参政党の内紛(I)は、11月4日に書いた記事である。その記事で最初に紹介した動画に、参政党の神谷代表に対する凄まじい人格批判が語られている。ボードメンバー、吉野敏明氏や武田邦彦氏による神谷氏を中傷する言葉が引用されている。

 

その内の一人吉野氏は、最近参政党を離党し、外部から参政党を応援することになったようだ。吉野氏は「これからも、参政党の益々の発展を祈念します。私を参院選や府知事選に推してくれた神谷さんには一生感謝します」とツイートすることで、それを表明している。https://twitter.com/yoshirin100/status/1726136463782531558

 

このツイートの中で、「私の秘書は参政党を騒乱することなど天地天明神に誓って一切しておりません、とても誠実な人間です」とも語っているが、この部分の詳細はよくわからない。参政党の内紛(I)で引用した動画の冒頭で、吉野氏の写真と供に「ある人格障害者が世間を跋扈しているので要注意だ」という言葉で神谷氏を中傷することと、上記ツイートの言葉は整合的ではないからである。あの動画は、何者か別人によるというのだろうか?

 

吉野敏明氏も、参政党の神谷氏同様、現在世界を支配しつつあるグローバリストたちに反対する立場(一応“反グローバリズム”と言う:補足1)の活動家である。そして現在二人は、立憲民主党の原口一博氏らとともに、世界政府を創る企みの一部と考えられるパンデミック条約締結や国際保健規則(IHR)の改訂に反対する運動(補足2)を展開している。

 

吉野氏がその篤い思いを抱きながら神谷氏批判を展開したのなら、それなりの理由があるのだろう。兎に角、当事者たちが今回の内紛を振り返り、今後の参政党成長の糧としてもらいたいと思う。

 

この吉野氏のツイートを引用して参政党の内紛に言及したのが、今朝の及川幸久氏の動画である。この動画で及川氏は、この参政党の内紛が結果的にグローバリスト全体主義者たちによる分断工作と見ることもできると話している。

 

そして、今回のケースは、米国プロジェクトヴェリタスの内紛とよく似ていると話す。これは非常に適格な指摘だと思う。米国のケースでは、参政党の内紛とは違って、創設者ジェームズ・オキーフが追い出されることになった。https://www.youtube.com/watch?v=dPrsnnQ5kXs

 

 

及川氏は上記動画で、敵を弱体化する「分断と統治」(divide and rule policy) という古くからの戦略を解説し、今回の参政党の内紛もその戦略が背後にあると話す。グローバリストたちによる参政党分断化工作を具体的に証明すること(補足2)は困難かもしれないが、結果的にはそれが成功しているように見えるというのである。

 

私も及川氏の「幅広く連携してグローバリストたちの企みに反対しよう」という考えに賛成である。そこで、以下のようなコメントをアップした。

 

参政党の騒動とプロジェクトヴェリタスとオキーフさんとの分裂との同質性を指摘されたのは、さすがに及川さんです。この参政党の内紛を利用して、分断と統治の手法で参政党を潰そうとする企みが外部からなされたと考えられます。武田さんのその後の発言も、かれらグローバリストたちは喜んで利用するでしょう。(補足3)

 

ただ内紛の出発点には、やはり路線或いはポストをめぐる議論があったのでしょう。私はここで、内紛が治められなかったのは、日本人の組織を組みそれを運営する能力の低さが大きな原因だと思います。全く個人的な問題で、大きな組織としての目標が一旦視野から消えてしまうのです。

 

それにいち早く気付いたのが松田学前代表であり、時間を要したが、吉野敏明氏もついにそれに気づいたと思う。吉野氏は、時間を要したので、今後は外部から参政党を応援することになると思う。及川さんが紹介された吉野氏のツイートがそれを示している。

 

上記コメントの中段で書いたこと「日本人の組織を組みそれを運営する能力の低さ」が、特に言いたかったことである。この日本人としての弱点を自覚すれば、このような内紛の頻度が抑えられるのではないだろうか

