初瀬橋や笹間川ダムへ行こうと新初瀬橋を渡っているとき、下流に吊り橋が見えた気がしたので帰りに寄ってみました。
新初瀬橋手前から笹間川の川辺へ降りていくと茶畑があり、その奥に橋の主塔が見える。
一応茶畑の脇から橋まで砂利道が続いており、車を停められるスペースもあるのだが、自由に通っていい場所なのかよくわからない。
この日は誰もいなかったが、畑に人が居たらガン見されるかもしれないのでそのつもりでさわやかな笑顔の練習をしておこう。
橋のたもと。主塔は金属の円柱製のシンプルなもの。
ある程度予想はしていたが、やはり関係者以外通行禁止だった。
仏教的に考えればこの世界にそれ自体で独立して存在するものはなく全ては相互の関係によって成り立っているのであるから、当然私とこの橋もある関係によって結ばれてここで出会っており、私がこの橋の関係者として通行する権利を擁するのは明らかだが、この日は彼岸へと渡ることなく橋を観察するに留めた。
御託はともかく、注意書きの「一度に3名以上渡らないで下さい」(=同時は2名まで)というのは、しっかり整備されていそうな見た目の割にだいぶ控えめに感じる。
設置の許可受者は中部電力で、静岡の山間部で見かける設備保安用の吊り橋だと思われるが、衛星写真で見ても対岸に鉄塔などは見えずどこへ向かうためのものなのかナゾだ。
床は木。
多分渡っていれば結構な揺れが楽しめたのではないかと想像する。
主塔や注意書き、許可標識を見ても橋の名称や建設年は見当たらなかった。
最後に、振り返って橋のたもとから新初瀬橋を見る。