昨日、作家で国際政治アナリストの河添恵子氏が新しい動画(ダイジェスト版)をyoutubeで公開した。世界を統一して彼らの帝国を作ろうとしている所謂グローバリストを告発したもので、この悪巧みを告発する数人の偉人の言葉を紹介した非常に優れた動画である。

https://www.youtube.com/watch?v=Pt4WhiMqXkM 

 

その動画の最初に、静止画として昨年まで言論統制が酷かったツイッターを買収し、その規制を外したイーロンマスクに対するグローバリスト当局からの警告の様子を映しだしている。ダボス会議のメンバーらしき国連の女性がインタビューに答えている様子である。

 

「私たちに従わず、言論を規制しないと、国連は制裁を発動する」、更に「私たちには守らなければならないルールがある。そして高いレベルの信頼を得ており、それは高いレベルの人間の集まりだから。それを壊そうとしているのがイーロンマスクだ。」とその女性は語っているようだ。

https://twitter.com/EndWokeness/status/1617296416392495106

 

なんと傲慢な言葉だろう!

 

この短い動画のなかで紹介された偉人の言葉の中から、一つだけフルに新聞記事から取り出して次のセクションに紹介したい。Robert Kennedy Jrが民主・共和の両党から独立して立候補の宣言をした時の言葉である。

 

河添さんの動画で紹介された部分で十分かもしれないが、R. F. ケネディJr. の考えを知る上でスピーチ全体を見ることが重要だと考えたからである。以下は、その速報版の動画である。

 

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=727hTYE6nC0 その宣言後に受けたインタビューの様子は以下のyoutube動画に公表されている。https://www.youtube.com/watch?v=OX8I9b5fFr8

 

河添恵子氏の動画についての話に戻る。川添氏が紹介したその他の人物は、元米FOXテレビの人気コメンテーターのTucker Carlson氏、マハティール元マレーシア首相、リビアの元指導者のカダフィ大佐、ロシアのプーチン大統領、ドイツのクリスティーン・アンダーソン議員である。

 

動画の最後の部分で、ドストエフスキーの言葉として「賢く行動するには、知性以上の何かが必要です」を紹介したのち、多極化の世界を目指すロシアの方針を紹介している。因みに「何か」とは恐らく勇気と感性だろうと私は思う。

 

そして、最後に日本の情けない主権を放棄した姿勢を批判し、「悪に立ち向かう道徳的な不屈の精神を持たない社会を恐れた」と、ドストエフスキーの姿勢を紹介している。「現在、世界はグローバリストたちの悪巧みに対する不服従の活動を進めている」という言葉で動画と閉じている。

 

 

2)ロバートケネディJr.の独立宣言

 

民主党を離れて独立候補として大統領選挙に立候補を宣言したRobert F. Kennedy Jr.の宣言を今月9日のNewsweekに掲載された原文を翻訳して以下に示す。

https://www.newsweek.com/today-i-declared-myself-independent-candidate-president-opinion-1833099 

 

今日、私はアメリカ合衆国大統領の独立候補者であると宣言しました。そしてそれに加え、私はうんざりしているすべての人々と希望を持っているすべての人々と声を合わせて、国民全体のために新たな独立宣言を作成しました。

今日、私は私たちの政府を乗っ取り私たちから利益を搾り取る企業からの独立を宣言しました。
私はウォール街、ビッグテック、大手製薬会社、大手農業会社、軍事請負業者、そして現在議員の数を20対1で上回っている彼らのロビイストからの独立を宣言しました。

私は、私たちに永遠に隣人を憎み友人を恐れるよう誘導する、金で動くメディアからの独立を宣言しました。 私は、私たちの希望を裏切り、私たちの分裂を増幅させる皮肉なエリートたちからの独立を宣言しました。

そして最後に、私は二つの政党とそれらを支配する腐敗した利権団体、そして政府職員を企業の年季奉公人に仕立て上げた怨恨と怒りそして腐敗と嘘に満ちた制度全体からの独立を宣言しました。

 

このまま放っておけば、彼らは私たちの空気、水、食料、労働力、子供たちを商品のように扱い、アメリカン・ドリームを絶望とゴミに変えることになるでしょう。

私がこれらの腐敗した権力からの独立を宣言したのは、これらの権力が、1776 年の私たちのオリジナルな独立宣言で発動された、生命、自由、幸福追求の不可侵の権利と両立しないからです。

私たちを守ってくれるはずの公的機関が営利企業に占領されているとき、どうやって命を守ることができるのでしょうか?  監視国家が権力を維持するために真実を隠し、反対意見を鎮圧しようとするとき、私たちはどうやって自由を享受できるのでしょうか?

