こんにちは! 今回から本格的に旅行記を書いていきます!

いつまで掛かるかわかりませんが(笑)、よろしくお願いします!

 

まずは事前にどんなことを準備したのか、まとめていきます!

  1. 航空券手配
  2. WDWのホテル
  3. WDW以外のホテル手配
  4. パーク等チケット手配
  5. その他移動手段手配
  6. 食料・飲料手配
  7. WDWレストランチェック・予約
  8. 通信手段確保
  9. パスポート・ESTA手配
  10. 時差ボケ解消アプリ入力
とりあえずこの記事では航空券手配について書いていきますね。
 

 航空券検索方法

まずは飛行機を決めないとですよね。

コロナ前より値上がりしたなと一番感じたのが航空券で、コロナ前なら日系でも10万円台前半、米系で安ければ普通に10万円以下で見つかったのに、この時は米系でも普通に検索すると東京オーランド単純往復で20万は切らない感じになってて(秋以降は安めなのもあったけど、この時期に休む必要があったので)。

 

最初はマイルで行こうと思ったのですが、JALのマイルしかそれなりの量なかったので選択肢はJALかアメリカン航空で、アメリカンは空きが全然なかったのでJALとなると普通に燃油サーチャージが取られるので全然マイルのお得感がなくて… 今回はアメリカ周遊で考えていたので、マイルで国際線区間しか取れないと、別に取る米国内線区間で普通に5万とか掛かるので、さすがに全部有償で取った方が良いだろうと。

 

さすがに単純往復に20万は気持ちとして受け入れられなかったので(笑)、色々試行錯誤してなるべく安くなるようにしました!

試行錯誤の仕方はかなり複雑で正直再現不可なので省略しますが、検索で活用したのは基本的にGoogleフライト(実際の購入はアメリカン航空の公式サイト→うまく決済できず一度hold機能を使ってholdして電話で決済)。

さらに細かく調べる時にはita software by Googleも使いましたが、これは完全に業務向けのサイトなので普通に使う分にはGoogleフライトがおすすめです。
また一部界隈では有名なExpertFlyerもこの時期は課金して、特典航空券の空きや運賃タリフ(計算規則が書かれている)の検索、購入後はシートマップで座席指定の空き状況(本当に埋まっているのか、ブロックされてるだけで本当は空いている席なのかがわかる)で使いましたが、これも航空運賃に詳しい人向けなので、こういうのもあるよ程度で。
ちなみに突き詰めていくとita softwareだと空席ありで出てくる運賃・経路がアメリカン航空の公式サイトだと出てこなくて、こういう時普通は公式サイトの検索性能の問題なので電話でお願いしたりするのですが、今回の運賃計算は規則には反していなくても人間の感覚的にはかなり無理があって、システムだから発券してくれるような感じでてへぺろ、電話で修正をお願いしてもむしろ高い運賃に再計算される可能性が高かったので、大人しく公式サイトで出てくる範囲の運賃・経路で妥協しましたニヤリ
 

 航空券の経路

行き先はニューヨーク(ブロードウェイ)とオーランド(WDW)は絶対行きたかったのですが、途中から帰りロサンゼルス経由にしないとどうやっても安くならないことに気付いて、それであればDLRもちょっと行こうと。
さらにオーランドとロサンゼルスの間に(DFW以外の)乗り継ぎを挟まないと安くならないことがわかって、それであればちょうど行ってみたかったラスベガスにも1泊することに。
 
それで結局航空券の経路は
HND-[DFW]-LGA//MCO-[DFW]-LAS-LAX-HND(メインの航空券)とLGA-[MIA]-MCO(別切り航空券)
ということに。このうちの[]でくくったDFWとMIAは単純に経由地で、空港の外には出ていません。
(HND:羽田、DFW:ダラス・フォートワース、LGA:ラガーディア(ニューヨーク)、MCO:オーランド、LAS:ラスベガス、LAX:ロサンゼルス、MIA:マイアミ)
実はこのメインの航空券、運賃計算上はHND-DFW-LGA//MCO-DFW-LAS-LAXまでで往路、最後のLAX-HNDが復路の東京ロサンゼルス往復航空券になってますびっくり
いないとは思いますが、国際線航空運賃に詳しくなりたい人は、総合旅行業務取扱管理者試験という試験のテキストを買って海外旅行実務の章を読むのが一番手っ取り早いです(少なくともこの章は海外旅行好きであれば航空券以外もためになる内容です、私は高校の時に趣味で取りました)。

 

本当はMCO-DFWも別切りにすると数十ドル安くなったのだけど、乗ろうとしていたアメリカン航空は大分前から別々の航空券だと荷物を通しで引き受けないことになっていて、この場合MCO-DFWとDFW-LASを別々に買ってしまうとDFWで預け入れ手荷物を受け取る必要が出てきて、手間も掛かるしMCO-DFWが遅れた時にちゃんと対応してもらえない恐れもあるので、別切りはリスクもないしそもそも組み込めなかったLGA-MIA-MCOだけに留めました。
 

