今日は前日の家賃の件でなかなか大変な日だった。
仲介してくれた友人が やはり最低でも1ヶ月分、できれば全額払ったほうが良い と。
友人は私を気遣ってうまく言葉を選んでわかりやすく言ってくれてたけど おそらくこういうことのようです。
フランスは信頼を大切にする社会だから、最初から払えませんというのは 今後の信頼関係を損なう可能性があるし、私だけの問題ではなく、わざわざ仲介してくれたその友人への信頼にも関わる と。ごもっともです。
相手が良い人だから と 一方的にこちらがそのご厚意に甘えていた。お金のことだし 相手からしたら私は見ず知らずの人間である。友人が紹介してくれたのも 友人が私をわざわざマダムに信頼してくれてるからだ。
でも銀行に確認したところ、3日で700ユーロしか下ろせないらしい。次に下ろせるのはまた3日後。でまマダムは翌日(11日)にはバカンスに旅立ってしまうので、今日の夜までがリミットとなった。
ことの重大さを察知した私は もう学校に向かうのをやめて(完全に欠席したの初めてです)現金あと1000ユーロをなんとか夜までに揃えないといけない。ダメ元で他銀行でもう一度やったら、その焦ってる現場をクラメイトのイムに見られた 笑
優しくて癒しの韓国人イム。ほんとなら楽しく会話して一緒に学校に向かうはずが、その場であしらってしまった。
でもどうやって?現金用意しよう、だって口座に残高はあるのに下ろせないんだもん。今さら思ったけど、もしかしたら 銀行に身分証持って直接行けばなんとか下ろせたのか?でもこっちの銀行は日本と違って予約必要だし そんな考えは一切浮かばず、真っ先に私が向かった先は職場のローズマリー。
絶賛営業で賑わってる様子が見える、テラスも中も人でいっぱいで、なんて素敵なお店なんだろう とやはりうっとりしてしまう。焦ってるメンタルのまま向かうと、ニナがせかせか動いてるのが見えて 自営業の実家に帰ってきたような安心感。
中に飛び込むと セシルは驚くこともなく、『ボンジュー シオ!サヴァ?』と、さすがのさっぱり明るい対応。
驚いたのはニナとアクセル。あれ?どうした!?と。
私は即座に 「ちょっとした問題があって、現金が150ユーロ(本当は1000ユーロだけど まずは1ヶ月分の残り)必要で、でも口座が下ろせないの 泣 」と言うと、ニナは速攻で上のオフィスから現金を用意して渡してくれた。早かった。ほとんど何も聞かずに。
やっぱり、何か困ってる時にこんなに心強い職場は無いわ。
ここでも、現金をほとんど使わない社会だから、お店も限界があるので、あと残りをどうするか。
もう日本のクレカでキャッシングしかない。
帰って楽天YOSHIKIカードを取り出し すぐ下のATMへ。あっさり下ろせた けど 手数料込みで1ユーロ190円です 涙
ほんとにほんとにどうなっちゃってるの世の中。まだまだ頭から円が強い時代のことが離れないので 現実を受け入れられません。
ユーロで稼いでるならいいけど、日本の貯金崩した途端に凹む。
なによりも、円が世界からナメられてる気がしてしまって辛い。
しかしそんなことも言ってられないし その手数料で信頼を維持できたなら良し。誠意は見せれた。約束通り マダムのところへ全額を届けにいった。
近所の雰囲気最高。
約束の時間より早かったので近くのカフェへ
チャイム鳴らすと 電話中のマダム。お一人暮らしでも常にいろんな人と繋がっててすごいなー となんだか関心。
優しいマダムは私に申し訳なさそうだったけど、申し訳ないのはこちらの方。おそらくしっかりしてるパートナーに今回のこと心配されたらしい。見ず知らずの外国人が先払いできないなんて ねぇ。
最初に払う予定だった鍵の保証金までは結果払えなかったが、、そこは信頼してるから と言ってくれた。やはり だからこそ 意地でも無くせません。
お店に戻ってもニナは何も聞かず 私からお礼を言うと 『問題ない 大丈夫だよ』とさすが。それこそ信頼してくれてます。
外国で1人で暮らしてる私にとって、日々いろいろあっても、いざって時に必ず助けてくれる場所があるのはやっぱり有難いことです。
若い子じゃあるまいし、浅はかな自分の考えが全ての始まりだったけど、結果的に心置きなく滞在させてもらえるので もう全て良い経験とする。
初めて欠席した学校は バカンス中の先生に変わって他の先生が担当。映画を観たらしいから 行かなくても良かったわ。
今日の営業は気持ちよくできた。長めに待たせてしまう場面多めなのが気になったが、、しかも、フランス人以外の人たちって、待たせるとどっかいなくなったり、スマホしか見てなかったりで こちらも気まずい。(フランス人は大抵ずっと喋り続けてくれてます)
オペレーション、くっそ忙しかったけど ニナが面白くて笑ったわ。やはり彼女の作る店全体の雰囲気は大きい。