現代の世界政治は、表裏から様々な力が働いた結果として動いており、一流政治家が機密情報等を集め、更に想像力を発揮して国の方針を判断しなければ、国益を実現し積み上げるのは難しいと思う。

 

そこに素人が入り込むことは困難かもしれないが、素人にも自分や家族、そして自分たちの国の命運を知る権利がある。それは民主主義を標榜する国における権利というより、すべての人間が持つべき個人の防衛本能の発現だと思う。

 

以下はそのように考え書き上げた一素人の想像を多く含む文章であり、必ずしもオリジナルな情報を根拠に書いたものではない。その点をご承知の上でお読みください。

 

 

1.グローバリズムは何を目指すのか

 

グローバリズムは言語的には地球規模志向位の意味だろうが、現在の世界政治を議論する場合、世界統一政府を目指すのがグローバリズムだと思う。これが私のグローバリズムの定義であり、反グローバリズムはそれに反対し、伝統的な主権国家体制の世界を保持すべきと考える政治思想である。

 

具体例を上げれば、米国の現政権がグローバリスト政権であり、ロバート・ケネディJRが反グローバリストの一人だと思う。日本ではようやく参政党が反グローバリズムの政党として現れた。

 

米国のグローバリズムの主要戦力はネオコンの人たちであり、その支持母体は殆どの在米巨大金融資本である。ここにネオコンとはneoconservatismを主張する人たちのことであり、その前身がトロツキストであり、レーニンとトロツキーの国際共産主義運動を現代に展開しようと考える人たちのことである。

 

追補1:ここでneoconservatismは、民主主義を重視し理想論貫くというような解説がなされているが、それは建前でネオコンたちの政治姿勢は米国の現代史から判断される。例えば善政をしいていたリビアの強力な指導者カダフィを殺して内乱に持ち込み、リビア国民を経済的困難に追い込んだ。彼らは民主主義を武器に用いているに過ぎない。

 

グローバリズムは、世界支配を目指す運動なので、差し当たり民主主義ではなく専制主義を取らざるを得ない。そう考えるとneoconservatismとの違いは無いと思う。以上の定義と簡単な説明は、一般には受け入れられてはいないだろう。本記事はそのように定義することの説明である。

 

グローバリストたちが運営する米国の主要マスコミや大手SNSXを除く)が、言論や報道を強く統制するのは、彼らの本性である。例えば、グーグル社は、反グローバリズムの姿勢を明確にし、ウクライナ戦争や新型コロナ肺炎関連の動画を流す及川幸久氏をyoutubeから追い出した。

 

及川氏は、この行為は言論統制というより、敵との戦いであると話す。つまり、第三次世界大戦はグローバリズムと反グローバリズムの戦い であり、その小さな一つの戦闘が及川氏をyoutubeから追い出したことだというのである。

 

ウクライナやパレスチナの戦争も、この戦争エネルギーの一部が局所的な戦い或いは前哨戦として消費された結果だと考えられる。

 

反グローバリズムは、国内を昔ながらの民族自決、人権尊重、法治を原則とする民主主権により運営し、国際的には所謂ウエストファリア体制の保持を主張する。一方、グローバリズムが席巻している国では、既に新しい秩序への遷移状態にあるので、旧秩序の全てが無視される方向にある。

 

追補2:勿論現在の国際関係は主権国家体制を前提に成り立っている。ここで言いたいのは、それを破壊する方向にグローバリズムは働くということである。

 

全世界を部品(現在主権国家を形成している多くの部分組織)から組みなおす作業が必要だと彼らグローバリストたちは考えているのだろう。

 

 

2.グローバリズムの顕在化プロセスについて

 

現在の民主主義政治は、個人の人権を重視する政治システムとして、中世から現在まで定向進化的に発展してきた。そのシステムは、社会が個人重視の姿勢にロックインされ変革されて来た結果である。ロックインとは谷の底を辿るように最善を探りながら一方向に進むことを言う。

https://ameblo.jp/polymorph86/entry-12560835048.html

 

主権国家体制は、戦争被害を減少させることを目的の一部として、民主主義の出現前から進められた。グローバリズムの世界支配(政治のグローバル化)実現には、これらの全プロセスをひっくり返す必要がある。

 