 航空会社

航空会社は最初は縛らずに調べていましたが、途中で一番安い運賃が出たアメリカン航空にして、別切り区間も含めてアメリカンで揃えました。
航空券単体で考えると別切り区間はjetblueあたりにすればそもそもMIAを経由する必要もなくLGA-MCO直行便があるし、運賃も数千円は安くなるんですが、私の場合JALの上級会員(今は平JGCです)なので、提携しているアメリカンに乗ると米国内線航空券でも預け入れ荷物が無料なんです(豆知識ですが国際線とセットでない米国内線だけの航空券は、LCCでなくとも預け入れ荷物は基本有料[1つ目30ドル、増えると単価割増]です)。
また米国内線でアメリカン、ユナイテッド、デルタ、アラスカ以外の会社は全てLCCと言って良く、機内持ち込み手荷物にも厳しいので…(今回はパッキングしたらスーツケースに荷物が入りきらず[主に食料のせい]、一部を昔DLPに行った時に割引で買った小さくなるボストンバッグに詰めて機内持ち込み手荷物としたので、LCCだと追加課金が必要になっていた)。
 
ただ実はANAも上級会員(こちらも今は平SFC)なのでユナイテッドでも同様の特典が得られ、さらにユナイテッドのNYCでの拠点であるEWR(ニューアーク、厳密にはニュージャージー州ですが)からMCOには直行便もあるので、ニューヨークからオーランドはユナイテッドでも良かったのですが、結局アメリカンにしました。というのも…
 

 アメリカンならではの特典(他社上級会員)

ユナイテッドにはなくてアメリカンにはある特典がいくつかあって、アメリカンの場合は自社上級会員より優遇してくれてる部分もあったりするんです…!

●座席指定

はじめに大きいのは座席指定で、最近は日系含めどこの会社も国際線の非常口座席や前方席は課金制となっていますが、米系は基本的に札束ビンタの世界観なのでえーん、国内線でも容赦なく非常口座席も前方席も基本有料ですし、非常口座席以外の前方席は少しシートピッチ(前のシートとの間隔のこと、平たく言うと座った時のひざとシートとの隙間)を広げて、非常口座席含めて普通のエコノミーと名前を変えて若干サービスも変えていたりします(アメリカン:メインキャビンエクストラ、ユナイテッド:エコノミープラス)。

これがアメリカンだと自社上級会員だけでなくJAL含む他社上級会員(ワンワールドサファイア以上)には無料開放してくれているのです!

ユナイテッドは自社上級会員には無料開放しているのですが、他社(ANAなどスターアライアンスゴールド)上級会員には開放していなくて…

やっぱり長距離路線だと足元の広さで大分快適度が変わるので少なくとも日本アメリカ線は足元広い席にしたいところで、これがアメリカンを選んだ1つ目の理由です。私の場合は日米線に限らず全区間非常口座席を指定しました。

 

●ベーシックエコノミー

さらに米国内線で一番安い運賃体系であるベーシックエコノミーの場合(米系航空会社はエコノミーより下のランクがあるのです)、ユナイテッドの場合ステータス関係なく事前座席指定不可で当日勝手に決められるのですが、アメリカンの場合は自社他社問わずステータスがあれば普通のエコノミーと変わらず座席指定が可能で、普通に空いていればメインキャビンエクストラも無料で選択可能。

似た話でユナイテッドのベーシックエコノミーだと機内持ち込み手荷物もステータスがないと制限されるのですが、アメリカンはそもそもこの規定がなくステータスのないベーシックエコノミー利用者でも機内持ち込み手荷物規定は通常のエコノミーと同様です(規定サイズ以下のcarry on1個+それより小さい規定サイズ以下のpersonal item1個)。

 

●ラウンジ

最後にラウンジについて。米国では歴史的経緯から、自社会員の場合無制限のラウンジ利用は年会費を払ったラウンジの会員(アメリカンの場合Admirals Club Membership、United Club Membership)にだけ認めていて、自社上級会員でも課金せずの利用は国際線出発または乗り継ぎの場合のみと、かなり限定しています(その分年会費を割引したり、ラウンジ1回無料券をバラまいたりしているようですが)。それに対して他社上級会員の場合は、一般的にアライアンス間では相互のラウンジ使用を認めているこどあって、特に年会費払わず米国内線でもラウンジ使用が可能です!照れ

まぁ自社上級会員を制限している理由は制限しないと人が溢れるからだと思うので、他社上級会員であればそう頻繁に使わないだろうという判断なのでしょう。

 

これだけであればアメリカンもユナイテッドも変わらないのですが、この2社の違いは使えるラウンジの幅広さです!

