「冬、来たりなば、春、遠からじ」という言葉。
「冬が来たということは、春が近いということだ」などという解説まで聞かされた。
そんな言葉に対して子供心に感じたのは、ただ素直な気持ちで「寒い」と言っているのに、
ねじ曲がった返答をされたという苦痛。
「冬が来たなら寒いのは当たり前ね。だけども、冬が来たのなら春は近いとも言えるのよ」
などという優しい言葉で聞かされたのなら、ちょっと変わったかもしれない。
一つの教養の付き合いをさせられたという苦痛の方が大きかった。
この言葉に対する嫌悪感は今でも続いている。
この出典は、
19世紀の初頭に若くして亡くなったイギリスの詩人シェリー(Percy Shelley)の一節。
この出典となった詩は、
『西風に寄せる歌(ODE TO THE WEST WIND)』というタイトルがついた詩。
西風に寄せる歌全編、擬古典調で書かれている。
そのせいか、日本語の題名も「冬、来たりなば、春、遠からじ」という古典調で表現されている。
詩の内容としては、
「秋に吹く西風は枯葉をとばしてしまうほどの破壊力ではあるが、
同時に種子を飛ばし、春への備えをする存在でもある。
それは、破壊が新たな創造を生み、再生をもたらすことを意味するのだ」
というもの。
力強くも感じるが、詩人・シェリーは、もともと反骨心の塊のような人物であったらしい。
この詩も、その辺りを高らかに詠ったもののようだ。
子供の頃に感じたこの言葉に対する直感的嫌悪は、
この反骨心を感じたものかもしれない。
「冬が来たということは、春が近いということだ」
寒さの苦手な当方としては、何を戯言(たわごと)を言っているんだという気持ち。
これから、本格的な冬。
冷たく長い冬を耐え忍ばなければならないと思うと、
ナマ優しい春よりも、
キョーレツな夏の到来がひたすら恋しい。
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