つまり、現在の状態からの離脱には、谷底から壁を乗り超える程の大きなエネルギーを取り込んで遷移状態(transition state、化学反応論の言葉)に到達しなければならない。世界政府の実現の為にグローバリストらが通過すべき遷移状態は、民主主義の否定と専制主義へ回帰、そして主権国家の廃止である。

 

多分、最近までグローバリストたちは米国の一国覇権主義と協調して来た。それは彼らが世界統一へ向かう為の強大なエネルギーを蓄える手段として、米国による世界支配を考えていたからである。しかし、その前方に障害として現れたのが孤立主義を掲げるトランプとその思想である。そして最近現れたロバート・ケネディ・JR(RKJ)である。

 

そこで、グローバリストらは、彼らにとっては古くて馬鹿げたMAGAの弱体化を始めた。その結果、米国は世界政府の新しい秩序(新世界秩序)へ向かう遷移状態に近づいている。繰り返しになるが、遷移状態では世界を構成する多くの部品がバラバラになる。それが彼らの理論で再構成されて新世界秩序を形成するのである。

 

メキシコ国境を開いて米国を不法移民天国とし、貧富の差を拡大して950ドル以下の窃盗であれば刑務所に行くことはないということにしている。それは、米国を囲む国境の廃止と、米国の長い間に作られた様々な階層を破壊する為である。https://www.youtube.com/watch?v=ZL5zVfq2gPE

 

 

批判的人種理論(critical race theory)を流行させてBLM運動を刺激し、人種間に憎しみを植え付けることで、米国社会をバラバラにしている。フェンタニルなどの薬物の中毒者は増え続け、若年層の死亡原因のトップとなっている。邪魔者は、このように処理されているのだろう。

 

 

 

3)グローバリストによる新世界秩序の種を育成する事業:WHOの利用

 

このような世界を混乱させ高エネルギー化(つまり不安定化)する一方、人工ウイルスによりパンデミックを引き起こし、それを防止するには世界政府的な協力が不可欠だということにして、世界政府の建設に取り掛かっている。パンデミック条約と国際保健規則(IHR)の改訂である。

 

これは遷移状態から新世界秩序に向かう最初の構造、つまり種子のようなものである。疫病や戦争で混沌とした世界では、この構造が急速に育つ筈だと考えているのだろう。

 

最近ようやく収束した新型コロナ肺炎Covid-19の病原体ウイルスは、遺伝子操作で作られたとする論文を京都大のウイルス学の准教授である宮沢孝幸氏が書き上げた。創り出すウイルスの遺伝子配列が決まれば、業者が100万円くらいの金で直ぐ作り上げることが出来るとも語っている。

 

それはなかなか受理されないので、youtube動画等で概要を説明したが、削除されたようだ。以下にその結論だけ話す動画を引用する。その論文に言及した部分は以下の動画の930秒ごろである。https://www.youtube.com/watch?v=fskLpCuQu88 (補足1)

 

 

 

ファイザー社の幹部が、プロジェクトヴェリタスの女性記者に引っ掛かって、コロナウイルスとワクチンを同時に開発したということをうっかり喋ったところを、SNSで公開したことがあった。その直後にそこのJames O'KeefeProject Veritas から追い出されてしまったことも記憶に新しい。

 

ここでグローバリストらが考えているかもしれないシナリオは、ファイザー等で合成したウイルスでパンデミックを引き起こし、しばらくしてウイルスと同時に開発したワクチンをWHOの指揮で独占的に世界に配布し、世界のかなりの人たちを救う。それにより、世界政府に対する抵抗感を消し去るのである。https://ameblo.jp/polymorph86/entry-12809474350.html

 

つまり、パンデミックが発生した際、WHOがその対策を指揮する。例えば、ワクチン接種を人々の義務とする場合、それを従わなかった者は、その国の政府の処罰ではなく、WHOのルールと処罰の方針に従ってその国の政府が処罰を代行することになるのだろう。(補足2)

 

パンデミックに続いて、食糧難が計画されているかもしれない。そこで利用されるのが、科学的に証明されていない地球温暖化である。(補足3)それは、水蒸気や二酸化炭素などの温室効果でおこる。そこで農業との絡みで問題視されているのがメタン(CH4)と笑気ガス(N2O)である。

 