 

尚、この多段階組織を組んで運営することに苦手な日本人の性質が、日本経済低迷の30年などとも関連するので、別セクションを立てて、少し考えてみる。

 

 

2)多段階組織を組み運営する訓練を受けていない日本人

 

日本人は大きな組織を組み運営する能力が低い。その場合、多段階組織の中間で活動することが特に難しいからである。一段だけの組織はリーダーとその他大勢で構成され、人間以外の多くの動物でもそのような組織(=群れ)を作って生きている。

 

しかし、多段階の組織の創設と運営は、人間以外では見られない。中間管理層は、組織全体の目標を意識しつつ、自分の下の組織をまとめ運営していかなくてはならない。

 

その為には、自分の組織の効率最大化という中間組織の長としての役割を、一段上の組織の長からの指令に従い、且つ、一段上の組織の構成員として、更に、組織全体の運営に対してポジティブな寄与をするという多くの条件下で果たさなくてはならない

 

つまり、個として活動においては、個の利益の最大化を目標にして活動するだけであり容易である。しかし、中間のチーフの立場では、自分の組織の下に向けては最終決定権を持ちながら、自分が所属する一段上の組織では決定権を上部に委ねるという柔軟な対応が求められる。

 

西欧では、この時に受ける精神的ストレスを解消するために、会社等の組織内の自分と組織から離れた自分を、一日2回意識して切り替えていると思う。それは、プライベートとパブリックの立場の切り替えに似ている。多分西欧では、隣家に部長が住んでいても、課長は対等に付き合えるだろう。

 

日本人の多くは人にラベルを付けて、24時間365日、そのラベルで他人を見ることに慣れている。この日本文化特有の問題が、日本の様々な問題の原点に存在する。私が屡々持ち出す機能体を作り運営することが下手な日本人の病根は、その日本文化にあると思う。

 

例えば、大学時代から何十年たったか分からない芸能人の多くが、卒業した大学のブランドでクイズ番組で活躍し、それを日本の家庭ではテレビで見て”楽しん”でいる。また、明治維新の時の貴族の末裔たち(薩長の方々)が未だにそのブランドで、政界や経済界の上層に居るのである。

 

両親に睡眠薬を飲ませ、眠ったころに頭からビニール袋か何かをかぶせて死に至らしめた歌舞伎の名門の方の裁判が即日結審し、その判決が2,3日前に出され、執行猶予付きだった。このことも、同じ力学が働いたからではないのか? 日本の伝統文化の一つである歌舞伎ブランドの力である。 https://ameblo.jp/polymorph86/entry-12827556110.html

 

日本のこの遺伝病に、日本人はそろそろ気付くべきだ。

 

 

補足:

 

1)グローバリズムという言葉の本来の意味は、地球規模化である。最初に現れたのは、レーニンとトロツキーらユダヤ人共産主義者による国際共産主義革命の活動であり、その後現れたのが、世界経済のグローバル化である。その二つの活動は、最終的に結びついて現在の政治経済全体のグローバル化の活動となっている。それを担うのが、現代版トロツキストの米国ネオコン、経済のグローバル化に成功した米国巨大資本、そして欧州のユダヤ資本とその末裔と取り巻きの金融資本家たちだろう。後者の手先が、ダボス会議の主催者であるクラウス・シュワブ氏の世界経済フォーラムだろう。環境問題を武器に政治のグローバル化を目指しているグレタ・トゥーンベリさんも、グローバリストの代表的人物であり、英国ロスチャイルドの末裔だと言われている。

http://blog.livedoor.jp/omb2012/archives/59717253.html 

 

2)私もこの見方に賛成である。グローバリスト側からのこの内紛を利用した動きの具体例としては、以下の動画にある黒川敦彦を名乗る人物による神谷批判である。参政党を批判する人物としては他に元NHK党の立花孝志氏がいるが、彼らは自分がトップに立たなければ何もできないという小ボスであり、自民党などの勢力とどの程度結びついているか分からない。https://www.youtube.com/watch?v=jE_WxHPgBF0

