つつついに 凍結していたように見えたCAF (アロカシオン)に動きがあり、私の権利が認められて、家賃補助の計算が終了し、補助額が決定したらしい。
長かったので、記録として、経験として、振り返る。
まず2023年11月。
オンラインにて、当時住んでいたシェアハウスでアロカの申請をした。が、シェアハウスのため、記入段階で少し複雑で、アパートそのものの家賃とか、自分が払っている分とかの申告が必要だったのだけど、そもそも、シェアハウスというよりは大人数のゲストハウスだったので、適当に記入。更に、大家のサインや税金申告の証明も必要なはずなのだが、そこに至る前の最初の自分の申告段階が終わった時点で全くCAFから音沙汰無しの日がずっと続いていた。
そしてあっという間に1年経った2024年10月。
ついには自分のちゃんとしたアパートを見つけて引越した。きっと遡って支給も期待できない。というわけで、中途半端に進めてしまった前住居の申告はもう諦めて、新しいアパートでの再申告を試みた。
しかしマイページは前回の申告のまま滞ってるため、新しい申告ができなかった。したがって、CAFに電話相談したところ、その数日後に紙の申告書が送られてきた。相変わらず、オンラインは凍結状態。
気を取り直して紙に全てを記入。給料、大家のサイン入り申告書、過去2年間の収入(私の場合日本にいた時の収入なので、無職だったというテイで0と申告)すべて揃えて窓口の予約を取り、赴いたのが11月29日。前回の申告をキャンセルし、現在のアパートで再申告したい旨を伝えて書類を出したら「あなたは全ての必要事項をしっかり記入してあります」と、感じの良い係員が5分程度で対応してくれた。
その後
待てど暮らせど、マイページの申告状況は変わらない、おろか、いつまでも、前回の申告状況しか残っていない。何回か、返事の催促をしたところ、年を明けて2025年2月に、突然、家に紙の申告書が届いた。その内容は『大家さんのサインと申告書』
おかしい。
そんなものとっくに、11月に窓口で出している! よくよく読んでみると、私の名前のところに、昔の住所が書いてある。これはもしや、昔の申告の分ではないか。絶対にそうだ。だって、あの時はまだ大家のサイン提出までいかなかった。
だいたいが、一度出してる大家の書類をまた出せだなんておかしい。うちの大家は南仏に住んでいるから、すぐサインもらうこともできないし、すでに前にしてもらっているし。
そんなわけで、CAF側の手違いと睨んだ私は、CAFに丁寧なメールを送った。そこには、私の状況を最初から最後まで説明して伝えた。そしたらすぐにまともな返事がきた。珍しく。『あなたの要請はわかりました。審査終了まで数日お待ちください』と
『数日』と書いてあったが、気長に待つこと、1ヶ月後の3月18日の夜中。自主的にマイページを見たら、いつもと違うページになっていて『収入源申告』が追加されていて、そこにはすでに昨年1年分の毎月の私の給料がきちんと反映されていた。私は1ヶ月分の明細書は出したけど、1年分の給料は出していないので、マイナンバー(セキュリティソシアル番号)のみでちゃんと反映されていてびっくりした。
そして予告もなく、追加で別の収入源の記入の指示があったが、わからないので、放置。
翌朝6時、CAFから時差で、追加の申告をするようメール到着。(なぜこのタイミングかナゾ)私も自信がなかったのでシャーリーに確認。さすが神様シャーリーは忙しくてもすぐ返事。それはなにもないので無しにクリックでOKとのこと。
すると私の申告の返事を待たずにまたマイページが変わってて、私の受給権利と料金の確定と書かれていた。
ついに 憧れの住宅手当。
収入が少ない人の方が200-250ユーロ程度と多くもらえると聞いていたが、あくまでそれは収入や家賃にもよるのだろう。私の場合は家賃の5分の1程度の約160ユーロだった。聞いていた通り、入居した翌月からの3ヶ月分が一気に計算されていた。3月17日付けで送金になり、銀行次第で振り込まれると。結果的に20日に口座に反映されていた。感動的ですらある。
ありがたい。まじでありがたい。
ついにマイナスだった生活がこれでプラスになる。
実は、もうまじでこっちの銀行貯金も底が見えるくらいやばい状況まできていた 笑
そしたらこれ以上無理!って崖っぷちの状況で助かった。
おかげで先月は固定費たくさん見直しできたし、無駄遣いしなうような心掛けにもなれた。うまくコントロールしていかなければ。
そういえば、前のクラスメイト達がみな口を揃えて『CAFは窓口に行けばソッコーで支給される』といっていたが、結局人による。
おそらく収入申請がない人は話が単純なのかも。私の場合収入もあるから、計算に時間がかかったのか、とにもかくにも、あらためて、基準が無い、アテにならない、自分が実際に経験するまでわからない それがフランス。