メタンは牧牛など反芻動物から発生し、笑気ガスは化学肥料の分解で生じると言われている。つまり農業を制限することで、食糧難を引き起こすのである。実際、世界第二位の食糧輸出国のオランダでは今年6月、このような農業制限の動きが政府から出たので、大規模なデモがあった。

https://president.jp/articles/-/61680?page=1

 

勿論、そこからの脱出も仮の世界政府が解決するのだが、その時点では世界の人口が半減しているかもしれない。

 

このような戦略が成功するには、MAGA勢力の他にも大きな敵を消滅させる必要がある。それは多分プーチンのロシアとイスラム原理主義なのだろう。実際、ウクライナ戦争の次にひきおこされたのがハマス・イスラエル戦争である。後者はイスラム原理主義的なイランを対象にしているのだろう。

 

彼らグローバリストにも時間がないのである。いくらインチキを繰り返しても、トランプかロバートケネディJRが大統領になれば、この企みは暴かれ、短時間のうちに米国軍も彼らの指揮下から離れる可能性が高いからである。兎に角、来年は米国で内乱がおこるだろう。

 

 

終わりに:

 

上記文章は、在米のブロガーであるchukaのブログさんへの返答として書いた。前回記事で日本人の反グローバリズムは曖昧であり、日本人はバカではないのでそこから離れるだろうという指摘だった。あまり愉快なコメントではなかったが、そのように見えるのなら仕方がないと思い、この文章を書いた次第である。

 

日本人の反グローバリズムとして最近注目されているのが、参政党(代表の神谷氏)の運動である。神谷氏は日本のトランプではなく、日本のロバートケネディJrと呼ぶべきだろう。ただ、参政党が大きく育つ前に、神谷氏の考えを理解しない幹部たちによる反乱がおこってしまった。

 

それが武田邦彦氏の乱及び他の二人の幹部の離脱である。(直前の記事)近い将来、恐らくM氏が反乱を起こす可能性があると思う。何故なら、彼も神谷氏の考えを理解していないからである。日本は今後、消滅する可能性が高いと思う。伊藤貫氏は、2070年ころには半分の確立で中国の属国となっていると控え目に言及している。

 

仮に反グローバリズムのロバートケネディJrが政権を取れば、沖縄の基地など米軍の海外基地を撤収するだろう。そうなれば、日本は益々中国に飲み込まれてしまう。参政党のような政党が育たなければ、日本にとって危険なのは、むしろMAGARKJの政権かもしれない。そのことを考えている日本人はすくない。https://news.yahoo.co.jp/articles/dc3fac54c51d35d33ae0a9f79b5ce855c2d997f1

 

現在の米国民主党が進める政策はグローバリズム的だが、それはジョージソロスらの“ユダヤ資本の地球支配”とでも言うべき戦略とかなり近い。それは現在のイスラエルの人たちのシオニズムとは異なると思う。トランプは後者を支援しているように思う。

 

補足:

 

1)新型コロナパンデミックより前に、オミクロン株は既に数年前にカリブ海の小さい島(確かプエルトリコ)に存在していたという。そして、オミクロン株は武漢型ウイルスの変異株ではなく、武漢ウイルスの一歩手前の株と考えられると言っていたと記憶する。

 

2)原口一博議員によって質問がだされている。これに対する答弁がだされているが、「交渉中であり予断をもって答えることは差し控えたい」の乱発である。しかし、来年前半には決定されるので、めくら判をおすまで、知らぬ存ぜぬを通すつもりのようだ。
https://www.shugiin.go.jp/Internet/itdb_shitsumon_pdf_s.nsf/html/shitsumon/pdfS/a212050.pdf/$File/a212050.pdf
https://www.shugiin.go.jp/Internet/itdb_shitsumon_pdf_t.nsf/html/shitsumon/pdfT/b212050.pdf/$File/b212050.pdf

 

3)二酸化炭素などによる地球温暖化説を確かめるには、夜間の放射冷却のデータを詳細に観測すれば良い。しかし、そのようなデータを持ち出した話を聞いたことがない。更に重要なのは、人が作り出すCO2よりはるかに大量の大気中からの二酸化炭素吸収が自然界で行われている。

 

温室効果ガスによる地球温暖化を主張する人たちは、都市部の気温と工場排水が流れ出す表層海水の温度だけ測定しているのではないのかという疑いを私はもっている。

地球温暖化の詳細な解説は以前書いている。

 

 