 

そして、私たちの国の家族が借金と飢え、そして決してそれらを解消できない仕事に囚われているとき、私たちはどうやって幸福を追求できるのでしょうか?


そこで私は今日、普通の生活、未来への信念、そしてお互いの尊重を奪う腐敗の圧制からの独立を宣言しました。 そのためには、民主党からの独立とすべての政党からの独立を宣言する必要がありました。

私はこの決断を軽々しく下したわけではありません。 叔父たち、父、祖父、そして両曾祖父たち――ボストン初のアイルランド系カトリック市長John "Honey Fitz" Fitzgerald とボストン区区長Patrick Kennedy らの政党から離れるのは、私にとってつらいことです。 二人は共に私たちの名誉ある政治家系の始まりでした。

しかし、私が払う犠牲など、建国の父たちが247年前に丁度あの場所で(指さしただろう)独立宣言に署名したときに負ったリスクに比べれば取るに足らないものです。 彼らは、革命が失敗すれば最後の一人まで絞首刑に処されることを知っていた。 彼らはすべてを危険にさらすことを選択しました。

ジョン・アダムズは宣言に署名を加えた後ペンを置くと、出席者に向かってこう言った、「沈むか泳ぐか、生きるか死ぬか、生き残るか滅ぶか、今日からは私は祖国とともにある。」

 

私も今日同じ誓いを立てます。それは、すべての指導者がそうすべきであるように、党派的な忠誠や裏での駆け引きや取り引きから解放され、私の良心、私の創造主、そしてあなたたちだけに奉仕する者として、あなたたちの前に立つためです。
 

今日、私たちはアメリカ政治に新たなページをめくろうとしています。 これまでも無所属の立候補者はいた。 しかし、今回は違います。 今回は独立派が勝つのだ。
 

二大政党はほとんどのアメリカ人が立候補すら望まない候補者を擁立している。 衝撃的なことに、アメリカ人の4分の3は、バイデン大統領は効果的に統治するには高齢すぎると考えている。 トランプ大統領は複数の民事裁判と刑事裁判に直面している。 どちらも好感度は大幅にマイナス圏にある。

それが二大政党政治の現状であり、だからこそ私たちは二党の締め付けを打破する必要があるのです。 だからこそ、私たちはワシントン D.C. を支配する腐敗した権力のハンマーロック(注釈1)をこじ開ける必要があるのです。私たちはこの国を再び私たちのものにするつもりです。
 

Oct 09, 2023

 

注釈1. hammerlockはレスリングで相手の片腕をその背中へねじ上げる技

 

<以下 オリジナル バージョン>

 

Today, I declared myself an independent candidate for President of the United States of America.

And more than that, I joined my voice with all the people who are fed up and all the people who are hopeful, to make a new Declaration of Independence for our entire nation.

 

Today, I declared my independence from the corporations that have hijacked our government to milk us for profit.

 

I declared independence from Wall Street, Big Tech, Big Pharma, Big Ag, the military contractors, and their lobbyists who now outnumber members of Congress 20 to 1.

 

I declared independence from the mercenary media that forever urges us to hate our neighbors and fear our friends. I declared independence from the cynical elites who betray our hope and amplify our divisions.

 

And finally, I declared independence from the two political parties and the corrupt interests that dominate them, and the entire rigged system of rancor and rage, corruption and lies, that has turned government officials into indentured servants of their corporate bosses.

 

If left unchecked, they will commoditize our air, water, food, labor, and children, and turn the American Dream into desperation and dust.

 

I declared my independence from these corrupting powers because they are incompatible with the inalienable rights that our original Declaration of Independence invoked in 1776: life, liberty, and the pursuit of happiness.

 

How can we guard life when for-profit corporations have captured the public agencies that are supposed to protect us?  How can we enjoy liberty when a surveillance state seeks to hide the truth and quash dissent to preserve its power?

 

And how can we pursue happiness when our nation's families are imprisoned by debt and hunger and jobs that will never pay the bills?

 

And so today, I declared my independence from the tyranny of corruption which robs us of affordable lives, belief in our future, and respect for one another. And to do that, I had to declare my independence from the Democratic Party and independence from all parties.

