【映画】妖怪大戦争 | + つれづれ in タイ・バンコク +

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つれづれなるままに。

2014年04月からタイ・バンコクに移住しています。
しごとは現地採用、1人暮らしです。
遊園地でも旅行でも1人でどこでも行けちゃう派。
でもインドア。手広くちょっぴりオタクです。

妖怪大戦争 見ました。ずっと見たかったんです、コレ。


何ていうか、鬼太郎ファンなら多分楽しめること間違いなし!

思っていた以上によかったです。もうちょっと、ナめてかかってました。


もう、超っ羨ましいタダシくん!だって、だって、カラスの力で空を飛ぶんだよ!:鬼太郎が、何羽ものカラスがくわえた紐に座って空を移動してたんです)あれ、本当に昔やりたかったんだよ!でもカラスがなかなか捕まらなくてねえ。

あとね、一反木綿にも乗っちゃうの!あれも羨ましい!一反も木綿なんてないから、一反木綿似のキャラ・トレッパー(:『おばけのホーリー』という昔のNHK10分アニメに出てくるトイレットペーパーのおばけ)なら出来るんじゃないかと思って、トイレットペーパーを出せるだけ出してまたいでみたりしたのになかなか飛ばない上に滅茶苦茶怒られてねえ。

・・・ろくな幼少時代送ってないな、私。(でも魔女宅を見て箒で空を飛べるんじゃないかとみんな一度は同じような経験をしてるハズだ!)

何ていうか、この映画でそんな夢が叶えられそうな気がしてきました。頑張る!


残念ながら、私はそんなに妖怪には明るくない方なので、パッと見て「これは××と言う妖怪!」て分からなかったのが何より悔しい。一時期流行ったキーホルダーにもなっちゃう辞典シリーズの妖怪辞典をランドセルにつけて歩いてたから有名どころは分かるんだけど、そんなんじゃ全然歯が立ちませんでした。でも、それも逆に気持ちがいい!本当に、妖怪への只ならぬこだわりを感じます。さすがプロデュースメンバーがメンバーだけのことはあります。

ネタとかオチも、すんごい凝ってるの!え、あれ伏線だったの?みたいなのもあったりして。

キャストもこれまた豪華な上にハマリ役だし。3000人のエキストラ出演というところも圧倒されました。


あとね、笑いにも事欠かないです。

夏休みなだけに子どももたくさんいたんだけど、しっかり笑いのツボは押さえてたようです。もちろん私も大爆笑。たまに、子どもたちとは違う笑いのツボもあったりして、歳を感じた反面ちょっとしたお得感も味わえました。

いや、でも本当に笑えました。素で面白い。


笑いもしっかりあったその一方で、きちんと考えさせられる部分もありました。

そうなんだよね、人間は身勝手すぎるんだよね、と。妖怪と人間の共存とか、自然破壊とか、物を大切にしないとか、私がどうこう言うより鬼太郎でもこれをテーマにした話は結構あったし、何より映画を1回見た方が納得いくんじゃないかと思う。


大人だってもちろん楽しめるし、色々考えさせられるステキな映画だったけど、何よりも子どもたちに見て欲しいと思う映画でした。大人も子どもも純粋に楽しめる映画って本当に素晴らしいことじゃないかな。


でも、最後はとても悲しくなりました。

そうか、いつの間に私も大人になっちゃってたんだなーって。

妖怪に、会いたいな。