幸せのがんもん橋 (羽咋郡志賀町富来牛下) | 手当次第

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気になる所にいってみる

以前にこおろぎ橋あやとりはしなどを紹介した石川県へのツーリング。

2日目の朝に立ち寄ったのが岩場が広がる海岸線で知られる巌門。

 

といっても休憩のために停まっただけですぐに出発するつもりだったのだが、看板を見ていたら地図の中に「幸せのがんもん橋」と「不動橋」という記載を見つけたので念のため立ち寄ってみた、という次第。

 

詳しい地図で見る

 

巌門の案内看板。このサイズだと見づらいが右の地図の中に橋の表記がある。

巌門の案内看板

 

ということで園地の中にある「幸せのがんもん橋」へ向かう。

駐車場からは歩いて5分ほど。

 

見えてきた橋の姿は上路式の吊床版橋だった。

幸せのがんもん橋遠景

 

北から。吊床版構造なので歩道部分はほぼフラットになっている。

幸せのがんもん橋北詰から

 

正対するとすっきりしたなんの変哲もない橋である。

幸せのがんもん橋に正対

 

橋は日本海が入り込んだ谷の上に架かっており、眼下には岩場や遊覧船乗り場が見える。

幸せのがんもん橋からの眺め

 

岩場には小さな橋も架かっていたが、流石にこれは見に行かなかった。

岩場に架かる橋

 

あ、でもあそこに行けば下から幸せのがんもん橋を見ることができたな。

ちょっと後悔。

 

渡って、南側から。うーん、前にも書いたけどこの方式はホントに大丈夫なのかなんか不安になる。

南からの幸せのがんもん橋

 

こうして見ると吊材は数が多くて結構ゴツい。

幸せのがんもん橋の吊材

 

傍らには解説板があり、土木学会田中賞を受賞しているとのこと。賞のプレートは探したけど見つけられなかった。

 

私が他に見たことがある吊床版橋はのぞみ橋潮騒橋ぐらいだがどちらも田中賞を受賞している。

あんまり数がない形式なのにこれだけ受賞していると田中さんは吊床版フェチなのか、吊床版からカネでも貰ってるんじゃないか(意味不明)と疑いたくなる(もちろん由来となった橋梁技術者の田中豊氏はずっと以前に亡くなられている)。

 

実際にはこの形式が橋梁業界ではアツい、ということなんだろう。しらんけど。

銘板は「幸せのがんもん橋 Siawase no Ganmon Bridge」「平成13年10月架」が2枚ずつ。

幸せのがんもん橋の銘板

 

細かいツッコミどころとして橋名板ではローマ字でSiawase no~と発音そのままだが、解説板のタイトルではGanmon Bridge of Happinessと英訳風になっている。だからなんだって話だが気になったので。

 

橋名は「地元の小学校の児童から寄せられた候補の中から決定したもの」とのこと。

個人的にはシンプルに「巌門橋」でよかったんじゃないかと思うが、急に橋の名前考えろなんて無茶振りされた地元の小学生にもちょっと同情する。

 

ちなみに橋の側面の銘板には巌門園地園路橋というもっとハードな名称が書かれていた。

幸せのがんもん橋の銘板

 

あ、もう一つ看板に載っていた不動橋はこんなんでした。載せなくてよくない?

不動橋