ドル円が動かないから株価も動かない 2024年3月25日夕回診 | 外科系集中治療医による新NISAの記録

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新NISAとともに成長するpompoko2525の愛と勇気と成長の物語

タイトルに書いてある通りである。
 
 
先週末に比べて値下がりはしているものの、凡そ横ばいといったところか。
個別株が動いたというよりは、メジャーな個別銘柄がそれぞれ一様に動いているといった印象だった。
 
 
ドル円チャートの動きも本日は乏しい。
151円前半でチマチマとした動きを繰り返していた。
 
おそらく現在、日本の株価を動かしているのは海外勢であろう。
繰り返し本ブログで書いてきたが、ますますはっきりとしてきた。
結局円安が進んで割安になったから、海外勢による買いが進んでいるのである。
投機的な動き...。
要するに短期的に値が上がるか、下がるかといったギャンブルの中でドル円が決まっているような状態である。
先週進んだ円安トレンドが落ち着いてきたのは、いわゆる「為替介入」という伝家の宝刀を恐れてのことだろう。
 
でもこれはほんの一時しのぎにすぎない。投機的な動きに対して脅しをかけているだけである。
長期的な目で見れば、現状を維持し続ける限り、円安トレンドは続くと思われる。
そこまで円安が嫌なら、他の先進国のように早く利上げすればよいのである。
でもそれができない。その理由についても、何度も当ブログで書いてきた。
 
端的に言えば、国債利上げが日本政府の財政破綻の引き金となりうるからである。
 

 

 

利上げを望む声は多いのだろうが、おそらくはそう簡単には進まない。

高齢化社会がますます進み、社会保障費はこれからうなぎ上りに増えていく。

そんな中、少子化で生産年齢はどんどん減っていく。

税収も見込めない岸田首相の叩かれ方をみれば火を見るよりも明らかである。

 

すでに歳入の多くを国債費が占めている。こんな状況で利上げなんて自らの首を絞めるようなものである。

正直に言って、八方ふさがり・がんじがらめである。

どれだけ脅したところで、これからも円売りはすすむだろう。

 

さあ、米国株はどうなるのか。

上がりそうな気もするし、下がりそうな気もする。

特に主要経済指標の発表などもなさそうだし、自分には今日どう動くか想像がつかない。

 

神に祈りながら、眠りにつくとしましょう。

また明日。