2019年2月3日 日本史辞典

 

最近汚職事件が頻発して政治家を信用できなくなった人もいるはずです。

しかし、昭和の終わりの時にもこのような汚職事件が起きてしまいました。

今回はそんな『リクルート事件』についてわかりやすく解説していきます。

 

リクルート事件とは?

リクルート事件とは、1988年(昭和63年)から1989年にかけて暴露された

戦後日本における最大の汚職事件のことです。

リクルートとは皆さんご存知就職関係で有名な企業であるあのリクルートです。

このリクルート事件によって当時の竹下登内閣は総辞職。

90年代の自民党の衰退を決定づけ、社会党が躍進するきっかけとなりました。

 

リクルート事件の経緯

①事件のキーポイント!未公開株とは?

未公開株というのは簡単に言うとまだ株式公開していない企業の株のことを言います。

このリクルート事件は、この未公開株を議員にあげた理由で大騒動となったのですが、

未公開株をあげることによってどんなメリットがあるかと言うと、

やっぱりお金を儲ける可能性がとても高いことです。

株というのは株式を上場したらほとんどの確率で価値が上がります。そのため議員は

未公開株をもらうことによって莫大な利益を得る可能性が非常に高くなるのです。

しかし、これはれっきとした賄賂。政治家として一番やってはいけない行為です。

 

②リクルート事件の発端

リクルートの創始者であり、この時のリクルートの社長でもあった江副浩正は、

リクルートが政治家に取り入れられて安定した地位を確立することに必死でした。

「もしかしたら他社に追い越されてしまってリクルートが潰れてしまうかもしれない!」

そう思った彼は1984年から当時の大物政治家や財界の有名人に対して当時まだ未公開だった

リクルート社の子会社であるリクルート・コスモスという会社の株をあげ始めてしまいます。

 

当然この行為は不法なものでバレてしまったら逮捕ものですが、江副さんはこの未公開株の

取り引きを藤波孝生元官房長官をはじめ100人に対して行いました。そして、1986年に

このリクルート・コスモスの株が株式公開され、ついに一般人でも買えるようになりますが、

やっぱりみんなリクルートの子会社なだけあってこの株は人気となり高騰します。

あげた人の株による利益は全部合わせて6億円となる金額だったそうです。

 

③汚職の発覚

これによって利益を得た政治家たちはリクルートに対して有利な方向に進めてくれる

ようになり、江副さんはリクルートの発展を成し遂げるのですが、『悪事千里を走る』

というようにこの悪事は2年後の1988年にスクープされバレてしまいます。

1988年6月18日川崎駅周辺の再開発のためだとして川崎市役所の人に対して

リクルートコスモスの株が譲渡されたということを朝日新聞がスクープ。

これによって連鎖的に政治家に対して疑いの目がかけられるようになります。

その後、マスコミの後追い取材によって、元首相の中曽根康弘、この時の首相でDAIGOの

おじいちゃんでもあった竹下登、のちの首相である宮澤喜一、2018年現在の日本の首相で

ある安倍晋三の父親である安倍晋太郎、渡辺美智雄など約100人の政治家がリクルート・

コスモスの未公開株を譲渡され、利益を得ていた受けていたことが芋ずる式で発覚しました。

もちろんこの人たちは当時の自民党のトップ級の大物政治家たち。

ここまでの汚職は過去例を見ないほどのものでした。

こうなったら社会党をはじめとした野党は猛バッシング。

自民党の政治家や江副さんを尋問させていきます。しかし、江副さんは尋問をなんとか

逃れようとなんと野党の政治家に対しても賄賂を送ろうとします。

しかもその瞬間をとった映像が日本テレビのニュースで全国放送されました。

 

この映像には政治家と江副さんの生々しい賄賂のその現場を隠し撮りした映像

それがお茶の間に流されたというのですから、国民にとったら国民のために

動かなくてはいけない政治家がお金を得るために賄賂を受けているという事態をみて

激しい怒りと政治に対する失望があったことでしょう。

 

リクルート事件の判決の総理の辞職

リクルート事件では江副浩正を始め12人が収賄罪で起訴され、江副さんは執行猶予5年の

懲役3年を始め起訴された人全員が有罪判決を受けました。しかし、大物政治家たちは

みんな不起訴。検察もちゃんと追求することはなくこの事件は終結しました。しかし、不起訴になってもこうなってしまったら辞職せざるを得ないとして1989年竹下登内閣は総辞職。