 

I haven't made this decision lightly. It is painful for me to let go of the party of my uncles, my father, of my grandfather and of both of my great-grandfathers—John "Honey Fitz" Fitzgerald, Boston's first Irish Catholic mayor, and Patrick Kennedy, a Boston ward boss, who together, launched my family's political dynasty.

 

But my sacrifice is nothing compared to the risk our founding fathers took when they signed the Declaration of Independence 247 years ago right over there. They knew that if their revolution failed, every last one of them would be hanged. They chose to place everything on the line.

 

When John Adams put his pen down after adding his signature to the Declaration, he turned to those present and said, "Sink or swim, live or die, survive or perish, from this day on, I'm with my country." I make that same pledge today, so that I may stand before you as every leader should, free of partisan allegiance and backroom wheeling and dealing, a servant only to my conscience, to my Creator, and to you.

 

Today, we are turning a new page in American politics. There have been independent candidates before. But this time is different. This time, the Independent is going to win.

 

The two major parties are fielding candidates that most Americans do not want even to run. A shocking three-fourths of Americans believe President Biden is too old to govern effectively. President Trump faces multiple civil and criminal trials. Both have favorability ratings deep in negative territory.

 

That is what two-party politics has come to, and that is why we need to break the stranglehold of the two parties. And that's why we need to pry loose the hammerlock of corrupt power over Washington D.C. We are going to make this nation ours again. Oct 09, 2023

 

補足: 河添さんの動画からのRobert Kennedy Jr.の宣言のコピーは以下の通りです。

 

私は米国大統領の独立した候補者として自分自身を宣言するためにここにいます。そして、それだけではありません。私は、私たちの国全体のため、新しい独立宣言を行なうために皆さん全てに加わってもらいたくてここにいます。私たちは、政府を乗っ取った企業からの独立を宣言します。

 

私たちは、ウォール街、ビッグテック、ビッグファーマ、ビッグアグリ、軍事請負業者、そして彼らのロビイストからの独立を宣言します。 私たちは、企業の正統性を強化する傭兵メディアからの独立を宣言します。(中略)私たちの希望を裏切り、私たちの分裂を増幅させる冷笑的エリートからの独立を宣言します。

 

私の犠牲は、建国の父が247年前に独立宣言に署名したときに取ったリスクと比較して何もありません。彼らは、彼らの革命が失敗した場合、彼らの最後の一人まで絞首刑にされることを知っていました。

 

ジョン・アダムズ が宣言に署名し、ペンを置くと、彼は出席者の方を向いて「沈むか泳ぐか、生きるか死ぬか、生き残るか滅びるか、この日から私は私の国と一緒にいます」と述べました。私は今日、同じ近いを立てます。それは全ての指導者がそうであるように、貴方たちの前に立つことが出来るようにするためです。

=== 以上===

 

イスラエルによるガザ地区の爆撃と部分的な地上侵攻が進んでいる。朝日新聞デジタル(273:01配信)によると、26日の時点で、ガザ地区の死者数は7000人以上で、その内2900人以上が子どもであったという。

 

この残忍なイスラエルの攻撃を、集団的懲罰(collective punishment)或いは属性(的)排除の論理で行われていると考える人々がいる。ハマスのテロに対する懲罰をハマスを政権とするガザ地区住民全てが負うべきだとする考え方である。(補足1)

 

現在イスラエルが行なっているガザ攻撃は、太平洋戦争末期の米国による日本攻撃に似ている。属性的排除或いは集団的懲罰はハマスのテロと同様に国際法では戦争犯罪である。https://en.wikipedia.org/wiki/Collective_punishment 

 

元々90%以上の住民がパレスチナ人だった土地に、ユダヤ金融資本家による圧力があったとは言え、強引にユダヤの帰還地をつくった英国の決断、そしてその後の無責任な委任統治が、そもそも紛争の原因である。(補足2と13‐16日の記事)

 

今回は、多数の一般市民の死亡が予想され、且つ、国際的世論が反対する中で、ガザ地区を地上侵攻してハマスを壊滅させようとするイスラエルの論理を考えてみる。

 

 

1)属性的排除という考え方:

 

作家の佐藤優氏が、今回のガザ地区への攻撃がハマスを含めてガザのパレスチナ人に対する「属性排除」であると言っている。下の動画の41分くらいからその解説がなされている。 https://www.youtube.com/watch?v=Km3fLGC-yD4
 

