大野の町と対岸を結ぶ大野橋です。
右岸下流側から。手前の橋は電線かなにかを通していると思われる。
車道の下のトラス桁から斜めに張り出した支柱で歩道部分を支えている。
左岸から。奥には三河大野駅が見える。
左岸上流から。とりあえずここが一番マシに見えるかな。
すぐ下流には豊川用水の取水を行う大野頭首工があるので、この辺りの水かさは深い。
上流を望む。
下の川は現在では宇連川と呼ばれるが、大野橋の銘板では三輪川となっていた。
同時期に建設された下流の内金橋でも同様の表記が見られ、宇連川へ改称されたのは昭和41年頃らしい。
あ、大野橋は「昭和三十二年五月架換」。
以下、橋の背景はいつも拝見させていただいている「東三河を歩こう」さんを参考というかほぼ引き写しました。
銘板に架換とある通り、現在の大野橋は大正12年に建設された先代の橋を架け替えたもの。
先代は三河大野駅の開業に合わせて造られたという。
ちなみにその親柱は近くの小学校のグランド横駐車場入り口に保存されているようだ。
それ以前はすぐ上流に橋爪橋がかかっていたそうで、言われてみると若干不自然な感じのするところがあったが、あれが橋の名残なのかな。
桐谷の不動滝では江戸時代に渡し舟があったという話も見たので、この辺りでは昔から大野を中心に交通の需要があったのだろう。