6月14日(金) | Never stop exploring

Never stop exploring

きょうも どこかで よい旅を

たまには有給取ってみた。

そして今日は前から一回やりたかったことの一つ、去年からずっとお世話になってる2人の先生を誘って日本食を食べに行った。


ぶっちゃけ、授業以外でいろいろ話すわけでもないし、いわばこの企画も私のノリというかフィーリングなわけで、単純に、この人たちともっと仲良くなりたい、とか、この人たちに美味しい日本食を紹介したい と思ったのが動機。うまくいくかちょっとドキドキしてたけど、また何もかもがうまくいった。


そういえば授業のやりとりをしていたメールしか知らないわ と思い、今どきメールで誘い 笑

都合はどうかと思ったが、反応はノリノリで、2人で予定を話してくれてた。社交辞令では無い好感触な反応。そこからすぐ来週の金曜日は?と言われたけど、私は平日仕事だから、こちらから2週間後を提案。2人とも1発でオッケーの返事。


うん、この感じ、やはりフィーリング合いそう。


今回のやりとりでわかった2人の特徴として、アンはいつも返信が速攻。ラミアは即答ではないものの数時間か翌日以内には必ずしっかり信頼できる内容の返事が送られてくる。わりと想像通りで面白い。どちらにしてもさすがちゃんとしてる人たち。


お店は、一回行ってすっかり気に入った、15区の日本食屋さん。今回も、そこで働いているルームメイトが快く予約を入れてくれた。


たまにある異常気象の高気温でラーメンやカレー気分にならなかったら、、なんてことまで心配したが(フランス人は日本人みたいに暑い中熱いものを食べれなさそうなイメージだから)、バッチリな涼しい天気。


お店がちょうど賑わいそうな20時に予約いれました、が、着く直前いきなり雨。またこないだみたいなおかしな不安定な天気到来。日本の夕立状態。


しばし屋根下で雨宿りし、止んだと同時に向かったらむしろ時間ちょうど良かった。


そして私と同時に向かい側からアンが同時に到着するのが見えた。真っ黄色な、かわいいレインコートを来て。やはりアンのセンスは、職場のセシル同様に私の好み。時間丁度に着くあたりも、アンらしい。


先に2人で入店。

お店はかなり落ち着いていたけど、人はちらほら。前回同様、奥のお席へどうぞー とさりげない雰囲気で案内してくれ、4人席に3人分のセットがされた場所と、2人席に3人分がセットされた場所を悩み。あえて2人席の方にしたが これがすごく良かった。私は小さいので真ん中の追加席に座ると、ちょうど向かい合った2人の間に入れるし、他のフランス人にはちょっと窮屈かも。


それにしてもコンパクトでシンプルなお店ながら、この席は居心地が良い。日本らしい木のカウンター席が見渡せるのも、さりげなく良い。

なんといっても場所が15区の住宅街にひっそりとあるので穴場で、やたら列ができてたりすることもなく、ゆったりいられる。(わたし、ベタ褒め)教えてくれたルームメイトさまさまだわ。


アンはすでに楽しそうにメニューを眺めて、かなり久々のようで全部食べたいと言いながら迷っている。実は前からここを通る度に気になっていたお店らしい。良かった。


私が選んだレストランのロケーション。後でわかったけど、すごい偶然に2人とも奇跡の徒歩圏内。ちょうど2人の家の間にあるような感じ 笑

ここにした私 神じゃん 笑

いやむしろここで働いてくれてたルームメイトが神。


奥で働いてるそのルームメイトもわざわざテーブルに来てくれた。


アン、席に着くや否や、このメンバーでご飯なんて!と嬉しそう。


ラミアは美女らしい優雅なタイミングで10分くらい後に登場。

リラックスした上下黒にGジャンかわいいわ。


前日は学校の合同イベントで夜までお酒飲んでたみたいで あの後どうだった?とさっそくいろいろアンと会話。一緒に働いてるところは見たことなかったけど、2人でメールなんかでクラスの状況を報連相してるのは日頃から伝わって来たし、やっぱり2人とも良き同僚なのがわかる。