 

3)武田氏は元企業の物理化学系の研究者であり、その後大学の先生となられた方である。この基礎理科学の研究は、仕事の性質としてもっとも政治からは遠い。武田氏が基礎科学系の学者なら、失礼かもしれないが、政治家には向かない。その学者としての感覚が、多分今回の内紛の原因の一つだろうと推測する。

 

(12:30編集、補足3の追加)

世界の大混乱を想定したシミュレーションの必要性

 

21世紀は大混乱或いは変革の100年かもしれない。現在進行形のウクライナ戦争やハマス対イスラエルの戦争は、単にその序曲のようなものだろう。次に起るのは米国の混乱と衰退、世界覇権のどこかへの移動なのだろう。その前に、第三次世界大戦になるかもしれない。

 

その混乱の中で日本国は存立の危機に陥るかもしれない。その危機とは、中国や北朝鮮など隣接する他国による侵略である。(補足1)

 

日本の政治が今すべきはその危機から日本が生き残る政治・外交のシミュレーションだろう。先ずは、ウクライナとイスラエルの戦争に学ぶべきである。その正しい理解無くしては日本の未来は無いと思う。

 

その問題意識をもって、ウクライナの悲惨な情況やガザ地区での凄惨な様子を観察・分析し、それを参考にして混乱の世紀を乗り越えるよう準備しなければならない。日本の国会では現在そのような議論は皆無だと思う。現在の政治家の総入れ替えが無ければ、日本の将来は危うい。

 

・ウクライナ

 

ウクライナでは、18歳~60歳までの男性は出国禁止で、今はそのかなりが戦死していると考えられている。例えば: https://www.yomiuri.co.jp/world/20231110-OYT1T50075/

 

ウクライナの450万人の難民(主に女性と子ども)は西に逃れているが、その四分の一がポーランドにとどまり、残りは他のEU諸国に入る。概ね暖かく迎えられているというが、そのかなりの人たちは、性的なサービスや家事などの労働を強いられていると、米国メディアが報じている。https://www.youtube.com/watch?v=iROjQXc7e60(体験者の発言は6分10秒ころ)

 

 

ゼレンスキ―の言う防衛戦争は、ウクライナの何を、何から防衛する戦争なのか? 国民の殆どを不幸のどん底に陥れて、何が国防か! ゼレンスキーの国会演説に立ちあがって拍手する永田町の住人や霞が関の日本人達、日本のマスコミと日本の一般民は、その様な原点思考をしないのか?

 

確かにウクライナの地政学的位置とソ連崩壊後の政治情勢は、アイデンティティを持った国家として団結することが困難だったかもしれない。しかし、ドネツクを自治州にするミンスク2合意を実行することで、国家の統合がむしろ容易になった筈である。何故それをしなかったのか?

 

国民全てが正しい政治的認識を持ち、大国(つまり米国とNATO)の干渉を退けられたなら、現在のような境遇にならずに済んだだろう。このウクライナの情況から、日本国民は多くを学ぶことが出来ると思う。兎に角、一旦戦争になれば、このような悲惨な境遇に落ちる。

ウクライナ戦争は米国の代理としてロシアと戦っている:私のブログ記事

 

・パレスチナ

 

ガザ地区の死亡者数は13日までに11240人に達し、うち4630人が子どもだったと、地元の担当者が発表した。昨日もイスラエルは、ガザ地区北部の難民キャンプにある国連機関が運営する学校を爆撃し、50人以上を殺害したと報道されている。https://www.youtube.com/watch?v=9uHmFwqD1e4

 

学校や病院などの爆撃を禁止する国際法の規定など、前世紀の遺物のように取り扱われている。ネタニヤフらがハマスが「人間の盾」戦術を使っていると非難するが、このような空爆をするイスラエルにその戦術をを非難する資格など最初からない。それは民間人を殺さない国家に限定された資格だ。

 

日本が学ぶべきことはたくさんある:

 

これらの情況は、10000km西方の国々での出来事であり、我々はまるでエンターテインメントのようにテレビで見ているだけだ。それらは近い将来、日本にも発生する可能性についてテレビの評論家も国会も一切議論しないのは非常に愚かだ。

 

日本が学ぶべきことは、混乱の時代には近代の西欧が作り上げた国際法は意味がなくなり、残るのは野生の原理のみとなるということである。その原点から日本の国防を考えなければならない。これからの世界は、古代には普通だった民族間の凄惨な生存競争となることも覚悟しなければならない。

 

このような世界情勢は、20世紀の政治では想像の世界だけだったが、21世紀の今では東欧と中東での現実である。そして近い将来、我々の現実となるかもしれないと覚悟し、それに備えるべきである。

 

別のトラブルのシナリオ:

 

ここまでは日本の将来に、ウクライナやパレスチナの現在を投影して考えた。しかし、全く別のシナリオも存在する。それは日本への大量難民或いは便衣兵(民間人の服装をしているが、正体は軍人)の流入である。

 

例えば、中国や北朝鮮で内戦が始まる可能性は、かなりの確率で存在する。何といっても、内戦やクーデターなどの原因は経済の大不況である。例えば中国の場合、コロナ不況から不動産不況となり、大学を卒業しても就職率は20%に満たない。https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/74704 

 

最近まで元気だった元首相の李克強の死も、実は暗殺ではなかったかと噂されている。また、国防相が今年7月に解任され、政権幹部も今や粛清の危険性を感じているだろう。もし、内戦などに発展したら、日本には何十万という「見掛け難民船」が来るかもしれない。

 

もし大挙して来るなら、日本の島嶼部を占領して内戦のための基地とすること、或いは日本占領の先駆けの可能性など考えられる。その時、難民船に見せ掛けた船と判断すれば、侵略者として撃退するか撃沈しなければならない。

 

嘗て自衛隊の最高指揮官である首相で、「人命は地球より重い」と言ってテロリストを解放した人がいたことを考えると、果たして日本にそのような毅然とした対応が出来るのだろうか? 島民はそのような作戦の背後で自分と家族を守り、そこを無事退避できるだろうか? (補足2)

 

そのような事態に対応するには、国民それぞれが平和ボケの頭を洗い直し、予想される事態をシミュレーションして、自分の為の対応マニュアルを頭に入れておく必要がある。

 

現在、日本国中の自治体や町内会などでは、地震が来た時の防災訓練や消火訓練ばかりしている。今はそんなことよりもっと大事なことがある筈だ。愚かに見えて仕方ない。

 

自分自身の対応マニュアルを作るには、先ず日本国民全てが国家と自分の関係を原点から考えることが必要である。日本の政党で唯一それを提唱しているのが参政党であり、この出来たばかりの小政党に期待するしかない。神谷宗幣氏には頑張ってもらいたい。

 

西鋭夫フーバー研究所教授の講演:

 

この文章を書く気にになったのは、米国スタンフォード大所属のシンクタンクであるフーバー研究所の西鋭夫教授の講演の動画を視聴したからである。2019年、西氏が米国から一時帰国した時行った講演動画である。

 

西氏の講演のスタイルは、日本のもの静かな学者のものではなく、現実的な米国仕込みのスタイルである。平和ボケの人たちは、その雰囲気にさえ、拒否反応をするかもしれない。

https://www.youtube.com/watch?v=RKr7BJwACIY

 

 

 

補足:

 

1)テレビ朝日の玉川徹氏は、日本が敵基地攻撃能力を持たなければ、中国も日本を攻撃する動機が無くなると言ったという。

 

 

2)現在の政界にも数人は、まともな感覚を持った人もいる。北方領土を取り返すには戦争しかないではないかと言った丸山穂高議員、

 

 

そして、北朝鮮有事に関して「警察で対応できるか。自衛隊、防衛出動か。じゃあ射殺か。真剣に考えた方がいい」と発言した麻生太郎議員らである。

 