(15:00までにかなりの規模の編集あり;18時に最初のセクションに追補1をいれ

翌2日17:00に追補1を入れました。以降は修正はしません。)

 

前回記事で引用した参政党神谷代表の動画で、今回の参政党の内紛の殆どが明らかにされ、参政党は再出発できることになった。先ずは一安心である。しかし、今回の参政党の内乱を見ての感想だが、日本人は政党などの組織を作り運営する能力に劣っているように見える。

 

私は神谷氏の内紛のレビューの真意が党全体には行きわたらず、将来再度このような深刻な内紛があるような気がする。以下、前回に引き続いて、この件を考察する。

 

先ず、参政党を応援する一人が投稿した動画を引用する。その前半は、今回の内紛の経緯を「武田の乱」と名付け、正しく整理している。https://www.youtube.com/watch?v=9t21rwzd1AM

 

 

しかし、その原因は他者による干渉であると結論されており、本質的な誤りがあると思う。それは、韓国が自国の弱点を日本の悪業の所為とすることで解決したように錯覚するのと同じで、結果として言論空間の風通しを悪くし、外部との関係を徒に悪くするのみである。(補足1)

 

このyoutuberが知的でない結果だと考えるのなら、或いは問題は無いだろう。しかし、同じような総括を党内で求心力を増したと思われる松田学氏も行なっており、しかも上の動画がより要領よく纏めているのである。

 

仮に内紛の原因が本質的に外部の工作によるとしても、そのような隙を与えたのは内部の責任であり、その隙の議論による解消が無ければならなかった。「一難去って、皆互いに許し合い、より強く結束しました」だけでは、以前批判した桜井よしこさんによる靖国参拝の論理と同じである。(補足2)

 

内部での不正や歪をあやふやにして丸く収める日本型解決は良くない。内部の和を最重要だとしてそれらを看過し、外部からの良からぬ干渉を招くのは良くないし、その結果を確認しても単に外部批判に終始するのは、愚かだと思う。

 

安易に外部を攻撃するのは、参政党の今後の外部との協力の幅を無くすだけであり、やるべきではないと思う。現在参政党第二の実力者かもしれない松田学氏の動画を以下に引用する。 https://www.youtube.com/watch?v=yyLiz9Z48lk

 

 

2)松田氏の誤解

 

松田氏は街頭インタビューで、「武田氏と神谷氏は党の理念では一致しており、今回は党の運営の仕方における対立であった。そして外部からその対立を増幅する働きかけがあり、亀裂が広がってしまった」と話している。つまり、外部の悪しき働きかけが、武田氏をあらぬ方向に動かしてしまったという分析である。

 

武田氏を慕って入党したた党員に対する政治的発言と考えれば、配慮ある総括とも考えられる。ただ「今回の経験を元に、外部からの侵略に強い政党になろう」と言うが、内部での原因をうやむやにしてどの様にして外部の侵略に強くなれるのか。

 

そして、「昔の石原慎太郎をリーダーとする集まりの様に、一人の政治家について行くという政治は現在の政治スタイルではない。今は、みんなでやりましょうという時代である」「皆でやろうという象徴が5人に中心人物(ゴレンジャーと言う様だ)だった」と話す。(補足3)

 

このセリフは、「主役はあくまでも党員であり、ゴレンジャーは単にシンボルに過ぎない」という発言と整合的であり、武田氏の「党員が主役であるから、民主的な党運営をすべきである」という意見と重なる。 

 

松田氏の発言は、みんな参政党の理念を受け入れて一致しているのだから、自分たち二人(ゴレンジャーで党に残った二人)をシンボルにして、今後も一緒に力を合わせようと言っているのである。しかし、このシリーズの最初で言ったように、民主的運営は政党という機能体に相応しくない。衆愚政治の堕落に終わるだけである。

 

「外部の邪な奴らが悪いのだ」という結論は、ある意味で心地よいし、それなりに党員を団結させる力ともなる。しかし、既に述べたように、意味のない団結はむしろ組織の今後にとって有害である。

 

この話の結論を言えば、今後参政党は現在の3-4倍の勢力となるだろうが、そこで再び大きな内乱を経験する可能性がある。それは今回の内乱から党員は何も学んでいないからである。言ってよいものかどうか迷うが、その中心にM氏がいる可能性もゼロではないと思う。

 

 

3)今回の”武田の乱”の原因

 