 

この場合の属性排除とは、ハマスに統治を委ねたガザ地区のパレスチナ人全員に7日及びこれまでのハマスのテロの責任があると考え、ガザ地区を「中立化」するという考え方である。

 

「中立化」という用語は、通常、戦争や紛争の文脈で、特定の地域や人を戦闘や敵対行動から、中立的な立場を維持するための措置を指す。ガザ地区に適用すれば、それはパレスチナ人全員を生死に無関係に追い払うこととなる。

 

この論理はハマスにとっても同じであり、パレスチナ地区を占有するユダヤ人であるが故に攻撃殺害するということになり、ハマスがテロや人質をとったことを正当化する論理となり得る。そこには、最早善悪は存在しない。完全に野獣の縄張り争いの論理である。

 

この論理なら、ハマスとイスラエルの衝突とその様相を、西欧の戦争と戦争犯罪の考え方で言及するのは完全に間違いということになる。そして、介入をこころみる国家があれば、その国も同じ野生の世界に入り込むことになる。

 

ここで重要なのは、イスラエルは国家だがハマスを含めてパレスチナは国家ではないことである。ネタニヤフは7日のテロ行為後直ちに、戦争を宣言した。イスラエルを支持する米国も、イスラエルの自衛権を認めた。

 

しかし、これらの国々はパレスチナを或いはガザを国家として認めていない。ガザやヨルダン川西岸のパレスチナ人居住地は自国の占領地であると言いながら、新たに防衛戦争を宣言したのである。国連は第一次中東戦争後から一貫して、その地域をパレスチナ人の土地としている。イスラエルの占領を認めていない。

 

つまり、イスラエルはガザのハマスだけと戦っているつもりはないのだろう。イランなどアラブの国々など全て、或いはイスラエルの味方になる英米などの国々以外の全世界と戦わなければ、独立維持が出来ないと考えているのだろうか? つまり、ハルマゲドンを想定しているのかもしれない。

 

普通の感覚に戻す。パレスチナに対して防衛戦争を宣言するのなら、その前に先ず国連の決定通りに国境を守り、パレスチナを隣国として承認することが必要だと思う。(補足3) 今回の防衛戦争の宣言とその支持は、イスラエルや米国の非常に身勝手な論理であると思う。

 

 

2)アイヒマン事件:

 

上に用いた属性排除という考え方は、国際法や近代の法理論に反するものである。この極端な考え方は、アイヒマンの裁判を通して、イスラエルの一部政権に定着したと、上記動画(40分以降)で佐藤優氏が解説しているのだが、その通りだと思う。

 

モサドによりアルゼンチンで逮捕されイスラエルに移送されたナチ親衛隊のアイヒマン(補足4)は、「自分は列車運行の専門家としてユダヤ人を収容所に送る列車のダイヤグラムを組んでいただけで、ユダヤ人虐殺には直接関与していないし、それを命令する立場にもなかった。」と語り、その裁判で無罪を主張した。

 

近代の法解釈では、アイヒマンはナチスの犯罪の共同正犯になるか、ほう助罪となるか微妙である。死刑にする論理はユダヤ人を“属性排除”したナチスの一員として、その一部を担当したからであると佐藤優氏は語る。(当然、イスラエルは否定する筈)

 

アイヒマン裁判から60年と少し経過したある日、一地方紙である静岡新聞(2023.3.18)にその論説が掲載された。アイヒマン裁判のイスラエルにとっての意味が詳細に解説されている。https://www.at-s.com/news/article/national/1210162.html

 

アイヒマンを裁くだけなら、証拠書類だけで十分だが、主任検察官ギデオン・ハウスナーは生存者に裁判でナチ収容所での体験を証言させた。大惨事を生々しく再現させることで、ホロコーストを知らない若い世代への教育的な意味合いもあった。

 

建国間もないイスラエルでは、第1次中東戦争が休戦に至ったばかりで治安も安定せず、社会は「力強さ」を求めていた。「なぜ抵抗しなかったのか」「なぜ羊のように従順に殺されたのか」―。ホロコーストはユダヤ人の「弱さの象徴」とされ、さげすまれた。

 

また、アラブ諸国出身のユダヤ人は欧州出身者中心の社会へうまくなじめない様だった。しかし、裁判を通じホロコーストはユダヤ民族の記憶として共有され、ナショナルアイデンティティーになった

