『悪い奴ほどよく眠る』ということらしい... | BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

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ありふれた日常を考察する
<芦屋・三宮>

黒澤明監督の映画『悪い奴ほどよく眠る』は政界汚職を扱ったもの。
土地開発公団が絡む汚職の犠牲となって死んだ父親の復讐劇を描いたもの。
この映画の主人公である三船敏郎が、復讐を誓って
非人間的な行動も辞さないつもりで公団副総裁の娘婿になりすます。
そこで、非人間的に徹すればいいのだが恋愛との狭間で揺れ動く心理などを絡ませて、
見る人の心に訴えかける。
この映画が封切られたのは1960年。
背景は、まさに高度経済成長時期とぴったり重なり、
日本列島が、戦後の歪みを残しつつ経済に驀進しているような時期。
こういった政界が絡むことには自殺者がつきもの。
その人に様々な濡れ衣を着せて「悪い奴」は、のうのうと生きている。
そんな姿を描いている。
この副総裁を演じていたのが父は小説家の有島武郎である森雅之。
やはり重みある風格が漂っていた。
かといって森が演じる副総裁が一番の悪ではなく、
彼を指図する正体さえつかめない黒幕のような存在を暗示して終わる。
「悪い奴ほどよく眠る」ということらしい。

この映画以降も政界財界を巻き込んだ事件には、ロッキード、
リクルート、佐川(最近の佐川ではない)事件、ゼネコン事件などもあった。
この映画に登場する三船敏郎演じる西には、正義感と復讐が背景にあり、
「悪い奴」を引き出すために鬼気迫るものがある。

今、政界を巻き込んだ事件として騒がれているものある。
真相はわからないが、鋭い切り口で鬼気迫るという主役級の人物も居なく、
単に空転する国会を見ていると、追及するに至らず
終焉も間近いように思えてくる。
この映画の語っているところは、
追うものに三船が見せたような強さがなければ、これで”詰み” とはならない。
そんな教訓を深く語っているように思えてしまうのだが、
どうだろうか...?


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<了>