犯罪の被害者がどれほど深い傷を負い、苦しむのか。

その現実を忘れてはいけない。

 

『週刊現代』2016年11月5日号より

 

高畑裕太 “強姦” 事件のその後と『 週刊現代 』被害女性

告白の気になる点 篠田博之 月刊『創』編集長 2

 

『週刊現代』10月29日号と11月5日号

 

 高畑裕太さんの “強姦” 事件をめぐるその後の経緯については、

11月7日発売の『 創 』12月号にも書いたが、このブログでも紹介したい。

この事件は当初、警察情報に基づいて一斉にレイプ報道がなされ大騒動に

なったのだが、検察の判断で裕太さんは不起訴となり、釈放後に出された

弁護士のコメントで、報道内容に誤りがあるとの指摘もなされた。

一番大きなポイントは、当初の警察発表では裕太さんも容疑を認めたとされて

いたのだが、そうでないことが明らかになったことだ。だから事件については

改めて検証し、事実はどうだったのか見直してみる必要が出てきた。

そしてその後、『フライデー』『週刊ポスト』『週刊文春』などが、示談交渉に

元暴力団関係者が深く関わっていた事実を暴露した。特に『週刊文春』9月29日号は、裕太さんの供述調書の内容を詳細に報じ、本人の説明が当初の警察発表と

かなり異なることを明らかにした。そうした一連の報道によって、騒動をめぐる

風向きが大きく変わったことを、私は『 創 』11月号や下記ブログ記事で指摘した。

しかし、その後、その流れに敢えて異議を唱えたのが、10月14日発売の『週刊現代』10月29日号「高畑裕太『レイプ事件』被害者女性の初告白」だった。被害女性が

初めて、自らの言葉で事件について語ったもので、内容は、当初の発表時に言われていたものとほぼ同じなのだが、当事者が発言したというインパクトがあった。

 

女性は「本当に、思い出すと怖くていまも身体が震えます」「被害者にしかわから

ない恐怖、痛みをわかってほしいと思います」などと、裕太さんのレイプによって

受けた苦しみを切々と語った。それについては胸を打たれた読者も多かったと思う。

『週刊文春』『週刊ポスト』などが、被害女性の背後に元暴力団関係者がいたこと

など、次々と新しい事実を報じる中で、出遅れた感のあった『週刊現代』は、それを挽回せんと、被害女性にアプローチしたのだろう。当事者の証言は貴重だから、

その点では同誌に敬意を表したい。ただ事件をめぐる経緯については、改めて双方の主張が食い違っていて藪の中であることが明らかになった。女性の証言を載せた

『週刊現代』も、その内容を高畑さんサイドにぶつけて事実確認をしていく作業ができていないためか、重要なところで事実関係に疑問を感じざるをえない箇所もある。それについて少し指摘しておきたいと思う。

 

8月23日の前橋署での話しあいをめぐる大きな食い違い

『週刊現代』の被害女性の告白は2週にわたって掲載され、第1弾は女性が事件に

よってどんな傷を受けたかが切々と語られていた。気になるのは、第2弾にあたる

11月5日号「『なぜ示談をしたのか、真相をすべて話します』」の内容だ。

一連の経緯には、示談交渉に当初主導的な役割を果たしたという元暴力団関係者の

存在を抜きには語れないところがあるのだが、被害女性はそれを否定し、「知人は

示談交渉には一切関与していません」と語っている。その男性が元暴力団関係者で

あることは認めているのだが、彼の存在がクローズアップされ、ネットなどで美人局(つつもたせ)とかハニートラップなどと流布されている状況に傷ついたという。

確かに美人局という見方は無理があるし論外だ。しかし、それを否定するあまり、

男性が示談交渉にいっさい関与していないと言い切るのも無理があるように思う。

『週刊現代』での告白の第1弾は、裕太さんに呼ばれて部屋に行き、強姦されたと

いう経緯を語ったもので、ここは二人にしかわからないから第三者には確認の

しようがないのだが、示談交渉については相手方の当事者が複数存在する。

例えば「前橋署の会議室で、加害者が所属していた芸能プロダクションの社長らが、私と知人に向かって、『示談にしてほしい』と言ってきました」とあるが、

これは8月23日に行われた話しあいだろう。この話し合いに同席した関係者は数人、裕太さんの所属していた事務所関係者や映画関係者、そして示談交渉の窓口に

なると自称していた知人男性だ。

 