 

アイヒマン裁判の効果は、ベングリオン首相(当時)の狙い通りだったのである。そして「国家がなかったから虐殺された」「ユダヤ人の避難場所としてイスラエルを守る必要がある」という考えが全ての国民に刷り込まれ。

 

また、「ホロコーストの記憶から生まれる無意識の恐怖心や不安感、そしてその裏返しの強さへの憧憬」は、ユダヤ人団体やイスラエル国が、他国におけるナチスやパレスチナ問題に関する議論等を、米国などの力を背後にして神経質に抑える理由だろう。

 

ホロコーストをイスラエルの考えた通りに解釈しない者には、言論の自由など存在しないというのである。最近、イスラエル大使はパレスチナ支援のテロを母親が行なったので、その娘はパレスチナ支援の発言をする自由は無いとして、テレビ出演させたTBSを強く批判した。(補足5)

 

それは将に、「属性排除」という論理である。佐藤氏は、日本赤軍がハマスと同じように、反ユダヤ人のテロを行なったからだと言う。動画46分50秒で佐藤氏が解説するイスラエルの感覚を理解しなければいけないだろう。
 

また佐藤氏は、イスラエル建国当時のユダヤの人たちが持っていた考え方は、「全世界に同情されながら死に絶えるよりも、全世界を敵にまわしてでも生き残る」という覚悟であると語る。(47:20)何かの機会に無意識に行なったことで“属性排除”されない様に日本人も気をつけるべきである。
 

彼らが原爆投下を表から正当化する論理も、この論理である。ハイドパークの覚書などから見ると、日本人は既に属性排除されるべきリストに入っている可能性があると思ってしまう。原爆を日本ではなく日本人に用いるとその覚書には書かれている。(補足6)

 

何時もユダヤ金融資本の「金の力」が支配した英米と言う国家の力を借りて行うので、過去の歴史においても反感を持つ人も多かっただろう。国家を持たなかったユダヤ人は、他国(英米)の政治に深く介入し、御簾の陰に隠れて野望を達成した。イスラエル建国もその一つだろう。

 

ネタニヤフ首相は、ヒトラーのホロコーストという人類史的犯罪以降初めての、ユダヤ人の危機と考えているのかもしれない。

 

西欧の「戦争は外交の一手段であり、戦争に関する国際法に従って行われる」という近代西欧の外交文化は、21世紀になって完全に捨て去られ、世界は弱肉強食の中世的になったと言える。


 

補足:

1)ハマスを政権に選んだのはガザ地区住民なのだろう。しかし、ハマスを育て維持したのはパレスチナの分裂を狙ったネタニヤフだった。従って、集団的懲罰の論理は最初から破綻している。https://www3.nhk.or.jp/news/special/international_news_navi/articles/qa/2023/10/24/35315.html

2)最初に明確に国境を決定し、それを数十年維持する英国政府の努力があれば、自然に落ち着いたと思う。勿論相当の出費はあっただろうが、アラブ人の不満を時には懐柔し、国境を守るという強い意志を示せば出来たと思う。ただ、その英国の背後のロスチャイルドが最大版図のイスラエルを考えていたとしたら、どうしようも無かっただろう。
(23日の記事参照)

3)1948年にイスラエルは独立した。それに反対するパレスチナとアラブ諸国はイスラエルを攻撃して第一次中東戦争になった。その後の調停で出た新しい国境を、イスラエルは遵守すべきだったと思う。現在のパレスチナの範囲は、そこから著しく縮小されている。

4)モサドはイスラエルの対外諜報機関であり、他国で他国民を逮捕する権限などない。このような行為は米国民主党政権が頻繁に行なっている。米国のオバマ大統領は“世界の邪魔者3000人”をドローン攻撃で暗殺した。https://wedge.ismedia.jp/articles/-/7166 

5)最近、重信房子の娘のパレスチナ擁護発言を放送したTBSに対し、駐日イスラエル大使の強い批判があった。(動画の46:40秒)また以前、月刊誌「マルコポーロ」を廃刊に追い込んだ事件があった。廃刊後には出版社の負担で、編集者らに教育的講座の受講を義務づけるという傲慢さである。かれらには、言論の自由、報道の自由、法の論理などもナチス問題を前にしては無視して良いと考えている。

 