今回の武田の乱の原因は、神谷代表が考える党の目指す方向が執行部周辺でも十分には理解されていないこと、及び幹部の中に非常に名誉欲と自己顕示欲が強い人が混じっていたことである。

 

一般に、人を性善説で見るのも性悪説で見るのも間違いである。ある場所ある瞬間においての悪人と善人が、場所と時間が変れば、入れ替わったりするのが人間社会である。メンバーが善人として活躍できる様、配置するのが人事である。人事は一般に非民主的になされる。

 

政党は政権を目指し、政権を執り、国政を担当して、国民のための政治をするのが本来の目標である。参政党は党員のためのものだという言葉は聞こえが良いが、そこに上記のような人事の考えがなければならない。

 

そして、「安易な党員への過剰な配慮」は、党を潰すことになる。「民主」という言霊に幻惑されるのは愚かである。https://www.youtube.com/watch?v=3xP_delEkcs

 

 

上の動画を視聴してもらいたい。この素晴らしい演説を聞いても、その内容が理解できない人が多いのが現実である。「日本が滅びて(海外に居る人も含めて)日本人が幸せになることは絶対にありえない」という言葉も、海外在住の経験が無ければ難しいかもしれない。フランス在住で談論風発のひろゆきさんにも聞かせてあげたい。(補足4)

 

神谷氏は、自分自身をプチ権力者と位置付けている。ゴレンジャーの多くも、この動画が分からなかったのだろう。この小さな芽が、日本文化と日本人という政治砂漠の中で育つかどうかは、やはり微妙である。

 

そのような事を全て熟知しているのは、企業で言えば創業者である神谷氏一人である。勿論、成長した後には新しいリーダーに相応しい人が複数現れ、次の目標設定などで議論になるかもしれない。今回の内紛は、そのようなレベルの高い内紛ではなかったと思う。

 

「人をさばくことには抑制的でありながら、行為としての悪は厳重に罰する」ことで、人は集団で生きられる。(補足5)そのことが、参政党の一部でも、日本文化の中と同様に、殆ど理解されていない様だ。何とか、気づいてほしいものだ。

 

 

補足:

 

1)欧米の知恵のかなりの部分は聖書によりもたらされていると思う。このような内紛関連に対する言葉としては、「人をさばくな、自分がさばかれないためである。」(マタイ、7章)があるが、これは人を正しく罰するのは困難なことだという戒めである。それは、7章ー5まで読めばわかる。一方、「すべて外から人の中に入って、人をけがしうるものはない。かえって、人の中から出てくるものが、人を汚すのである。」(マルコ7章‐15)外に原因をもとめる気持ちは分からないわけではないが、外部の人を裁き自分の内部の穢れを免罪するのは正しくない。

 

2)桜井さんの論理は、A級戦犯を裁いた①東京裁判の結果を受け入れるという条件で連合国と講和を結びながら、「あれは②事後法による裁きであり間違いであるから、東条英機以下は許されて靖国に合祀されることは当然であり、そこに首相や閣僚が参拝することも正しい」として、③自国の為に命を犠牲にした人たちに尊崇の念を表明するのは独立国として当然であるとして、首相の靖国参拝を正当化している。 桜井さんは、外交上約束①を、国内の論理である法理論②を基準に無視している。更に、戦争に至った近代日本の歴史のレビュー無しに、③の一般論を引き出して、日本国民に敗戦という行政上の大失敗の責任まで消し去っているのである。https://ameblo.jp/polymorph86/entry-12704328039.html

 

3)この発言は、参政党の中心である神谷氏の独走にブレーキを掛け、党の運営は今後ゴレンジャーとして残った自分と神谷氏との合議制とすべきだという主張にも聞こえる。

 

4)唐突にひろゆきさんを出すのは、彼はネット社会で活躍する若い世代を代表する数少ない日本の知性の一人で、フランスに逃げてしまったからである。少し年長の似たような感じの人に橋本徹氏が居る。彼は、日本に恩恵を感じていないのか、国政に関与したくないと神谷氏の申し入れを断った。日本維新の会が、人事で新陳代謝を正しく行って、神谷氏と橋本氏がコンビを組んでいたなら、日本維新の会は今のような体たらくした存在ではなくなっていただろう。

 

