さて。
マドリッドに寄ったのには、目的があった。
『ゲルニカ』を観ること
「プラド美術館」で、『裸のマハ』を観ること
相方の『着衣のマハ』は、現在来日中(東京上野・国立西洋美術館)なので
並んでのマハを眺めることが出来ないけれども。
先日、西洋美術館で着衣の方をみてきたPonkoとしてはハズせない。
さて、その前に腹ごしらえ。
Hostalには朝食がついてなかったのでネ。
スペイン人が朝好んで食べる・・といわれている
チューロスとチョコラーテ(飲み物)を
ただしPonkoは、コーヒーをチョイス。
多分チョコラーテタがめちゃくちゃ甘いだろうと予想してのことだったが、
旅友Yが注文したそれを飲んでみて・・・やっぱり甘かった
さて、向ったのは
「ソフィア王妃芸術センター(Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofia)」。
ここに、ピカソが描いた『ゲルニカ』があるのだ。
建物は石造りで、いかにもヨーロッパ的だが
両側に今風のスケルトンエレベーターがついてるこれがソフィア王妃芸術センター。
この日は日曜日。日曜日はこの美術館、タダなんである。
ピカソもそうだが、ダリやミロなど近現代芸術家の作品が豊富に揃っている。
『ゲルニカ』は言わずと知れたパブロ・ピカソの有名な作品。
ゲルニカとは、スペインの北部、バスク地方にある街の名前だが、
1937年に、ドイツから空爆を受けた街である。
時はスペイン内戦。共和国政府軍と反政府軍との戦いだ。
ゲルニカは共和国政府側にとって、次々に占領されつつあったバスク地方で残った
大切な街だったのだが、だからこそ反政府軍は、ドイツのヒトラーに頼み
その街、ゲルニカを空爆させたといわれる。
カタルーニャ州のバルセロナで過ごしたことのあるピカソは、パリでこの空爆を知る。
カタルーニャ州が共和国政府軍の側だったためか、彼はこのことにひどく心を痛め
多数の市民が巻き添えになって死んだこの街の様子を描いた。
『ゲルニカ』含め、ピカソの作品はどれも写真撮影が禁じられていた。
『ゲルニカ』。“けっこう大きい”と聞いていたが、本当に大きい画だった。
壁の反対側には、彼の愛人で写真家でもあったドラが撮影した、製作過程の写真もある。
画を眺めながら、この映画のこと(これ→★★★ )を思い出したりした。
さて。
「ソフィア王妃芸術センター(Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofia)」を
堪能した後は、アトーチャ通りを西へ。マグダレナ通りにはいり、
立派な「サン・イシドロ教会」を眺めてから・・・
北へ、マヨール広場へ向う。
日曜日のお昼。広場はクリスマス市の真っ最中。
そのマヨール広場を出たところにある、「メソン・デル・チャンピニョン(Meson del Champinon)」
もぅ看板に日本語で「マッシユルーム」と書いてあるので、
日本人もよく来るのね?ってことが分かる。
しかしこの、しいたけほどの大きさもある、しまった肉の香り豊かなマッシュルームに、
たっぷりのオリーブオイルと、塩味の効いたチョリソがいいアクセントの
この「チャンピニョン」のタパスは、わざわざ食べに来るだけの価値があると思う。
そしてPonkoは、ひるからワインを飲んだ。
水の値段と変わらなかったからである。
すぐ近くのサン・ミゲル市場。
大きなガラス張りテントの中に、出店が沢山人も沢山
こんなところで、パエリヤを食べた。
マドリッドの市の紋章にもなってる、「熊と山桃」。
像の方は、プエルタ・デル・ソルという広場にあり、
東京・渋谷のハチ公像同様、人々の待ち合わせのメッカだそうだ。記念写真を撮る人たちも
なんだか長くなってきたので、続きはまた次回に