ジェリコーの戦い | BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

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ありふれた日常を考察する
<芦屋・三宮>

今年「古稀」を迎える。すなわち70歳。
やっと人生というものが解りかけてきたところなのに、もう終わり?

そんな感慨を持ちながら、
今日は、テオドール・ジェリコー(Théodore Géricault)の画集を開いて見ていた。
ジェリコーの肖像画
彼は19世紀初頭のフランスの画家。
彼の代表作としては『メデューズ号の筏』
メデューズ号の筏
この絵は、どこかでご覧になった方も多かろうと思う。
群像画の大作とされ、その後の画家に大きな影響を与えた。
特に瀕死の人のリアルな形相が印象的で、後世に与えた影響は大きい。
他には『エプソムの競馬』『突撃する近衛猟騎兵士官』などが知られるが、
我がイチオシは、様々な偏執病者をモデルとして書いた絵。
パリのサルペトリエール病院に入りこみ、窃盗偏執病者、賭博偏執病者など10人ほどの肖像画を描いている。
「ねたみ偏執病者」
モデルの偏執病者の描写がリアル。表情に類型が感じられる。
『メデューズ号の筏』に描かれた瀕死の表情も、彼が入り込んだ病院の患者がモデルという話もある。
意欲に満ちた彼だったが、落馬による脊椎結核などを患い34歳の若さで死去してしまう。
死の間際の言葉は、「まだ、なんにもしていない」

34歳か、、、無念に違いない。

我が年齢、彼の倍ほど、
だけども、まだ、なんにもしていない...

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<了>