23日未明に事件が起き、呼び出された裕太さんの事務所関係者など当事者が顔を

揃えた初めての話しあいだから、これは極めて重要な場だ。そして不思議なことに、『週刊現代』では、当の被被害女性もその場にいたことになっているのだが、

他の関係者はその女性はその場にいなかったと言っている。『週刊現代』の記述は

よく読むと曖昧なのだが、前橋警察署での話しあいに誰が立ち会っていたかは

極めて大事な事柄だ。女性は本当に『週刊現代』に書かれている通りに発言しているのだろうか。あるいは女性が曖昧に答えたことを『週刊現代』編集部が、記事に

あるようにまとめてしまったのだろうか。

その知人男性は、『週刊文春』9月29日号が詳細に書いたように、

現場となったホテルに乗り込み、裕太さん側の責任者を出せ、と息巻いていたのを

目撃されている。示談交渉の窓口は自分だと言って、裕太さんサイドにも、

その男性の連絡先が提示されたという。

そうした経緯や、事が世間に出る前に示談すべきだという男性の意思に反して

警察署での話しあいの直後に裕太さんが逮捕され、示談金の要求額が、当初の

500万円から1000万円、一時は3000万円まで跳ね上がっていった経緯など(最終的に1500万円になったという)、これまで出ていた情報を考えると、『週刊現代』の

第2弾の内容との整合性が気になるところだ。少なくとも「知人は示談交渉には

一切関与していません」というのは、他の関係者の認識と全く異なるようだ。

 

双方の食い違いの大きなポイントは

『週刊現代』の記事では、警察から返された、事件当時に被害女性が来ていたホテルの制服の写真が掲載され、『週刊文春』の報道がいかに間違っていたかが強調されている。『週刊文春』9月29日号の記事では、他のホテル従業員が制服姿なのに、被害女性が「黒いTシャツにジーパンをはき、エプロンをしていた」と書かれていた。

その意味では、その記述は確かに誤りなのだが、事情は単純だ。そのTシャツに

ジーパンという服装は、8月23日未明にホテルで映画関係者が突然起こされ、

ロビーで騒動になったその時点で、関係者が目撃した被害女性の姿だった。

『週刊現代』の記事にある通り、女性は裕太さんの部屋を出た後、ホテルから

出ており、騒動の時には私服に着替えていたのだろう。

『週刊文春』は関係者への取材で女性の服装を描写したのだが、女性が着替えを

していたことを知らない目撃者の話をもとに、当初から女性がその服装だったと

誤解したと思われる。確かにフロントにいる従業員が一人だけジーパンにTシャツというのは奇妙だから、確認をすればその誤りは防げたはずだ。

ただ、その女性の服装がどうだったのかという問題は、事件全体の骨格に関わる

ような事柄ではない。むしろ前述した8月23日の前橋署での関係者の話しあいに

誰が参加していたかという事実のほうが重要だろう。

『週刊現代』の第1弾の記事で最大のポイントは、女性がどういうふうにして

裕太さんの部屋へ行ったのかという問題だ。二人一緒にエレベーターで上がったと

いう裕太さんの供述内容を、被害女性はきっぱりと否定した。つまり、歯ブラシを

届けてほしいと呼びつけたという当初の警察発表の内容を、裕太さんは供述で否定しているという『週刊文春』などの報道を、もう一度『週刊現代』は否定したわけだ。

ホテルには監視カメラがないとのことなので、真実は当事者二人しか知る由が

ないのだが、この事実がどうかというのは大きなポイントだ。もしこの事件が

起訴されて裁判になっていたら最大の争点になっただろう。私もこれまで、

二人でエレベーターに乗ったという話を認める心証で書いていたから、

この時点でそれを女性が否定したのは少し驚きだった。

もともと警察が発表した説明を、裕太さん側が否定し、その根拠として報じられた

のが供述調書の、二人でエレベーターに乗ったという説明だった。今回、女性は、

裕太さんがそう供述していることを知ったうえで改めて当初の主張を繰り返した

わけで、一般的に言えばそれなりの重みを持つ証言と言える。

性犯罪は密室で行われるものだけに当事者双方の主張が食い違うことはよく指摘

されるが、基本的な事実をめぐってこれだけ双方の言い分が違うとなると、

裁判になったとしても事実認定は大変だったろう。検察が事件にするのは難しいと

不起訴にしたのも、そのあたりの判断からだったかもしれない。

 

