田中宇氏のカラムは非常に有益な知識を与えてくれる。オスマントルコ崩壊後の国境を、民族などのアラブの事情を無視し、英仏が勝手に引いたという話は非常に勉強になる。一足先に工業化を果たし大国になった国のエゴの結果である。大衆を「国民」と持ち上げてタダ働き(納税、兵役)させることで国力の大増進に成功したフランス革命が国民国家の最初であると書かれています。これとそっくりな記述を、岡田英弘氏の「歴史とは何か」(文芸春秋;158頁)で、衝撃をもって読みました。歴史音痴の私ですが、これらをお勧めします。
全国農業共同組合連合会や全国の農地委員会に遠慮して、第三の矢として期待されていた農業改革が骨抜きになったらしい。Newモーニングサテライトによると、米国の新聞が報じているとのこと。つまり、一票の大きな格差を維持して、田舎票を農協内の委員会にまとめて貰って当選している自民党の幹部連中が政権中枢いる限り、そして、農業改革の重要性が言葉面でしかわかっていない安倍総理の下では、そんな改革などできないのだ。
まともな政治が日本にない、殆ど全ての原因は一票の格差にある。都市部には、経済発展に伴って集まった、知性がそこそこの連中が大勢居る。しかし、その考えが、政治に反映しないのだ。最高裁判事もNHK会長と同様、政府が右というのに、左とは言えないという、自分の地位のみが最高価値である連中で占められている。三権分立の経験もない、後進国日本では、何倍もの一票の格差の下に行なわれた選挙に違憲判決は出せない。バカの壁で囲まれた、ニッポン。。。。
ahonomics? 同志社の浜おばさんに聞いて呉れ。
5/18のそこまで言って委員会(愛知県)で、長谷川幸洋氏(中日新聞、東京新聞)が、「低線量被曝と鼻血の関係が科学的に明らかになっていない。従って、言論の自由の観点から美味しんぼの例の漫画は、ゆるされるべきだ」と発言した。この意見は科学を知らない人の意見であり、完全に間違っている。科学的に明らかになっていないことで、人々を不安に落とし入れる可能性のあることなど山ほどある。徒に、人を不安にさせることを、科学的に証明されていなにも拘らず、雑誌を含め大衆に喧伝することは、間違っている。中日新聞や東京新聞はこの程度だということである。
更に、「科学的に明らかになっている」という表現にも気をつけるべきである。世の中に「科学的に明らかになっている」は「真実である」とイーコールであると考えが定着している。しかし、「科学的に明らかになっている」は単に、「学会で受け入れられている」に過ぎない。学会にどの程度受け入れられているか?も幅がある。将来否定されるものも一時的に「科学的に明らか」ということもある。「科学的」は注意深く用いて欲しい。
低線量内部被爆であるが、我々は全て低線量内部被曝をしている。骨の中のカルシウム同位体に放射性のものがあるからである。しかし、鼻血を出す人は少ない。要するに、作者がいい加減な漫画家なのだろうし、それを擁護するのは反原発の意見に固執する新聞社の従業員だからだろう。