止まって動き、止まって動きを繰り返し、カイロに着いたのはなんと15時前。2-3時間の遅れ。実に16時間もかかったわけだが、途中の変化等もあったり、よく寝れたりで、元気に乗り越えられてしまった。まだ若いのか、エジプト旅行が来る運命だから合ってたのか。すごいわ。
ま、最初に16時間かかると言われていたら勇気が無くて選んでないと思うけど。
今思うと、行きカイロ〜ルクソールのGoBusはかなり快適だった。時間通りで乗り心地も良く、それでいて400ポンド。
今回の夜行は別サイトである12Goというアジアの会社から購入したため、通常外国人料金だと私が今回利用したアスワンからルクソールの夜行(寝台ではなく座席)は40ドルらしいが、そのサイトからだと60ドル以上かかった。これも後からじゃないとわからないが、駅で自分で直接購入できたら安く済んだだろう。しかしアスワンも駅に行くには少し遠いので、今回はあのチケットデリバリー方式を選択。
車内の他の客のチケットも例外なく同じ鉄道のチケットだった。どおりでプリントではなく紙の本チケットが必要なわけだ。悪用とか防止のためだろうか。
しかしエジプトも法外な外国人料金取るならば他の人と少しぐらい区別してほしいものだ。座席を少しアップグレードするとか、トイレ綺麗にするとか、そうじゃなくてあんな汚いところを地元の人と同じ条件で使っているのに、あの料金は国をあげてのぼったくり。ほんとにどこまでも観光で経済を賄うのに必死なのか。
文句はいろいろあれど、最終的にこの夜行には満足している。大幅な遅れは辛かったが、あのおじさんのおかげで地元の人と共に電車に揺られ、エジプトのローカル列車を身をもって体験でき、エジプトの国土をほぼ縦断できた経験は何にも変えられない。値段以上に楽しんだ。
振り返ればハードル高いのか、全く他の外国人も皆無で私1人だったと思う。だから目立って変なガキにターゲットにされたのかもしれない。
ま、あんなからかって写真撮るだけのやつらもかわいいもんだ。何か物を取られたり変な目に会ってないし、周りの客も車掌も皆親切だった。
カイロに着くとホーム降りる前から客引きが車内に乗り込んできて『タクシー?』言われた。早いっての。
でも外出るとやはり誰も声かけてこないから、エジプトって別にウザくない。
メトロでホテルに向かう時も、同じことメトロに向かう男性が、ハッピーニューイヤー!どこから来たの?日本は素晴らしいね!ナイストゥシーユー! と去っていったり。 誰しもが歓迎してくれてる。
メトロ二駅なので最低賃金の8ポンド。つか、最低て9じゃなかったかな。安い。窓口は並んでいたから、横の箱の中に入って切符売ってる人から買った。便利。10出したら2ツタンカーメン帰ってきた。
今回は女性専用車両に乗った。やはり全員ヒジャブを身につけている。
降りてから宿は駅前だったのに、間違えて他の住所が地図にチェックされていてわざわざ片道10分の無駄往復した
こんな疲れてる時にまた同じ場所で前回話しかけられて少ししつこかった日本語話す自称ダウンタウンと同じハマダさん(本当はモハメッドさん)にウェルカムバック!と言われて遭遇して、ゲ!今は宿に直行したいからめんどくさい!と思ったら、彼も前回の私の態度をわかってくれててサラッと会話でエンジョイ!と言われて終了
同じ通りに行けば同じ人に会うってまじでドラクエじゃん。向こうからしたらその人のテリトリーに入ってるのは私の方だが。
無事に着いて、荷物置いたら前に気になってた食堂へ。
肉がたべたくて、少しの予定でローストチキン4分の1にしたのにボリュームすごい
前菜で、あの美味しい日本人好みのコンソメみたいなスープ。でもサラダのドレッシングは昨日のところの方が美味しかった。たまねぎが辛い。
メインでなんと、ご飯だけでなくてめちゃゴロゴロ野菜入ってるタジンスープ出てきた。やはりエジプトは野菜が多いのが素晴らしい。
でもちょっと量多い。チキンはやはり美味しいが、ご飯は、味が飽きてきて少し残しちゃった。
これでおいしいマンゴージュース(29ポンド)つけて合計150ポンドぐらい
部屋に戻り、2日ぶりにシャワーで砂まみれの身体を洗ってめっちゃくちゃ気持ち良くてサイコーでした。叫んだね。
しかもシャワーが何方向からも出てくる方式。
我ながら宿のメリハリがナイス
エジプトは全ての宿で熱々のお湯とたっぷりのシャワーでした。ありがたい。これは期待してなかったから、運が良かったのか、それが普通なのか。どこの国でもシャワーのハズレは遭遇するのに。
非常によく寝れた。夜中のコーランも気にならず。