 

彼らの言葉は、問題点を指摘したものであり、その意味で正しい。

これらの発言そのものを問題視するマスコミと日本の平和ボケの方が問題なのだ。この平和ボケという病気は、日本社会党から民進党などが重症であるのは周知。言葉を口にしてもいけないというのは、日本文化にある病的な点で、戦後の占領政策のためだけではない。それは葬式や法事で、坊主も理解していない訳のわからないお経をおとなしく聞く文化である。

 

(15:00、16:45 編集、補足1追加、タイトル変更;18時小編集最終稿と書きましたが、20時再度編集して最終稿とします。)

 

参政党が新しい保守系の政党として生まれ、大きく成長している。ただ、この段階になって、党の運営について初期メンバーからも不満が出て内紛となり、追い出された彼らによる逆襲が行われている様である。

 

内紛の理由についての私の分析は、端的に言えば、本文最後に示した武田邦彦氏の参政党批判の動画に投じたコメント(茶色の活字)の通りである。以下、参政党の特徴などから初めて、内紛とその理由とについて、私の理解したところを書く。

 

 

1)参政党の特徴と神谷宗幣氏の特別な地位について

 

日本の政治に新風を吹き込んでいる政党に参政党がある。現在の日本の政治情況に危機感を感じ、日本がこのまま米国の属国の位置に甘んじれば、国家の崩壊と国民の悲劇が近い将来必ずやってくることを知り、短期間に政権与党になり得る政党として創られた。

 

独立国家としてのインテグリティ(完結性)を獲得するまでの道のりは遠いだろう。しかし、何とか急いでその方向に国全体を導かねばならない。そのような悲痛ともいえる思いと覚悟を、参政党を作り上げた神谷宗幣氏の演説から感じる。

 

私が理解した参政党の目指す日本は、①国民が日本の歴史を正しく学び、日本の現状と将来への方向を自分で考えること、および、②国民が政治に参加して、独立した日本国を回復することである。そして、その流れをより太く確かなものにする為、③教育改革が行なわれること、以上3項目だと思う。(補足1)https://www.youtube.com/watch?v=jVojeOBgyr8

 

 

 

参政党代表の神谷氏の歴史を見る姿勢は、上の動画に良く表されている。日本の歴史教育が如何に歪められているか、この動画が紹介している通りである。現在、日本人が愛国心を持てないのは、受けて来た近代史の教育及び社会に関する初期教育に問題があるからである。

 

 

神谷宗幣氏の政治家としてのキャリアは、2007年に元吹田市議会議員からスタートした。2013年には、インターネットチャンネルCGSを開設し、歴史、政治、経済関係の動画を配信している。2019年「政党DIY」を立ち上げ、その後2020年に松田学氏らと「参政党」を設立した。(補足2)

 

昨年7月の参議院選挙で神谷氏が当選し、国政政党となり、地方選でも既に140人以上の議会議員を輩出しており、今や新党として日本の将来を担う可能性が出てきた。尚、現在のメンバーは以下のサイトに掲載されている。https://www.sanseito.jp/member/

 

参政党がこれまでの政党と異なる点は、神谷氏という確固とした中心を持つということである。ただ、彼だけでは全国政党に羽化させるには無理があるので、協力者を必要とした。そこで、様々なルートで協力者を揃えたのだが、政治家としての能力を持つ人物は松田学氏しか居なかった。このことが現在の参政党の混乱の源である。

 

この混乱は、ゼロから急成長する組織に良くあることなので、神谷氏には、焦らずに問題を解決され、参政党を国政政党として今後の日本を担う大政党に育ててもらいたい。

 

重要なのは人材である。地方の政治家を大勢育てるのは賢明だが、同時に参政党の中心を担う良き協力者を慎重に選んでもらいたい。神谷氏が見て一流と思える経歴を持つ人の中から、全方位に配慮する調整能力を持った人を時間を取って選ぶべきであると思う。(補足3)

 