5)人を裁くことは人の尊厳を破壊することである。人の行為を裁く(罰する)こととは次元が異なる。「人をさばくことには抑制的でありながら、行為としての悪は厳重に罰する」ことは、人が社会をつくり協力して生きていく上での知恵であり、ルールである。日本人が安易に行う「人にラベルを貼って評価すること」は、人を裁くことであり、それはその人を汚すことになる。

 

(10:30、12:00;18:30、かなり大幅な編集;申し訳ありませんでした。)

 

 

今回の記事は、私個人のモデルを含んでおり、全てが客観的事実に一対一で対応するものではありません。その点だけ注意してお読みください。

 

参政党の内紛の詳細は、神谷宗幣氏による時系列での詳細な説明で明らかになった。それを先ず要約し、§3で神谷氏が行なった詳しい解説の10月末までの部分を整理して示す。それ以降、武田氏は百田さんの動画に出演するなどして参政党潰しに動いておられるので、内紛とは言えずここでは言及しません。https://www.youtube.com/watch?v=WFmYS2-1Ue4

 

 

1)武田邦彦氏を中心とした参政党の内紛の要点

 

今回の内紛は要するに、武田邦彦氏が自分が中心になって参政党を支配し、新しい保守政党として大きく育てたかったのだと解釈できる。その為に先ず、河村たかし現名古屋市長を参政党の代表にして、河村氏を国政に復帰させる。

 

武田氏は、それに続いて、百田尚樹氏と有本香氏が立ち上げた日本保守党との合併まで考えていたと思う。そうすれば武田氏は、日本の政治の大きな動きの中心になれる。今回の内紛は、武田氏の参政党に対する無理解とエゴイズムが原因であり、6月頃に始まった神谷氏の危惧したことでもある。

 

上記ストリーの通りに事を進めるには、参政党創業者の神谷氏の堅苦しいビジョンが邪魔なので、先ず最初に神谷氏を参政党から切り離すことを考えたのだと思う。それが河村たかし氏を抱き込む戦略だろう。§3の今年77日と711日の項を参照してもらいたい。

 

つまり、武田氏には参政党のビジョンの重要性が分かっていなかった。単に自民党の世襲議員たちによる“日本をアメリカ民主党の属国にする政治”を破壊するという百田氏のビジョンと大差ないと思っていたのだろう。恐らく、吉野敏明氏や赤尾由美氏も、同じだったのではないかと思う。

 

私が理解した参政党のビジョンとは、今月14日の記事に書いている。つまり:①国民が日本の歴史を正しく学び、日本の現状と将来への方向を自分で考えること、および、②国民が政治に参加して、独立した日本国を回復することである。そして、その流れをより太く確かなものにする為、③教育改革が行なわれること、以上3項目だろう。(補足1)

 

ただ、百田氏らの日本保守党は、この武田氏らの動きを今年8月まで殆ど知らなかったというのは本当だろう。この件、外部からの参政党切り崩しというより、少なくとも8月末までは、専ら参政党内の内紛だったと思う。

 

 

2)2021年に起こった参政党の内紛との比較

 

因みに、参政党にはこのようなトラブルは以前にもあった。そのことについて少し解説する。

 

参政党設立の歴史は、神谷氏による2013年のインターネットチャンネルCGSを開設に始まるだろう。そこで、歴史、政治、経済関係の動画を配信している。2019年「政党DIY」を立ち上げ、20203月に政治団体の届け出、411日に結党している。

 

当初メンバーは、神谷氏の他、松田学氏、KAZUYA(京本 和也)氏、渡瀬裕哉氏、篠原常一郎氏である。20211月に、KAZUYA氏が執行部から離れ、4月に離党している。その理由は、「党(つまり神谷氏)がディープ・ステートが米国を牛耳っているという陰謀論に傾斜してしまったから」と言うのである。

 

同じ理由で渡辺裕哉氏も「参政党」を離党している。評論家の倉山満もこのように指摘しているとウィキペディアには書かれている。つまり、かれらはトランプ前大統領が言うディープ・ステートを都市伝説(陰謀論と言う人も多い)のように受け取っているのである。

 

近代史研究家の林千勝氏や元ウクライナ大使の馬淵睦夫氏らの解説する米国ネオコンの政治を、彼らは理解せず、米国ネオコンとその背後に居るユダヤ系ロビイストらの言い分をそのまま信じ、米国の実体を知らなかったことが原因だろう。

 