その後に宇野宗佑が首相に就任しますが、さらにとんでもないことに・・・

この人は女性スキャンダルで総辞職せざるおえない状況になってしまいました。

【補足】

予算案成立後に内閣総辞職することを表明した翌日の4月26日朝に、首相 竹下登の秘書、

青木伊平が手首を切った後にベッドに座り、ネクタイで首を吊って自殺した。

竹下の金庫番といわれた青木の死はリクルート事件による疑惑で追いつめられていた

竹下を救うことになったが、また、竹下の元秘書で参議院議員になっていた

青木幹雄をも助けることになった。それで疑惑追及は打ち切られた。

竹下登は自民党の経世会でアメリカに対して従わなかったということからリクルート事件で

失脚させられました。日本ではアメリカに従わない政治家は政治活動でつまずきます。

特にこの自民党の経世会では様々な人が政治生命が上手くいっていません。

他にはロッキード事件で失脚した田中角栄もそうです。理由はアメリカに反対する

ということで、アメリカciaが後ろで動いて上手く行かなくなるという構造です。

 

リクルート事件による影響

①自民党の衰退とマドンナ旋風

このリクルート事件によって国民は政治家のことを信頼できなくなり、政治不信になって

しまう事態が起きてしまいます。そりゃこんな大規模な賄賂が世にバレたらそうなりますって。

その結果、自民党を支持している人がどんどん減り、自民党はリクルート事件や消費税導入、

農産物の自由化の逆風三点セット、さらに宇野総理の女性スキャンダルも相まって参議院通常

選挙で大敗。公明党などの連立政権を組まなければいけない事態に追い込まれました。

その分、野党であった社会党が躍進していくことになります。この頃の社会党は学生運動や

連合赤軍のせいでイメージが悪くなっていた時でしたが、この自民党の汚職を激しく追求した

ことによって1989年の参議院通常選挙で大勝。

 

この時当時の社会党の党首であった土井たか子はこの事を言った『山が動いた』

流行語になったりしました。さらに翌年の1990年にはマドンナ旋風という現象が起き、

再び勢力を盛り返していくことになります。

 

②政治改革

このリクルート事件以降、政界ではいかに国民に信用されるかというのが

重要テーマとなっていきます。

そのため、1990年代に入ると小選挙区比例代表並立制や政党助成金の創始、

政治家や官僚たちの資産や年収などの公開が親や兄などの一親等まで拡大しました。

また、公職選挙法が改正されて収賄罪のような執行猶予付きの判決を受けても

公職を失職させるという規定が作られいくことになるのです。

 

ロッキード事件との違い

(田中角栄首相とニクソン大統領 出典:Wikipedia

 

同じ戦後の昭和で起こった汚職事件の一つにロッキード事というものがあります。

 

よくリクルート事件と間違えやすい事件ですが、この事件はロッキード社という

飛行機製造会社が日本の航空会社か自社の飛行機を導入してくれるように日本の政治家に

賄賂を贈った事件のことです。

この事件によって田中角栄首相は辞職した上に1983年に懲役4年の実刑判決を受けました。

 

リクルート事件とロッキード事件の違いは、ロッキード事件はふつうに政治家に対して

現金で賄賂を贈ったのに対して、リクルート事件は未公開株を政治家に贈ったという

あげた物が全然違うという大きな違いがあります。

しかしどちらにせよ収賄罪なんですけどね。

 

まとめ

✔ リクルート事件はリクルート社の社長が政治家に対して未公開株を譲渡した賄賂事件のこと。

✔ このリクルート事件によって竹下登は辞任。自民党の信用は地に堕ちてしまった。

✔ その後自民党は参議院選挙で敗北。

 そのかわり社会党が躍進して政治改革へとつながっていった。

✔ ロッキード事件はロッキード社が政治家に対して賄賂を贈った事件。

 リクルート事件はリクルート社が政治家に対して未公開株を譲渡した事件。

 

 

「江副浩正」の死に際とは?晩年や最期(死因)など

分かりやすく解釈 サクッと散り際 【 一部抜粋 】

 

未公開のリクルートコスモス株を有力な政治家へと譲渡。
結果的に自身は逮捕され、竹下内閣は総辞職。
しかし自民党の有力議員にはお咎めなしで事件は収束したことで様々な憶測が飛び交いました。
92年にダイエーに自身の保有株を売却し、個人債務を返済。表舞台から姿を消しました。

「江副浩正」の晩年

2009年に出版した著書にて、自身のリクルート事件を改めて否定。
新規事業として東京を訪れる外国人観光客の短期滞在用の家具付き

サービスアパートメントを展開。立ち上げから2012年までの12年間の実績は

18棟1200室で80%の平均稼働率を誇り、不動産事業で実績を残しています。

 

「江副浩正」の死に様

 

2013年2月8日に駿河台日本大学病院にて永眠しています。76歳のことでした。
リクルート時代に開発を手掛けた岩手県八幡平市安比高原スキー場で

早朝スキーを堪能した帰りに事件は起こりました。
東北新幹線で盛岡から帰京するもホームで突然転倒。床に後頭部を打ち付けてしまいました。
緊急搬送されましたが、既に意識はありませんでした。