6)米国にあるユダヤ人による圧力団体のサイモン・ヴィーゼンタール・センター(SWC)は、米国政治について隠然たる力を持っていると言われる。そこの副館長のアブラハム・クーパーは、「原爆投下を人道に反する罪だとは思わない」と明言したことは、ユダヤ人たちの思考が世界のその他の人たちの標準的思考とことなることを示している。

 

彼らは、主権国家体制だけでなく、ハーグ陸戦協定などの西欧の政治外交文化を全て無視しても良いという独裁者的思想を持っている。そして、それを米国を利用して世界に押し付ける力も持っている。この考え方の背後に、ユダヤ人の強烈な被害者意識と属性排除の考え方があると思われる。
https://ameblo.jp/polymorph86/entry-12762996977.html
 

 

岸田政権は、米国民主党の下請けのように、グローバリストたちが進めている政策を日本でおこない、知識層の批判の的となっている。その中で移民問題に危機感を抱く作家の宇山卓栄氏が松田学氏のyoutube サイトで松田氏と対談している。

 

「移民、民族、格差:暴動と社会分断の必然」と題する以下の動画で、その解決には優生学として議論された中の科学的な部分が利用できる可能性があると語る。

 

 

1)移民で溢れるヨーロッパの現状

 

9ヶ月間かけて世界18ヶ国を巡ってきた宇山氏は、ヨーロッパの移民増加とその社会への影響をリポートしている。西欧が近年の移民増加により、市街部での治安と衛生状態の悪化を引き起こし、街の景観の激変となっている。

 

イタリアでは、ミラノやローマといった街が、移民増により治安が悪化し非常に汚くなり(ミラノ)、街全体が外国人にハイジャックされたようになっている(ローマ)という。5世紀にゲルマン人の流入によって滅びたローマ帝国を思い出すという話であった。

 

フランスでは移民増加が大規模な暴動に発展したが、イタリアでは元々人がおおらかなのか、その情況でも暴動は見られていないようだ。そのイタリアでは、今年移民難民の数が激増しており、411日に非常事態宣言を行なって、不法移民を送還する手続きを強化すると発表している。https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230413/k10014036891000.html

 

3日間滞在したドイツのニュールンベルクでも、移民の暴動があった。その混乱を隠そうと婦人警官が宇山氏のカメラを取り上げようとしたと言う。表現の自由も言論の自由もその婦人警官の頭には無くなっているのだろう。つまり、それはドイツのこの歴史ある街の常態だということである。

 

次に紹介されたのが、フランクフルト中央駅前の移民と薬物中毒者たちが屯する様子であった。戦後ドイツはトルコ人移民を受け入れてきたのだが、ここ数年の移民増でトルコ人街もゴミだらけになっていると話す。

 

面白いのは、元々のドイツ人たち7組ほどにインタビューしたが、このようなドイツの様子を問題視するような発言は聞かれなかったということである。ただ、それは都市部のインテリ左翼層の反応(補足1)のようで田園部を中心にそれを問題視する政党が力を増している。

 

右翼政党AfDAlternativen für Deutschland、ドイツの選択肢)が第二政党になり、田舎の街では市長を輩出している。https://www.dlri.co.jp/report/macro/258738.html

 

移民の人口比だが、欧州では人口の2割から3割である。不法移民なども含めると、ドイツでは3割程度(東欧系も含める)だが、その3050%が中東やアフリカ系が占める。フランスやイギリスで1000万人強、イタリアやスペインで、1000万人弱が移民だと話す。

 

ヨーロッパは、協力して移民難民を制限する動きが出ている。今年7月にはローマで会議が開催され、本音と建前を織り交ぜた合意事項が公表されているが、その本音部分として移民難民の密航ネットワーク(補足2)の活動を阻止するという目標が確認合意された。

 

つまり、左翼グローバリスト勢力の資金提供により組織的に移民がヨーロッパに送られているのである。その世界のグローバル化活動の一側面がこの移民の増加のようだ。(補足3)米国でも、民主党バイデン政権がメキシコ国境を故意に緩くして不法移民を迎え入れている。

 

宇山氏は、移民として流入した異民族の増加により、混血が進むなどして数世代で民族(或いは国家)の崩壊が起るだろうと話す。アグレッシブな移民は多産系である場合が多く、混血が進み子孫が増えるからである。この現実にどう取り組むかというのは、日本でも大きな問題である。

 