今回の武田氏らの企みも、日本国に何が欠けているかについての十分な考察もなく、日本の政界における新しい波を野合的に作ろうとする企みだったと思う。中心メンバーでありながら、参政党を創設した神谷宗幣氏のビジョンとこれまでの努力が感覚的にも論理的にも十分には分かっていなかったのだろう。それが私の今回の内紛の総括である。

 

なお、記者会見の時の動画は:https://www.youtube.com/watch?v=1Ngo6q-IXgY

 

 

3)今回の参政党内紛に関する神谷氏の時系列での説明:

 

武田氏が減税日本(以下G党)との連携を考え、G党の代表(河村たかし氏だろう)と会ってほしいとの話を神谷さんにしたのが5月6日であった。

 

5月11にG党代表と一回目の話をして、選挙協力や政策協力なら可能であるが、G党との人事交流は出来ないと伝えた。

 

520に神谷氏は話合いの結果について話すために武田氏と面談をした。武田氏のG党との連携の話について、警戒心をもった。

 

525に再度G党代表と話をし、比例区で名簿を貸すことは可能だが、選挙資金は出せない; 参政党人事についてはG党の意見を反映する訳にはいかないと話す。その後、G党との連携の話は、立ち消えになった。

 

6月中旬、百田新党の立ち上げの話があった後、武田氏は東海地方の参政党役員を自宅に呼び、「G党との協力は決定事項である」と言った。2日後には、地元新聞を呼んで、G党との懇談の場を作ろうとしているとの情報が神谷氏の耳に入った。

 

6235人の役員メンバーの神谷、松田、武田、吉野敏明、赤尾由美の5氏(ゴレンジャーと呼ぶ様だ)が会議をひらく。その場で、武田氏が「党運営を事務局が独裁的に行なっている。金の使い方が悪い」と他を叱責し、党運営をゴレンジャー中心に行なうべきと発言。

 

その時、「金の使い方が悪いと言うことはない。それならボードに参加してもらえばよい」と言ったのは事実だが、あとで”ボードメンバー交代はボード会議で行なわなければならない”という規定を思い出し、直ちに訂正の連絡をした。

 

628、ゴレンジャーとボードメンバーで会議。武田氏は事務局の部長らを叱責する。ボードメンバーの交代(武田氏の加入)は否決された。

 

この後、ある秘書の方(吉野氏の秘書)が、この会議の内容に偽情報を乗せて、支部党員にメールや電話で伝えるなどの不審な動きが見られ始めた。

 

73日;77、武田氏が衆議院選挙(東海比例区)には出ないと発言し、小選挙区なら出ると言ったが、その後小選挙区での立候補も止めると連絡してきた。

 

その本心を支部役員が聞きただしたところ、「G党のK氏(河村氏)を共同代表にした方が良い」「神谷は言行不一致なので、それを正すまでは立候補しない」と言った。

 

711日には、党員から「河村氏を参政党代表にして、一期終わった時に神谷代表に戻せばよい」と言ったと聞く。

 

ここで神谷氏は、5月以来の杞憂が現実のものと知る。そして、武田氏が河村氏を党の代表にして、その後、日本保守党との合流まで考えているのではないかと疑うに至った。

 

8月に吉野氏の秘書が、武田氏の823の講演会の録音を多数の党員に送付した。その講演で、武田氏は「参政党の金を狙っている奴がいる。そういう人物を一人づつこれから排除する作戦を練って、支部の方々と協力してやっていこうと思う」という主旨の発言をしていた。

 

818、武田氏秘書から、アドバイザー辞任の話が連絡される。武田氏は本部以外のメンバーにも辞任の連絡をしていた。武田氏と吉野氏が以前も参加していたのだが、830日のボード会議には、不参加と連絡してきた。この時点で、参政党の切り崩しの危険を察知し、代表の交代をしてもらう。

 

9月1日、日本保守党がSNSX, 旧ツイッター)の立ち上げをする。

98日、武田氏に話合いを申し込むが拒否される。105日なら会うということで一旦約束したが、101にやはり会わないとの連絡を受ける。

 

108、愛知県での政治系の集会で、武田氏は神谷が4億円使いこんでいると話す。

1017、保守党結党集会が開かれ、河村氏の共同代表就任が発表される。

 

1023、臨時支部長会議を開催し、不正確な情報が意図的に流し込まれている。今の事態は、どこかから仕掛けられている情報戦のような情況であると話す。

 