参政党が成し遂げようとしていることは、現在日本人の多くが持つ「最近150年間の日本の近代史の嘘」の暴露であり、その嘘に基づく既得権益者としての日本の支配層への挑戦し勝利することである。この大事業を成し遂げるには、相当優秀な人たちとチームを組み、大きな努力を要する仕事になる筈である。

 

参政党の周りに集まる人たちには、神谷氏の考え方を中途半端に理解して、成長する参政党に参加して、自分の小さい野望を成し遂げようと思う人も多いだろう。しかし、参政党の目標を理解し、自分を抑えつつ今後の重荷を共に担おうという考えに至る人は少数だろう。

 

多くの人材の入れ替わりがあるだろうが、去る人のなかに自尊心の強い人も相当多いと思われる。しかしそれは、大政党に成長するとすれば、新陳代謝のようなものだと思う。ただ、混乱は少ないのに越したことは無いので、人材の登用には注意が必要だと思う。

 

 

2)参政党のトラブルの具体的姿1:リークを利用した外部からの攻撃

 

初期メンバーの多くも参政党を離れ、その後は内外から、間接的或いは直接的に「神谷氏は平気で嘘をつく」とか、「アスベルガ―」だとかなど人格的攻撃をして、参政党の成長を妨害する人が出てきている。https://www.youtube.com/watch?v=Bkg5IglzfQo

 

上記サイトにある非難動画なども、その内容をみれば、その人物もトラブルの概略もわかる。彼らは、自分ひとりの力で、一定の社会的地位に上り詰めた人が多い。自分の役割を自覚して、党としての大きな目標を見るという姿勢が取れない人なのだろう。

 

「先生」と呼ばれれ続けて、人生の壮年期を迎えた人、老年期に達した人などには特に注意が必要である。その中には、テレビ等への出演でたまたま一定の地位を得た人もいるだろう。ただ、彼らの殆どはごく普通の人たちであり、高い志など持ち合わせていないことを考え、もっと警戒・注意すべきだと思う。

 

神谷氏の行動力や才能と感覚に、これまでにない新しく並外れたものを見、彼と同じように日本の危機を感じ、且つ、彼を支える役に回って参政党を大きく国の政治を担う政党に育てようという高い志を持つ者は、極めて少数だろう。

 

もう一つ例をあげる。小さな政治団体を主催するある人物が、動画で「神谷はもはや頭のおかしい独裁者」と言って、フリップを用いて語っている。https://www.youtube.com/watch?v=jE_WxHPgBF0

 

その中に、内輪での神谷氏の発言がリークされ、紹介されている。「僕だけに見えている未来がある。参政党だけが日本を救える。邪魔するな」など神谷氏のことばである。内部向けであり、若干激しい言葉であるが、この言葉は本質的に正しいと思う。(補足4)

 

 

その神谷氏は独裁者だと非難する人に言いたい。戦場において民主的決定を部下が要求する様では、全員が討ち死にするしかないと。この発言をリークした人も、現在の日本の情況を知り一時は政治に参加したいと思ったのでは無かったのだろうか。https://news.yahoo.co.jp/articles/37c462f6e0ed66cfde96ebae0ef8ff34ce31da9f

 

参政党が不満なら、参政党を出て自分の政党を作ればよい。参政党を応援しなくても、自分で考え自分で政治的に動いて呉れれば、それでよいと神谷氏は街頭演説で語っている。それをしないで、発展しようとしている政党のトップの人格攻撃をするのは醜い。

 

私は参政党の人間ではないが、参政党には是非大きく成長してもらいたいとおもうので、また、外から見る方がよくわかることもあると思うので、このように書くことにした。

 

 

)参政党のトラブルの具体的姿2: 武田邦彦氏の落胆

 

武田邦彦氏は参政党のアドバイザーとして活躍されてきた。その功績は多分大きいだろう。ただ、参議院選での自身の落選とその原因を考えて、党の方針として割り当てられたご自身の選挙活動の方針に不満があったようだ。

 

