不幸な家庭は、いずれもそれぞれに不幸なものである。」
これは、トルストイの小説『アンナ・カレーニナ』の書き出しの言葉。
見事な書き出しで、思わず惹かれてしまう。
小説の冒頭を飾る文章は、大切だと感じさせられる。
映画アンナ・カレーニナこの小説の主人公アンナ・カレーニナは「幸福な家庭」を築いていた。
少なくともモスクワに旅立つまでは。
モスクワで、若い貴族の将校ヴロンスキーと出逢うところから運命が変わる。
互いに惹かれ合い、そのことで、彼女を取り巻いていた様々な「幸福な家庭」は壊れていく。
いわば、一人の人が引き起こしたことが多くの人を不幸にしてしまう。
今はあまり使われないが古い言葉に「毒性(どくしょう)の人間」という表現があった。
毒を振り撒いてしまうような人間のこと。
アンナは、ことによるとそんな存在であるのかも知れない。
この小説の最後は、多くを望まなかった純朴な地主であったリョーヴィンが、
ささやかで、つましい「幸福な家庭」を築くことになる。
振り撒かれる「毒」から逃れることができるのは、そんなところにあるのかも知れない。
トルストイの人生観が現れた小説とも言える。
幸福を得ようとしたことが、不幸へと導かれてゆく。
よくあることかも知れない。
アメリカ国民は、幸福を得ようとトランプ氏に投票し、そして彼は大統領に返り咲いた。
彼の就任より100日あまりが過ぎたが、
今のところ「毒性」の人間が、人を幸福にすることなく、ただ、ただ世界を振り回している。
そのようにしか見えない。
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