裕太さん側の弁護士も『週刊現代』記事にコメント

『週刊現代』は女性の証言を「驚愕のスクープ!」と銘打ち、第1弾の内容を発売と同時にウェブの「現代ビジネス」で紹介し、第2弾発売にあわせて前号の記事を

ウェブで公開するといった大々的なアピールを行っている。「現代ビジネス」の

最初の記事には何千ものコメントがついており、反響の大きさがわかる。

ただ一部で指摘されているのは、コメントの内容を仔細に見ると、掲載側の思惑に

反して、女性の証言に懐疑的な意見が予想外に多いということだ。

つまり『週刊文春』など幾つかの週刊誌が、最初の警察発表に疑問を呈して

報じたことが、一定の影響を及ぼしていると思われるのだ。

多くのコメントが言及しているのはやはり元暴力団の影がちらつくことへの疑念で

あるが、もうひとつ、この女性が週刊誌に登場するという方法で自身の主張を披露

したことへの違和感だった。女性は記事の冒頭で、告白の動機が、裕太さん釈放後に弁護士が発表したコメントへの反発だったことを明かしているのだが、それに異議を呈するのなら通常は違った方法をとるのではないか、いきなり週刊誌で告白という

のでは、売り言葉に買い言葉で、示談したことを否定するものではないか、という

意見だ。それについては、私自身は報道に携わる人間だから、弁護士同士でやりあうのでなく、こうして当事者がメディアに出てきて自分の言葉で証言する方がよいと

いう考えだ。ただ、そこは意見の分かれるところだろう。

この女性の証言を載せた『週刊現代』が発売された直後、裕太さん側の弁護士もコメントを出している。「弁護人の見解としては、平成28年9月9日付の弁護人コメントから変更はありません」というのが基本見解だが、末尾にはこう書かれていた。

「高畑裕太さんについては、逮捕から不起訴釈放に至るまで、連日のように事実誤認を含む報道がされたうえ、すでに大きな社会的制裁を受けております。これ以上の

過剰な報道は慎んでいただきますようお願いいたします」

当初の警察発表に依拠した報道内容が事実と違うという主張は、このコメントでも

繰り返されている。当事者双方が認識の違いを表明した状態だ。

あれだけの大騒動だっただけに、こんなふうに事実がどうだったのかわからない

ままでは、多くの人が釈然としないだろう。しかし、真相がどうだったのかという

究明はもう困難であるかもしれない。

 

裕太さんはぜひ自分の言葉で発言を

事件は法的には一応決着したといえる。ただ、私は、裕太さん本人には、

遅くない時期に何らかの方法で自分の率直な心情を表明してほしいと思う。

表現に関わった人間として、しかもテレビなどに露出した人間として、

やはりそれは求められていると思う。それは社会的責任ということだけでなく、

このまま終息となった場合に最も十字架を背負うことになるのは裕太さんだからと

いう意味でもある。裕太さんは実名報道されたばかりか、顔も知られた存在だから、

今後、何をするにもこの事件がのしかかってくることになる。

 

私も獄中者とのつきあいは多いのだが、出所して社会復帰する時には、例えば姓名を変えるといった検討がなされる。今はネットで検索すると、間違った情報も含めて

過去の情報が簡単に検索できてしまうので、対抗する手段として姓名を変えるという方法が俎上に載るのだが、裕太さんの場合は顔を知られているから、それは意味を

なさない。今後将来にわたって、重たい十字架を背負わなければならないわけだ。

裁判は行われていないのだが、マスコミがそれに代わって裁き、制裁も加えられて

いるのが現実だ。もしそれに対抗する方法があるとしたら、裕太さんが自分の心情を何らかの方法で率直に表明することだと思う。

ただ気になるのは、あの釈放時の裕太さんの表情で、あれは取材陣を威嚇したというより、彼が精神的に追い詰められたゆえだとも思える。今も心療内科に入院したままだというが、現在の苦境を自ら打開するには、周囲のサポートはもちろんだが、

本人のある程度の精神力が必要だ。だから今すぐにとはいかないだろう。しかし、

やはり置かれた状況を打開するには、それに向き合うことが必要だと思う。

この高畑裕太さんの事件の後、慶応大広告研究会の集団レイプ事件が報じられて

いる。また、その前の5月には東大生による集団わいせつ事件もあった、最近、

こういう事件が続いているように見えるのは、恐らく性犯罪をめぐって社会の

意識が変容しつつあることの反映ではないかと思う。既に報道されているように、

次の国会には性犯罪の厳罰化を図る刑法改正案が提出される。

性犯罪をめぐって加害者と被害者の主張が大きく違うことはよくあるのだが、

性犯罪とはどういうものかについて、今は社会全体である種の共通認識が

作られようという過程なのかもしれない。当初、高畑裕太事件をめぐっても、

フェミニストたちの発言がネットにかなり表出した。

この何年か、性犯罪を起こした何人かと接する機会を得ている。『創』8月号に

手記を寄せた元「ヒステリックブルー」のナオキもその一人だ。手記掲載前に

彼の事件を調べていて、被害女性たちの訴えに重たい気持ちにさせられた。

性犯罪は「魂の殺人」とも言われる。精神的な後遺症が残ることがあるからだ。

加害者とされた側がその罪にどう向き合うのか、それも含めて性犯罪を

めぐってはいま、多くの議論をすべきだと思う。

 

