大井川支流の笹間川ダム近くに架かる初瀬橋です。
初瀬橋は県道63号線の旧道にあたり、現在は下流側に新初瀬橋と初瀬トンネルにその座を譲っている。
訪問時はダムの横を通って北側からアプローチしたのだが、橋の手前に通行止めの看板が置かれていた。
始めはそんなに橋の状態が悪いのかな?と思い、どうしようかと辺りを見回したらすぐに通行止めの理由が分かった。
橋の少し先で道路脇の斜面がガッツリ崩落して不通になっていた。
見た感じそれほど長い年月が経っている様子でもなさそうなので、夏以降のどこかの豪雨によるものだろうか。
ともかく理由がわかったので気兼ねなく橋を見ることができる。
北詰から。草の生え方に旧道感がある。
コンクリの固まりといった感じの初瀬橋の武骨な親柱。
建設年は「昭和三十三年七月竣功」となっていた。
南側下流から。上路式のトラス橋だ。
本当はもう少し先(西側)へ進んだところからだと全体がもっとよく見えたはずだが、土砂崩れに近づくことになるので自重した。
北側の道からも絶妙に木が邪魔…。
橋の上から下流側を望む。向こうに見えるのが現道の新初瀬橋(平成十三年九月完成)。
道路が修復されたらもう一度訪れてみたいが、なんとなくこのまま放置されそうな雰囲気も感じる…。