ジャ〜ン!リュックでござ〜る。 | BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

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ありふれた日常を考察する
<芦屋・三宮>

ジャン=リュック・ゴダール (Jean-Luc Godard)が死んだ。
と言っても、もはや1年半ほど前のことである。
同時代の映画監督はとっくの昔に鬼籍に入っていたのに彼は91歳の長寿を全うした。
彼が製作した映画作品のほとんどを観た。
我が映画鑑賞のスタイルは、そのようなところがある。
一人の監督作品を総ナメにする。
たとえば、黒澤明監督作品やスウェーデンの映画監督イングマール・ベルイマンの作品も手に入る限り鑑賞した。
フランスのエリック・ロメール監督の作品も、おそらく全作品。
ついでに挙げればジム・ジャームッシュ監督作品も。

ゴダール監督作品を高く評価しているかと言えば、全然。
むしろ、見るたびに、ツッコみたくなるばかりでウンザリする方が多い。
それなのに、なぜ追っかけてまで観るのか?
この辺りに不思議さの妙がある。
彼の監督作品で観ている間に一番ツッコミが少なかったと思しきは初期作品の『勝手にしやがれ(À bout de souffle)』ぐらい。
一番ツッコミが多かったと思うのは『カラビニエ (Les Carabiniers)』。
しょっちゅう、何だこれ?!というところ。
ツッコみながら不思議な魅力がある。
『気狂いピエロ(Pierrot Le Fou)』もそのようなところがある。
ジャン=ポール・ベルモンドとアンナ・カリーナ
このシーンは印象的だが、全体を通すと決して心地がいい映画作品とは思えない。
ついでに言えば、これまで、ジャン=リュック・ゴダール監督が発した数々のコメントも、独善的で尖った表現が多く、当方にとっては不快なものが多い。

それでも、彼の作品が気になり、言動が気になる。
なんだコレ?というところであるが、
これが彼の魅力かもしれない。

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<了>