日本の場合、国際線のラウンジは平上級会員やビジネスクラス利用者が使えるラウンジ(JAL:サクララウンジ、ANA:ANAラウンジ)と、上級会員の中でもかなり使っている人とファーストクラスの利用者が使えるラウンジ(JAL:ファーストクラスラウンジ、ANA:スイートラウンジ)があるのですが、米国の場合はニューヨークなど特殊な空港(ニューヨークの場合超ドル箱のニューヨーク-ロンドン線がある)を除いてラウンジは一種類しかなかったのですが、最近になってそれが変わってきました。

アメリカンの場合Admirals Clubに対してFlagship Lounge、ユナイテッドの場合United Clubに対してUnited Polaris Loungeというのができて、各社年会費を払った会員は入れていない対象者を絞ったラウンジなのですが、アメリカンは自社上級会員でも国際線出発か乗り継ぎの場合しか利用を認めていないのに対し、他社上級会員にはこれまた大盤振る舞いで米国内線でも利用を認めてくれているのですおねがい

ユナイテッドの場合は上級会員自体入れず国際線ビジネスクラス以上の利用者だけしか入れないので、普段は存在しないものと考えた方が良いですね笑い泣き 一応Polaris Loungeも使ったことあって確かにそれまでのアメリカとは思えない良いラウンジだったのですが、Flagship Loungeもそれまでのアメリカのラウンジより全然良いので…

というわけで今回はFlagship Loungeを大いに活用させてもらいました! 旅行記進む中でFlagship Loungeについてもコメントしたいと思います。

 

 (注意)米系航空会社における非常口座席

ちなみに非常口座席の話題が出たので一つ注意喚起したいことがあって、米系航空会社は非常口座席に座る人間の義務に対して、日本とは比べ物にならないくらい非常に厳格かつ厳密です(FAAからの指示によるものでしょうが)。

そもそもですが非常口座席は合衆国連邦規則により、緊急時に非常口の操作や客室乗務員からの指示について理解し、その実行を自ら希望する旅客のみが座ることを認められています。

それを担保するために搭乗口では非常口座席を予約した人間は搭乗券の読み取りが必ず一度はねられるようになっていて、確実に地上係員から「Are you willing to assist in case of an emergency?」と聞かれますし、ちゃんと答えられないとその段階で座席変更させられます。willingというのが大事で、手伝う意志がない人間は絶対に座るなという厳格さを表していますね。

さらに搭乗すると日系ではやさしく「非常口座席なのでお手伝いして頂けますか?」と聞かれますが、米系では一人一人やさしく聞くことはせず、搭乗口で一度確認しているとはいえ、安全ビデオorデモンストレーション(米国内線は安全ビデオ用のモニターすら全くないことも多く、LCCでなくても客室乗務員が普通にデモンストレーションしている)の前に必ず、非常口座席に座っている全員が一度必ずヘッドホンを外し、一人ずつ非常時に手伝う意志を発声して表明することを求められます。

これはジェスチャーや頷きによる表明だと「Verbally」と言われてやり直しとなるほどの厳密さです。

 

実際私はこの旅行で8区間アメリカン航空のフライトに乗りましたがこの一斉に意志表明を求められる儀式は米国内線では必ずありましたし、国際線でも個別に聞かれ、日本人の客室乗務員でも必ず英語で質問され英語で回答する必要がありました。

英語があんまりできないからといって米系航空会社に乗っちゃいけないとは全然思いませんが、事実として米国は航空保安に関すること(あと入国審査も…)はめちゃくちゃ厳格なので、米系航空会社の非常口座席に関しては、自信がない場合は座らない方が良いと思います(私も英語ネイティブではないので何を言われても即時に100%わかるとは言えませんが、聞かれたことに自信を持ってYesと言うことはできますし、航空保安に関する意識も一般のアメリカ人よりは高いと思っているので)。

このブログを読んでいる人でそんな人はいないかとは思いますが、同行者等で「俺は偉いんだ、無礼だぞ」的感覚の人が米系航空会社に乗って非常口座席に座ってしまうと扱いに非常に気分を害するでしょうが、航空会社としても明らかに迷惑な客なので、お互いのために非常口座席の予約は阻止しましょうえーん

 

ちなみに日本発の場合は日本の空港でのチェックインの際も必ず確認することになっているようで、私の場合も羽田の地上係員(日本人)からわざわざ英語で確認がありました。ひどい場合は日本人同士なのにそれ以降全ての会話が英語ということもあるらしいですが、さすがに私の時は日本語に戻りました(笑)

 

 

準備①から長々と書いてしまいましたが、全項目こんなに長いと全く進まないのと、そもそもそこまで書くことがないので、次からは巻いていこうと思います!ウインク