 

2)移民による人口動態変化の社会影響

 

宇山氏は、優生学の解説において、米国のチャールズ・ダベンポートの紹介とその考え方の解説から始めた。動物学者であったダベンポートは、白人の優位性を守るために、多人種と混血すべきではないと優生学的主張を行なった。(補足3)

 

優生学がドイツで大きな問題を起こしたことへの反省(補足4)が、政治家に対して、優生学を避け、自分の発言が優生学的に思われることを忌避する習性を与えている。しかし、その科学的な側面を移民問題の考察に取り入れることは悪いことではないと話す。

 

「これらのとんでもない説は、今日では科学的論拠に乏しいものと当然否定されているのだが、ただ一方で、嘘だと言って根拠が無いと言って切り捨てる訳にもいかない」といささか矛盾を含む解説を行なっている。

 

宇山氏が観察した限り、移民は一般に何かとアグレッシブであり、現地白人たちの女性をひきつける面がある。そして、多産系の彼らは子孫を増やし、短期間に政治的マイノリティの地位から脱却するというのである。それが文化の崩壊から民族や国家の崩壊に繋がる可能性がある。

 

その状態をヨーロッパよりも一足早く実現したのが、米国であるのは言を俟たないだろう。宇山氏が指摘するのは、優生学が議論した情緒的な部分を理由にして、科学的な部分まで捨て去る様では、民族のアイデンティティを無くす危険を招くだろうと言うことである。

 

人種や民族に優劣などないが、その民族が現状持つ文化の優劣を客観的に評価することは可能である。先進国が移民を急激に入れることによって、その国の文化の劣化度合を予測するのに、優生学の人口動態部分など科学的に示された警告的部分には配慮する必要があると言うのだろう。

 

 

3)私のコメント

 

これらの宇山氏の意見は、私にはグローバリストの企みである最終戦争という大きな風景の一角に焦点を合わせているような感じに見える。悪く言えば木を見て森をみていないということになる。ジョージソロスは何故、南米から私財を費やして移民を誘導しているのか?

 

何故、グローバリストたちは、反ロシアのウクライナを作り上げ、歴史的に関係の深いロシアと戦わせているのか? それは本当にロシアの資源を取り上げて利益を上げるためなのか? この世界が混乱している時期に、何故、ハマスを嗾けてイスラエルに一矢を報いる攻撃をさせたのか? 

 

失礼ながら以上の隔靴掻痒の感がある移民問題限定の解説に対し、以下のようなコメントをアップした。

 

要するに人類全てが同じ価値観ベクトルを持たなければならないとする思想が、生物としての人類の大きなダイバーシティと相克的であるという事だと思います。歴史的には、一つの民族が一つの国家をつくり、国境がそれらの衝突を妨げてきた。

 

国境を破壊すると、再び民族の違いが価値観の衝突となって混乱が始まる。つまり、その真実を知っている真のグローバリストたちは、実は一つの民族が最後には残ることを期待して、或いは知って、世界を一つにまとめようとしているのだと思います。

 

ハルマゲドンとは統一の前の混乱であり、真のグローバリストたちはその作業に取り掛かっている。クラウス・シュワブさんに聞いてみれば分るかも。

 

 

補足

 

1)インテリ層に勉強してグローバリストに洗脳されるタイプが多いのは、日本の左翼政党にも広く観られる。

 

2)米国では具体例として、ジョージソロスが主導した中米諸国からの移民送致が明らかになっている。同じ勢力によるアフリカ諸国などからの移民送致が明確になっている。

https://ameblo.jp/polymorph86/entry-12810471872.html

 

3)その他、イギリスの人類学者・優生学者のフランシス・ゴルドン(Sir Francis Galton)の言葉として、「文明の衰退と凋落は上流階級の生殖力の低下に帰せられる」が紹介されている。また、優生学者のカール・ピアソンは、白人の遺伝子を保持することは、劣等人種との戦いであると主張した。

 

4)米国において19世紀後半から20世紀初頭に懸けて興隆した優生学が、ドイツのナチスが取り入れられユダヤ人ホロコーストとして応用されたことが、ニュールンベルク裁判でナチスの将校によって証言されていると、宇山氏は話す。

 

13:30 編集、セクション2の最後に3行を補足的に追加; 14:40 表現における倫理面も考えて考察し、18時再度編集し、最終稿とする。

ーーーー おわり ーーー