武田さんは、参政党の事務局が党の活動を指揮し、全く独裁的であると主張する。そして、党員が政党の主人公であり、党員の声の総和で党の運営がなされるべきであると主張している。この間違った主張に対して、私は以下のコメントを書いた。

 

これも理解できる人は極めて少数のようだ。

 

 

私は、参政党が日本の国政政党で初めて民主政治を実現するための政党であると思って期待している一人です。武田さんのお話を伺って、気が着いたことがあります。それは、参政党の運営が合議制ではなくトップダウン的であり、武田さんを含めて国政政党として育てた重要メンバーの方々に不満があるというような話でした。ただ、武田さんのその部分の話を聞きながら、党運営の重要な点に関して武田さんのお考えに誤解があると思いました。

 

参政党の組織は、他の政党も同様ですが、機能体的性格を持っているということです。つまり、決して民主主義的組織では無いということです。「赤尾さんが神谷さんを批判したから、首になった」という話ですが、参政党創業の神谷さんが基本的な点で考え方が違うことが判明したとお考えなら、そのポストから外されるのは当然のことでしょう。

 

つまり政党の組織は、どちらかと言うと会社の組織に似ているのではないでしょうか。社員が民主的に会社の経営に参加するようでは、その会社は危ういです。機能体組織では、組織内での情報交換は上下でも完全に双方向であるべきですが、決断はトップがおこないます。実質的トップは創業者的な神谷宗幣氏であり、代がかわるまでは彼が他のメンバーの意見を参考に参政党の決断を行うのがその組織として自然だと思います。

 

機能体の中で生きる場合、その構成員の行動パターンは、研究者や学者の行動パターンとは相当異なります。私も、元自然科学の研究者ですが、大学助手から非常に権威主義的な国立研究所に移動し、両方の生き方を強制されましたので、武田先生の抱かれた感覚がよくわかります。

 

なお、共産党的組織とは、そういう機能重視の組織という意味で、参政党が共産党の政治思想を持つと言う意味でないと思います。そのあたりの誤解をされた点で、一部から失礼な「愚痴」が漏れて武田先生の耳に入ったのではないでしょうか。

 

 

補足:

 

1)この特徴は参政党のHPにある理念や綱領(下にコピー)とは若干異なるかもしれない。ただ大急ぎで作った綱領などに捕らわれず、新しい有力メンバーも加えて、立派な内容に多少時間をかけて磨き上げてもらいたい。

理念: 日本の国益を守り、世界に大調和を生む
綱領:・先人の叡智を活かし、天皇を中心に一つにまとまる平和な国をつくる。・日本国の自立と繁栄を追求し、人類の発展に寄与する。・日本の精神と伝統を活かし、調和社会のモデルをつくる。

 

2)ゴレンジャーと呼ばれた初期メンバーは、松田学・神谷宗幣・赤尾由美・武田邦彦・吉野敏明氏の5名だったようだ。https://www.youtube.com/watch?v=kU7pLt9BkTw

 

3)私の考えでは、現在次回選挙で立候補を表明している山中泉氏や既にアドバイザーになっている我那覇真子氏が今後重要な役割をなされるものと期待する。その他本人の意思は分らないが、女性では河添恵子氏、深田萌絵氏、男性では林千勝氏、渡辺聡樹氏などに入党されるよう声を掛ければ良いと思う。

 

4)帯広で党員向けに神谷氏が話した内容がリークされ、黒川氏に渡ったようだ。パネルの赤字部分には以下の様に書かれている。

 日本を救うにはもう時間が無いから僕が独裁で突っ走る

 意見なんか聞いてる余裕はない。党内での虐め 争い リーダーの資質不足など難題が  

 あっても対応しない 文句を言うな 命令には絶対服従 ついて来られる人だけついて 

 来い。 そうでない人は離れろ。

 僕だけに見えてる未来がある。参政党だけが日本を救える。邪魔するな。

 

(19:50 編集;翌朝5:20、再度編集して最終稿とする)