5月19日(日) | Never stop exploring

Never stop exploring

きょうも どこかで よい旅を

チャリでのんきに馬鹿騒ぎして帰ったら、体調不良の友人が熱でうなされてるとのこと。

冷えピタだのアイスノンだの買ってきてって言われたけど、日本のコンビニじゃあるまいし、こんな夜中に、てゆーかフランスでなんてこんな時間にそんなもの手に入らないっつーの。


近くのカフェで事情説明してお金渡したら氷くれるよってアドバイスしたけども。

宿の冷蔵庫に保冷剤があったらしいのでそれでしのぎ、ロキソニンを飲ませたらしい。


言わんこっちゃない、寝てればいいものを、ロンドンでチェックアウト前に出てきたツケ。頑固になって無理をすればするほど、体調不良が長引くだけ。


このまま病院搬送になったらどうしよう とちょっと深刻になったけど、翌朝はなんとか立って話していたから、味噌汁を差し入れした。さすがの頑固な本人も無理せず休むと言い出したので、むしろ安心した。これでまた出かけると言い出したら説教する予定でした。


その友人の分のチケットを使ってサントシャペルとオルセーに行きました。

サントシャペルは予約制なのに関わらず30分くらいかかった。狭いからだと思いますが。


市役所を通ってサンルイ島へ


いい感じのミュージシャンが演奏してて日曜日って感じ。ディズニーランドよりディズニーランドらしい。


最高の天気の中マカロンとアイスを食べ、そっからわざわざ電車に乗ってニナに教わった候補のブラッセリーに行ったんだけど、14:30でもう終わりと言われてしまいました。しかもぶっきらぼうに。ぶっ通しでやってるはずのところなのに。


嘘ではないと思うけど、店員の態度が悪くてがっかり。もう行かないぞ。


仕方なく近くのカフェに入ったけど、こちらは店員さん優しいし料理もすぐ出てきてゆっくりできたから良かった。


うちのお店の量を想像して頼んだら、カフェだからボリュームすごい。しかし食べきれないと思いきやハムも新鮮で食べ切れた。


店員さん、前の旦那が日本人で、日本に住んでたそうです。いろいろお話ししてくれました。

疲れた旅先では特に、料理と同じくらい店員が大事。


そういえば、カフェのテラス席でよく見かけるクマのぬいぐるみは コロナ中にパリジャンがいなくなった時に置かれたものだそうです。


食べ終わってバスでオルセー向かおうとしたら、またロンドンと同じくバス乗り場が見当たらない。バス運転手に聞くと、ロンドンと違って丁寧に教えてくれた。オリンピックの会場設営のせいで、遠回りになっているらしい。


時間ギリギリでひやっとしたが、ちゃんとオルセーまで着きました。

ついつい急ぎがちになる旅。でも急ぎはこの国では御法度。


オルセーも激混みで正味1時間ぐらいしか見れなかったけど、予約無しで待ち時間は0なのは良かった。


見終わった後に、どうしても1番年上の、今年還暦になる友人(上司です)が自転車乗りたそうなので、オルセー真ん前のステーションでチェックイン。ステーションがオルセー真ん前にあることと、今日も快晴なので、これは乗れってお告げだよね と解釈。


相変わらずパネル操作がもたついたが、無事に全員登録。

しかし!やってもーた 借りた後に1人の自転車がチェーン外れてる!1回きりの登録だから一旦借りたらそれで返せないし、その苦情も説明もしてる暇が無い。せっかく気持ちが高揚してたのにー!と絶望感な私の前で、1番年下の後輩は「これ 傾ければ直せるって聞いたことあります!」と直す気満々。


重い電動チャリを1人で端っこで反対にして、手を油まみれにしながら上司と2人で直し始めた。


チャリのチェーンなんて最近めっきりやった覚えがないから、私は半信半疑で立ち尽くすのみだった。なにより、手が油まみれになるのがまた絶望的になる。あれは一旦汚してしまったら最後、どこも触らない、何もできなくなる。しかし!還暦上司が横でオペを補佐する看護師ばりに無言でウェットティッシュを何枚も出してくる。こんなにもウェットティッシュが役に立つなんて、、。

そしてついにチェーンがハマり、うぉーー!と歓声。


ロスタイム10分だが、逆に言えばたった10分でスタートできた。


ただ、このステーションは充電が不十分な自転車が多く、電動が借りれたのは3台だけ。1番若くて仕事もチャリ通の後輩が自力車を借りて出発になった。


始まると同時にまた叫びたくなるほどの爽快感。

セーヌ川沿いをまたゆき、橋を渡り、シャンゼリゼ大通りを凱旋門に向かって爆走。

凱旋門がめちゃくちゃ遠くに見える、、。しかも私は気付いた、これ 上り坂じゃね?石畳じゃね?

途中電動なはずのチャリのペダルがちょいと重くなり、自力モードに。石畳なので頬の肉がブルブル、お尻もブルブル。

このタイミングで友人のチェーンが外れないことだけを願う。


私たちを抜かして行った自転車のお姉さんが途中折り返してきて何かを拾った。なんと ペダルが落ちてしまったらしい!恐ろしやー。


暑い!快晴の中の上り坂、充電切れの重い自転車のシャンゼリゼ! 汗かきながら着いた凱旋門!ツールドフランス ゴーーーール。


本当はここから憧れの凱旋門周りを一周したかったけど、折り返して今度はまた石畳を下り、コンコルド広場を通り過ぎ、オペラ通りのモノプリ前でチャリを返却し、モノプリで炭酸を買ってがぶ飲み。そうこうしてるうちに体調復活した友人が合流。


皆で夕飯を買い込んで、アパートまで戻りました。


前日の初回レンタサイクルがすんなりと借りれたから、またさ2回目にこんなふうにになるとは。でもトラブルがあったから余計楽しかった!

ま、直してくれた後輩のおかけだけども。機転がきく行動派はすごいな。頼れる。