御柱祭で有名な 諏訪大社
始めて訪れるＣｉｅｌは 友人に伴って ついてゆく格好になった
今回選んだ旅館は『 しんゆ』
決め手は 旅館のバスでガイドを含めて 諏訪四社巡りをしてくれることだった
荷物を旅館で預け ガイドバスに乗り込み
旅館を挟んで 北と南に２つずつある社（やしろ）を巡ることができる
Ｃｉｅｌたちは 二社ずつ 二日に分けてみて回ることにした
今日は上社と呼ばれる二社（諏訪大社（本宮）と 前宮）を訪れた
最初に訪れたのは 前宮と呼ばれる 質素なたたずまいの社だった
御柱が四方に建てられ 社を囲う
雨風と山の靄が 幻想的で簡素な神社には心を静める何かを感じた
辺りは薄暗く 人もガイドの男性と我々三人のお客以外他にいない
前宮のいわれは ひととおり把握したが
私自身 そういうことより その場で感じるものが大事だと思っていた
ある方の本に寄ると 雨は 土地と空気を浄化する・・・と言った
浄化されるために いつもそこを参りに訪れると そのとき雨が降る
まさしく Ｃｉｅｌたちもそうだった
神様や龍神に招かれたかのように 参拝のとき ひときわ雨が降り出した
雨音が天のパワーが音をなして 落ちてくるといった雰囲気だった
願い事は 声を出して唱えるという
二礼二拝 最後に一礼をする
私はこれまでの戒めを正し これからの行動と努力を見ていて欲しいと 神に誓った
ガイドのお兄さんが 珍しいものを見たと我々に告げた
それは この時間にガイドをしながら 一度も灯篭の灯りが点る瞬間を見たことがないということだった
午後三時過ぎの出来事だったのだ
灯篭は 夕方のうす暗くなりかけたころに灯るのが一般的だ
安直だが そのことは奇跡だと解釈した
神様が 私たちを迎えてくれたのだと そう信じたのだった
一番質素ながら 印象深い 社は 前宮だったのかもしれない
それから 諏訪大社（本宮）を見学した
この大社には 本殿がない
古来は 拝殿や社で 拝むというのではなかったのだ
前者前宮とは まったく異なる 手の良く入れられた立派な大社であった
温泉水で手と口を清め
御柱の説明を詳しく聞いた後 ２つの入口と鳥居をくぐり
詳細な説明を聞いた
家紋（社紋）の話、 相撲と大社との関係など わかりやすく短時間にいろいろなことを教えて貰った
また敷地内には 最近作られたばかりの土俵を見ることができた
長い回廊を歩く時 心が晴れやかな気持ちになった
本宮のパワースポットはここなのかもしれない
奥の幣拝殿では 雅楽の演奏がなされていて
祈祷が行なわれていた
その横で 柏手を打ち もう一度神様に私たちは頭を下げた
願い事は多くを語らず 前宮と同じことを願った
そのあと 翡翠のおみくじを引いた
翡翠の大きさや色は 各々違っていた
Ｃｉｅｌの引いたおみくじは
なるほど・・・
末吉と書かれていつつも 良き言葉が記されていた
次第次第に運が開けて幸福になる運
・・・・・・・・・
欲張って一足とびにことをなさんとせず
時期を見ながらながく望みを達すること と書いてある
日々精進し しかるべき時を待てという示唆であった
翡翠は手元に持ち歩こう・・・ジュエリーの道にも通じますようにとの思いを込めて