かきつばた | + つれづれ in タイ・バンコク +

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つれづれなるままに。

2014年04月からタイ・バンコクに移住しています。
しごとは現地採用、1人暮らしです。
遊園地でも旅行でも1人でどこでも行けちゃう派。
でもインドア。手広くちょっぴりオタクです。

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千駄ヶ谷にある国立能楽堂に、七月定例公演の能と狂言を観に行ってきました♪
初!能楽堂。
初!能。
初!大蔵流の狂言。
和泉流の野村万作さんが出ている狂言は何度か観ていたのだけれど、都会的な和泉流に比べると大蔵流は古拙な味わいがあると聞いていたので、すっごい楽しみにしてたのです♪
…楽しみにしてた割には、開演30分前までバイトしてたけど(;_;)

狂言は「瓜盗人」というお話。
瓜泥棒をこらしめようと、畑主がある策を案じ、まんまとその策に引っかかる泥棒のコミカルさが本当に面白い!
絶妙な間の取り方とか、すごく好き。うっかり爆笑しちゃいました☆

能は「杜若」というお話。
このタイトルで気付くかも分からないけど、『伊勢物語』を元とした在原業平にまつわるお話です。
「かきつばた」の5文字を句の頭文字にして旅の心を詠め、というお題に対して、「から衣着つつなれにしつましあればはるばるきぬる旅をしぞ思ふ」という歌を詠んだ業平。そんな業平縁の地で、老僧の前に現れた杜若の精が業平の悲しい恋の話を聞かせるのです。
どうでもよいんだけど、シテ(主役、って言えばよいのかしら…)の方が「今井清隆」さんという方で、一瞬「ジャン・バルジャン」…!?と思ったけど、ただたんに同姓同名なだけだった(笑)

能って何だか難しそうだな~なんて思ってたのですが、じっさいは…難しかったです。狂言のがぜったいに分かりやすいし馴染みやすい。
でもでも、実は能の進行に合わせてセリフや簡単な説明を表示してくれる電子ボードがそれぞれの客席に1つずつ無料で用意されているので、まったく問題なく楽しめました☆
あと、隣の席に座っていたピーターさんとかいうおっちゃんと私も話したくらい、外国人のお客さんがたくさんいらしてて、ボードも英語対応されてたー。途中から英語表示にして遊んでいたら、物語においてきぼり食らったのはヒミツです。

建物自体もキレイだし、中庭は美しいし(写真)、受付のお姉さんは優しいしv、国立能楽堂はとっても心地よい場所でした。
またぜひ行きたい~♪

定例公演だとチケットも大分安いので、みなさまご一緒にいかがです?(笑)