ある流派では、これを演じれば一人前の狂言師とみなされる重要な演目。
この曲のあらすじを簡単に紹介すると、
「一族の狐が次々猟師に捕らえられてしまったため、老狐が猟師の伯父の僧に化けて、
狐の執心の恐ろしさを語り、猟師に罠(わな)を捨てさせようとする。
猟師は、その言葉に従い罠を捨てる。
成功を収めた僧に化けた狐が帰る道中に罠と遭遇する。
見ると、大好物の油揚げがついている。
そして、ムラムラと狐の本性が少しずつ現れる」
僧から狐への立ち居振る舞いの変化の妙が見せ所となる。
この話もそうだが、狐は人を化かすということが伝えられて来ている。
ところが、狐の尻尾だけは霊力が効かないのか、
化けても尻尾だけは化け切れないものと決まっているらしい。
「尻尾を出す」という表現もある。
ことわざに『狐は、尾を濡らす』というのがある。
あまり馴染みのないものだが、
狐は、川を渡る時に尻尾を水に浸けないようにして渡る。
もし、尻尾が水に濡れると泳ぎの達者な狐と言えど沈んでしまうらしい。
このことわざは、「用心深い狐でも、しくじることがある」
という意味に使われる。
また、ほとんどうまく事が運んでいたのに失敗してしまうという
ことを表現するものにも使われる。
この狂言『釣狐』もそのように、うまく事が運んでいたのに、、というところがある。
アベノミクスと言われる経済政策、
現在は製造業を中心に株価も上昇し、好景気に見えるところもある。
閉幕したG7 の会合で、
麻生財務相と日銀の黒田総裁がその首尾の好成果を語っていたが、
『狐は、尾を濡らす』
用心深い狐でも、しくじることがある、まして、、、
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<了>