改めて思うレストランでのゆったり時間。会ってからメニュー選びまでの会話も、楽しみの一つ。ファーストフードみたいに早く注文取る必要なんてない。


アンはビール!と一択。やはりここもイメージ通りで楽しい。


ラミアは昨日飲んだから今日は飲まないらしくてゆずジュース。私は前回同様ラムネ。


2人は夜のセット。前菜+ラーメン。

私はお好み焼き。


からあげやらとんかつやら気になってたみたいだけど、カツカレーもちょっとがっつりすぎると思うし と思ってたら、選び方までちゃんとしてて、メインのラーメンを美味しく食べれるように前菜は2人ともサラダを選んでいた。大人です。

バランス良く食べようとしてる感じまで私の好みと同じ。


そうこうしてるうちにお店の混雑も程よくなり、良い雰囲気に。そこまで読んで20時に予約したのも当たりだった。


前菜のドレッシングがシンプルなサラダの味をめちゃ美味しく引き立てる、と2人共に絶賛。こんな小さなミニサラダだけでもちゃんと褒め言葉を語れるさすがフランス人。胡麻ダレ、胡麻ドレッシングは確かに美味い。味見させて貰えばよかった。この上品な量と満足度、さりげない塩梅が日本なのよね。


アンはお箸を一生懸命使う。ラミアは私のためにサービスで箸を使ったが、シホのために一回使うけど、このままじゃ1時間かかるから とフォークを頼んで切り替え。

ラーメンをフォークでパスタのようにレンゲの上で丸めていた。

でもその素の不器用な姿が非常に外国人らしさがあってかわいらしい。しかも普段授業中、完璧な私の先生が。

私の周りのフランス人は、そういえば皆箸をうまく使っていたから、余計新鮮だわ。


ラーメンももちろんめちゃ喜んでて、2人ともゆっくり味わって、スープもほとんど飲んでた。


アンが私に変わってラミアにいろいろ日本のことを説明してくれたのも良かった。


やはりこれまでも思ってた通り、この人たちはどこまでも感じがいいし、一緒にいてリラックスできるし、いろいろ楽しんでくれる。


あーでもないこーでもない話で盛り上がれるのも一つのステータス。なにか一つ話題投げれば引き出しからいろんなこと引っ張ってくるのはさすがだなと思う。教養や経験豊かで面白い人は。


ラミアの飛行機大嫌いの話からの時差ボケは好きとか、それを理解できないアンのつっこみとか。


アンが若い時のたくさんの旅のこととか 学生の時に勢いでロンドンで夏休み1ヶ月バーガーキングで働いてカオスだった話とか コロナ中のことやら アンはまじでおもろいわ。私と通ずるものも多い。


最近仕事でヘマしまくってさー という話を私がしたために、2人して心配そうな顔して、私がそれを笑いに持っていく前に、アンがバーガーキングの話でめちゃ笑いに変えてしまった。


そういえばラミアが食べてた海鮮ラーメンの味見し忘れたな とか デザート頼めば良かったな とか あれも聞きたかったこれも言いたかった あるけど


でももう大満足の時間でした。

誰もテーブルにスマホを出さない大人な(?)楽しみ方。

何かの話題について説明しづらいと、私はすぐスマホで検索してその写真を見せてしまいがちだけど、それもしないスタイルがなんか気持ちよかった。


2人とも最後まで大喜びで アンは間違いなく子供達を連れてこのお店にまたくると思うし、いやむしろこの立地ならまた3人でも来たいわ。


食事中降っていた雨は帰りにはちょうど止んだ。


そういえば会計。いつもシェフやらシャーリーやら、旅行で来てたみんなにご馳走になってたから、その分今回は私が2人にご馳走したいくらいだったが 自然に別会計流れだったのと、ここでしゃしゃって出してもなんか逆に失礼と思って、割り勘でそれぞれ払った。


アンは最後に『アリガトウゴザイマシタ』と私に丁寧にお辞儀をして、また日本語やるぞ と忘れてしまった日本語の再開に意気込んでいた。


ラミアとポルトドヴェルサイユまで歩いて帰って、バイバイした。


あー 本当に素敵な時間だった。


やっぱり私は誘われて行くよりも、自分で企画するのが好きみたい。そして自分が言い出しっぺの会は絶対みんなに楽しんで帰ってもらいたい。それが久々にできてすごく嬉しかった。


やはり自分のしたことがきっかけで心から喜んでる人を見るのが好きだわ〜。