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昭和初期衝動

The reader should not be misled by the somewhat peremptory air which the effort at axiomization may give to my argument.

ポスト~っていう言葉。

単純には、~の後or脱~、っていうような意味。

たとえば、ポスト小泉とか。


ポストコロニアリズムっていうポスト。

これを主張する人たちがいうのは、

ポスト、つまり、まだその後遺症が残っているということ。簡単にいえば。


でも、それを批判し主張する人はやっぱり、

あくまで、ポストである。

その後の呪縛というようなものから抜け切れていない。

もちろん簡単には、それを乗り越えられるわけではないけど、

ポストの先は何なんだと、素直に疑問に思う。

パラダイム転換はできないのかな。


たとえば、ネグリとハートのいう、マルチチュードのような、

自ら多様なカテゴリーを受け持ちそれを武器にしてどこにでも顔を出すような、群衆。


戦略的にそうする(そうせざるをえない?たとえ無意識であろうとも)の

やっぱりまだ、ポストなのかなと。



やっぱり、解説書なんか読んでわかった気になろうとするのは間違いか。

あくまでも導入とか入門として使用するべきですね。


でも、この本は、よかった。


フーコー―知と権力 (現代思想の冒険者たちSelect)/桜井 哲夫
¥1,575
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よかったて言うよりも、

フーコーの背景がよくわかりました。


確かに、フーコーが書いた本の内容についての解説ではない本ですが、

そういうことを意図して書かれた本でもないと思いますが、

取り上げられている人物がどんな時代を生きて何を思って誰に影響され・・・

っていうようなことがわかった気がする。


また、最後に書かれた著者の言い分(いいぶん)もわかる気がする。


エスノメソドロジー―社会学的思考の解体/ハロルド・ガーフィンケル
¥2,625
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この本は、エスノメソドロジーについての理論書ではありません。

それこそ、副題にあるようにそんな思考の解体を目論んでいるっていうか・・・


でも、取り上げられたそれぞれの論文の随所にエスメソなるものの

基本的で重要な考え方や方法が示され、記されている。


じゃ、一部を引用。(p.209)


「この二元論的な考えかたを捨て去ることで、社会的-行為-の-説明、あるいは社会的-行為-を-説明すること――(中略)――という単一の現象に導かれる。この考えかたをとれば、“コードを語る”という事実、さらに(成員が)“説明として生みだす”行程であるのだ。そうした行程は、ある説明を構成する場合に、(説明を構成する)機械自体やそこで生起する行動や、“その背後にある”規範的秩序を、社会的に標準化された状況における動機づけられた行為のパターン化され、反復可能で、一貫した事例として、観察可能で報告可能なものにするのだ」



と、いうことです。


科学哲学の冒険―サイエンスの目的と方法をさぐる (NHKブックス)/戸田山 和久
¥1,176
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本書は、先生(=作者)と、テツオとリカの3人の登場人物によって、

科学哲学とは何か、何を目指しているのかということに対する著者の立場を、誘導尋問的に進めている話。


別に科学哲学について知りたかったわけでもないけど、

3部の中で、最初と最後、第1部と第3部が面白かった。


第1部では、帰納と演繹がよくわかりました。

第3部では、意味論的捉え方という・・・モデルに関しての問題が、当たり前だと思っていたことについて、やっぱりそうですよねと素直に思った。この時点で、自分は科学哲学をする必要もないと思った。


このような形式の文章は、本の中で疑問を代弁してくれる登場人物がいるい、

1日かからずに読めるし、読んで損はない本です。というよりも、わかりやすくていい。



クロニクル社会学―人と理論の魅力を語る (有斐閣アルマ)/那須 寿

¥2,100
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社会学における有名な人を13人位取り上げて、それぞれの考えを解説。

4部構成になっており、それぞれテーマをもとに人を分類してある。

あえて時代別に並べてないそうです。


何人もの人が書いているので、章ごとにかなり違っている。

わかりやすいところもあれば、人物の紹介すらままならない章、まったく説明になっていない章もある…


「秩序」について、それぞれの人がどのように考えたのかが一つの視点として書かれている。


流れがわかる分、それぞれの理論や考えについてはちゃんとしたものを読めということ。

内容に関して言えば、ウェーバーやシュッツやガーフィンゲルの章がものたりなかった。


知った気になるにはいい本です。