そして、今後我々が採らなければならないのは、これから始まる法的対応に支障のない範囲で、武田氏や吉野氏某秘書(吉野氏秘書)の行なってきたことについて話す。この会議の内容は部外秘だっがが、翌日には参加しなかった吉野氏がSNSで自分の秘書がスパイ呼ばわりされているとの言及した。

 

これまで某秘書としてのみ話していたことが、吉野氏自身から自分の秘書だと言ったことから、会議の内容を歪めて吉野氏に伝えている人物が居る事を示している。吉野氏には会ってほしいと話をしたが、その後アドバイザーを止めるという連絡を受けた。

 

1029、武田氏は参政党の執行部に裏切られたという短い動画を配信。

 

113以降の話(動画の22分以降)、共産党に似た体制が望ましいと神谷氏が言った云々についてはそれ程重要でないと思うので、省略します。

 

4)私の若干の補足:

 

以上の解説で、武田邦彦氏と吉野敏明氏と参政党内紛との関係はほぼ明らかになった。ただ、吉野敏明氏及び吉野氏秘書の役割が十分に区分けされていない。吉野敏明の最近のツイートから、吉野氏は自分の秘書がスパイ的な行為をしていないと信じると言っている。

 

恐らく、参政党本部に吉野氏秘書に情報を流す人がいるのだろう。ただ、823日の武田氏講演の音声データを方々に送った件は、送付元アドレスから吉野氏秘書が行なったことは明白である。やはり吉野氏も武田氏の考え方に、消極的であっても同調していたのだろうと思う。

 

武田氏の人となりであるが、私のこれまでのブログ記事では、全く信用の置けない人物として言及している。例えば、福島第一原発から出る汚染水の海中投棄の件では、よく調べもしないで、専門家面をしていいかげんな発言をしている。この件について、私の発信は以下の記事にある。https://ameblo.jp/polymorph86/entry-12818393115.html (武田氏の動画:https://www.youtube.com/watch?v=rowgdws_iD8

 

このほか、名指しで武田氏を批判したブログも書いている。以下の武田氏の発言をみて、各自ご判断ください。 武田邦彦氏:世の中には困った人もいたものだhttps://ameblo.jp/polymorph86/entry-12562440677.html

 

石油はいくらでもあるとか、(地球)温暖化など全然しない、タバコ吸っても肺がんにならないなどと言って憚らない。(130まで)低価格(現在の価格)の石油でも、現在のペースで消費して10万年持つといっている。無茶苦茶である。

 

「地球は誕生のとき、大気の95%は二酸化炭素だった」「地球の生命は皆炭素ですから、炭素がなくなった時生命は絶滅する」「現在、大気中のCO2濃度は0.04%だが、恐竜時代の1%位にまで戻したほうが良い」など。(340

 

このような発言は、武田氏の動画を見てきた方にはなじみ深いものだと思う。この時の動画(https://www.youtube.com/watch?v=xu3iZRPURds)は既に削除されている。私の体験では、武田氏の動画をブログで引用すると、後で削除されていることに気づくことが非常に多い。

 

 

補足:

 

1)参政党のHPに綱領が書かれている。それらは以下の3項である。

① 先人の叡智を活かし、天皇中心に一つにまとまる平和な国をつくる。 ② 日本国の自立と繁栄を追求し、人類の発展に寄与する。 ③ 日本の精神と伝統を活かし、調和社会のモデルをつくる。

また、参政党の理念として、「日本の国益を守り、世界に台調和を生む」と書かれている。

ただ、これらは概念的であり、具体的ではない。それに、この理念は政治としてはアマチュア的である。つまり、この若い政党は、今後何度も理念を練り直し、綱領も書き直すことで日本の国政を担当するまでにならなくてはならない。神谷氏の活動と演説から、彼の思いを抽出してみれば、その中心にあるのは日本が自国の歴史を再構築し、それに基づいて歴史教育すること。そして、その歴史により日本国民全てが日本国を本当に理解することであり、それにより日本人に愛国心を育てる。その結果、日本が真の独立国となることが出来るのである。それが分からない人たちは、いかにマスコミの寵児であってもボードメンバーには相応しくない。

 

(12:00、編集、KAZUYA氏の本名を追加;21:00、助詞等の軽微な修正)