ユトリロの母ちゃん、何故モテる? | BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

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ありふれた日常を考察する
<芦屋・三宮>

「一生に一度の短い恋」
これをどう思うだろうか?
26歳の時、燃えるような恋を募らせて同じ屋根の下に住みつつ、
思いを寄せるその女性に、半年に300通の手紙を書き送るとしたら。
そんな熱い恋の行く末は、やはり破局へと向かうものだろうか。
彼は、破局以降、女性と浮いた話もなく、残りの生涯を音楽にかけた。

その彼とは、音楽家エリック・サティのこと。
そして、想いを寄せた女性とは、ユトリロの母として知られるシュザンヌ・ヴァラドン。
シュザンヌが描いたサティ
モデルとしてのシュザンヌは、ドガによって見出される。
肉感的な女性美、鋭い眼差しが画家の創作意欲を掻き立てた。

モンマルトルのキャバレー、ル・シャ・ノワール(Le Chat noir)で一介のピアノ弾きであった26歳のエリック・サティは、このシュザンヌに魅かれ夢中になる。
シュザンヌは、その少し前までは、ロートレックと同棲していた。
恋とは、そのようなものを男の眼から消し去ることもできる。
シュザンヌは、自分の気持ちに正直な女性。
同棲しつつも、いつかサティの友人であった銀行家のポール・ムージスと付き合い始め、
サティと暮らしていたコルトー通り6番地のアパルトマンを出て、
50メートルと離れていない同じコルトー通り12番地を新居にしてポールと結婚した。
今、その場所はモンマルトル美術館になっている。
サティとシュザンヌが暮らしたアパルトマン
サティは、その後そのアパルトマンを引き払い、パリ郊外に位置するアルクイユに転居する。
そこから、いつもモンマルトルまで徒歩で片道2時間ほどかけて往復した。

サティが生涯をかけた、たった一度の恋と、恋多きシュザンヌ。

それぞれが歩んだ道のりは、多くを物語っている...。

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<了>