検査で硬膜下血腫が判明。意識が戻らず、それが原因となり誤嚥性の肺炎を発症。
死因は肺炎と発表されただけですが、8割がた誤嚥性によるものだと思われます。
 

「江副浩正」の死に様の信憑性

当時の主要紙には、死亡日時と死因の肺炎以外は公表されていませんでした。
もっぱらリクルート事件を回顧した記事ばかりで転倒した事実すら公表されていません。
その後ネットや出版物で江副氏の追悼記事が出始め、死亡までの経緯が明らかになっています。
1月31日当日は、岩手で早朝スキーを堪能し、帰京後東京駅のホームで突然後ろに転倒した

そうです。当日の東京は最高気温が10度を切っていましたが、天気は晴れ。
駅のホームが凍結していて滑って転倒はまずあり得ないでしょう。
新幹線内で缶チューハイ2本分飲酒、アルツハイマーに罹患していたため足腰が弱っており、

何らかの拍子で後ろに重心がかかって転倒などが考えられます。また76歳という年齢から

何もないところでつまづく可能性すらあるため、真実はわからないのが現実でしょう。

100万円入ったボストンバッグを新幹線の網棚に忘れたため、慌てて振り返った際に

足がもつれて転倒したのではないかとも推測できます。
しかしこれもまた推測にしかすぎません。
 

まとめ

 

江副浩正氏は2013年2月8日に帰らぬ人となりました。
転倒直後から硬膜下血腫を発症。処置は施したもの最期まで意識は回復しなかったとされます。
意識が戻らないことで唾液を誤嚥する可能性は飛躍的にあがり、

その時一緒に細菌が肺に入って炎症を起こすのはそう珍しくありません。
2021年に出版された『起業の天才!』で転倒から死去までの新聞には掲載されていない

情報を知ることができるでしょう。
高齢、早朝スキーによる疲労、アルコール、アルツハイマー、大金を車内に忘れた

焦りなどが重なったのが不幸な結末に繋がったように思えました。

 

 

2月22日(木)の東京株式市場で日経平均株価がバブル経済の当時につけた史上最高値を

( 終値3万9098円 )34年ぶりに更新した。欧米で株価上昇が続く中、海外投資家の買いを

原動力に年初からの上げ幅は5600円超に達した。のを知って今回このテーマでUPしました てへぺろ

 

私、高校の修学旅行の帰りに盛岡から新幹線に乗ったこと江副さんの死亡のことで

思い出しましたが、なぜ、江副さんは階段から落ちたのか?リクルート事件も何かおかしい?

占い師の母から、いろんな人に遺言を伝えていると聞いていましたが・・・笑ううさぎ おばあちゃん 虹

 

ご冥福をお祈りいたします。

 

純ちゃんに嫌な事 ( 首や頭を痛くしない、咳込まさない、口臭も持って来ないで、

体を動かしにくくしないで、転ばさないで ) をしてくるの止めて。 ムキー 爆弾 パンチ!

 

【ボートゲームの禁じ手】を使わないで!

いくつかのゲームには、ルールで定められた禁じ手が存在する。

禁じ手を打った(指した)場合、即座に負けとなるのが一般的である。

スポーツやゲームのように明確な規制で禁じられたものではなく、

「使うべきではない」とされる手法についても「禁じ手」と呼ばれることがある。

 

※このルールを違反した時点で、ゲームオーバー及びゲームアウト!その技術を使わないで!

 

本当に、人に迷惑がかかる言動行動は止めて。

人に体調不良やネガティブな感情を持って来ないで。口臭も。咳込まさないで。

人の後ろに憑かないで、憑依しないで。心を読まないで、言ってこないで プンプンパンチ!

思考低下させないで、胸にもモヤモヤさせないで、情報を吸い上げないで。トイレ関係も。

言葉使いが乱暴。人をバッサリ言葉で切らないで。深夜に連絡してこないで 物申すパンチ!

仕事の邪魔をしないで。記憶障害にしないで。目の錯覚、頭をボーっとさせないで。

人の感情やパワーを抑えないで、持って来ないで。口のろれつが回らないようにしないで!

頬を麻痺させない!唇を痺れさせないで!卑猥な言葉を言ってこないで、言わさないで!

水晶を使って人を脅してこないで!個人情報保護法、プライバシー侵害しないで!

その力、仕事以外に使わないで!人の為に使って、決して悪いように使わないで ムキー パンチ!

全責任は、お母さん達に取ってもらう。

あの弟、人のPCやスマホにハッカーになって侵入してこないで、エラーが出たので止めて パンチ!むかっ

 

3つの約束やルール、個人的に約束した事、日本の常識は必ず守って。みんなに対して パンチ!パンチ!パンチ!

( 私の言うことを聞く・命関係は打ち止め・引退関係・契約書など、反故にしない )

 

 

いつもありがとうございます。

 

最後までお読みいただきありがとうございます 愛飛び出すハート