 

「まるで別人」高畑裕太が “さわやか短髪” に激変

「すべて捧げた」コント職人と再スタートした "現在地”

配信  週刊女性PRIME

 

 俳優の高畑裕太が、演劇に対してしっかりと向き合っているようだ。元々は

大女優・高畑淳子の息子ということで、芸能界の期待を一身に背負っていた高畑。

しかし2016年8月に強姦致傷容疑で逮捕された後、不起訴になるという騒動が……。

今でも高畑と聞けば当時のニュースを思い出す人も多いだろう。

過去のロン毛姿から短髪爽やかに

 しかし騒動から時がたち、世間の関心も薄れてきたようだが、最近では精力的に

舞台活動を展開している。たとえば、高畑のInstagramでは脚本執筆への苦労や

思いを語り、外見も過去のロン毛から短髪に変えてまるで別人のようにさわやかな

イメージだ。そんな高畑にネット上では 《 落ち着いてかっこよくなったじゃん 》

 《 本格復帰を望む 》との声があがっている。「騒動から2年後、高畑は芸能界への

復帰について質問されると《復帰なんてできませんよ》と強めに否定していました。しかし親しい友人たちから救われたようで、パトカーが通ると《 お迎えがきたぞ 》

などといじられていたようです。騒動が過去のものになりつつある様子が

うかがえました」(芸能ライター)

岩崎う大の「劇団かもめんたる」に出演

 高畑の舞台活動としては、特に岩崎う大の「劇団かもめんたる」に多数出演して

いる。ちなみに「劇団かもめんたる」とは、2013年キングオブコント優勝の

芸人コンビ・かもめんたるが主宰する演劇団だ。今年も2月から公演された

『ゾンビいまさら』に参加している。 「実は高畑は以前から「劇団かもめんたる」のファンだったんです。YouTubeのインタビュー動画などでは、《かもめんたるのコントを見ない週はない》《休みの日は全てかもめんたるに捧げた》と大絶賛のコメントを残しています。また、同郷の岩崎の演出についても、《針の孔に糸を通していく》と表現し、繊細な演出を熱く語っていました」(前出・芸能ライター)

 「劇団かもめんたる」について語る高畑の様子を見た視聴者からは、 《めっちゃ落ち着いて良い人になってる》 《穏やかな語り口調だね》といった声が上がっていました。2021年からは自身の劇団「ハイワイヤ」で主宰・作・演出を担当しており、

かなり真面目に活動しているようだ。2023年に公開された『トラ』は毎ステージほぼ満席となるなど、なかなかの好評具合だ。騒動が起きた当時からは想像できないほど好青年になった高畑は、落ち着いて自分の道を歩み始めているようだ。

これからも、彼の動向も見守っていきたい。

 

 

被害女性の言い分を読んでいると、少し矛盾を感じます。間を閉じるとフラッシュ

バックをするのに、なぜ加害者が保釈されたところを見るのか理解できません。

弁護士に、どうなったのかを聞けば良い事で、TVやネットを見る必要はないなずパンチ!パンチ!

Aさんが示談した後。なぜこんな告白をするのか分かりません。

普通、示談後、弁護士が口外しないように契約書を交わしているはず。

そして、なぜこんなに不安を感じているのかも、正直いまだによくわかりませんと

言われていますが。あの三女があの子の不安などを持って行っているから パンチ!パンチ!

 

Aさんの告白を読んでいると「尾崎豊を思い出します」似ているところが多いです。

一人で抱えたり、なぜか体調不良や不眠症、暴力団関係者など 物申す パンチ!パンチ!パンチ!

 

本当に、「」の編集長が言っていた通り、当事者の2人しか知り得ない事が

多いので、今は、真相は分かりませんが、そのうち分かる時が来るでしょ プンプン おばあちゃん  

占い師の母が「大ごとにはしないように」と言っていたので、必ず守って パンチ!パンチ!パンチ!

 

これからは自分らしく、お母さんに心配かけずに、心身ともに健康で、

自分がしたい仕事をして頑張ってほしいです ニコニコ 虹 

 

あの子が私の後ろに憑き、あの母親が胃のところに(感じる)、あの三女が遠い所から遠隔してコントロールしているのが分かるから、二度とこんな事止めてムキーパンチ!パンチ!パンチ!むかっ

 

 

あまり変わらないので中略します。

 

いつもありがとうございます。

 

最後までお読みいただきありがとうございました 愛飛び出すハート