5月18日(土) | Never stop exploring

Never stop exploring

きょうも どこかで よい旅を

ロンドン2日目。

心配だった友人の部屋に行き、ユーロスター早めにチェンジして強制帰還を提案すると、頑なに大丈夫と言い出した。


私は忘れていた。長い付き合いのこの友人は、優しくていつも自分のことより他人に気を遣っているのだけど、とにかくめちゃくちゃ頑固なことを。


私の余計な一言が火をつけてしまったのか、『こんなところで倒れてたまるか』と チェックアウトの11時まで大人しく寝てればいいものを、一緒に観光に行くと言い出した。寒いのに上着は着てないし、なにからなにまでツッコミどころ満載で、明らかに無理してる。顔色見れば1発でわかるのに。


もうめんどくさいから連れて行くことにして、その代わりやばくなったらちゃんと脱退しなさいってことに。てかやばくなる前に行くのやめろって感じなんだけど 頑固だからこっちが折れました。


年下で後輩だけど上司な友人 笑


まずはキングストン駅の9と4分の3ホームの壁のところで写真撮影。朝から列ができている。ディズニーばりの専用カメラマンがいて、ポーズを指示したりという撤退ぶり、その横にはハリポタショップ。どこもかしこもインスタ向け、商売向け。


一旦ホテルに戻ってチェックアウト、この後、案の定途中で具合の悪い友人はやばくなり この日はみんなの持ってた薬でごまかした。


昨日ダメだった二階建てバス、ダブルデッカーは今日はスマホですんなり乗れて、しかも2回席が観光バス状態で最高やんか!

朝は寒かったが雨は大丈夫そう。途中、通りたかったウェストエンドの劇場も見れて、いかにもロンドンらしい。ぼったくりだけど、やっぱり素晴らしいわ、、とここだけは思った。



バッキンガム宮殿に行き、エリザベスグッズを探しに行きましたが、当たり前だけど高い。

バッキンガム宮殿は何があるわけではなくても、やはり観光客はすごかった!イギリスといえば、王室よね。


私もここは前回行ってないので行って良かった。


そこからバスで大英博物館に行くのに、なぜか永遠に乗るはずのバスが来ない。20分くらい計画しておかしいと思い、仕方なく高い地下鉄にしようかと思った瞬間、もう一本の候補のバスが登場。走って戻って乗り込んだ。


が、そのバスも通常のルートより遥かに逸れた道を走っている。


やはり、中心部の道路で何かあったらしく、通行止めになっている。


バスの運転手に話しかけるも、「聞こえない」と言われ、(実際に運転席はガラス窓で遮られているので、めんどくさくて聞こえないフリと思われる) めげずに大英博物館のチケットを見せてデカい声でもう一度話しかけると、テキトーに、「降りて右に曲がれ」とな。そんなの既にわかってた情報だし。


なんとか大英博物館には着いたから良いけど、ロンドンごときにこんなに苦労するとは。

旅慣れていて、これまでのオランダ、スイス共に全然苦労してなかったのに。フランスで苦労するのはなんか仕方ない気がするんだけど、イギリスだと許せないのはなぜ?笑 ちゃんとしてるイメージがあるから? それとも物価が高いから。


さらに許せないことに、無料の大英博物館を予約してたのに関わらず、何の意味もなかったこと。

長蛇の列に並び、効率悪いセキュリティチェックを受けた。もしかしたら中が混雑してるからわざとセキュリティチェックを少なくしてるのか?


中入ってアフタヌーンティーに行こうと試みたけど、もう今日は終了とのことでした。時間も遅かったし当然でしょう。むしろ入ってたら一切作品を見ずにアフタヌーンティーのみで終わってたはず。


フードコートでうまい具合に5人席を確保できたけど、いつもの同じようなサンドイッチとか冷えたパスタ、マフィンしかなかった。


トレーはかわいかった


紙コップは北斎です。


スコーン、飽きて残してしまった。


なんというか、なにもかも不味くはないんだけど、不味いと言われてしまう意味はわかる。


あまり大英博物館に興味無くてお土産だけで良いと言ってたはずの友人がエジプトコーナーになった途端に目を輝かせて先陣を切り始め、「奥まで行こうよ」と急に別人に。人が楽しそうにしているのは面白い。


必死に これは人間のなせる技ではない。古代エジプト人は宇宙人だ。と力説し始める。


ツタンカーメングッズを買って、あっという間に帰る時間。


セントパンクラス駅に19時発なので、18時には到着。お土産買って、出国手続きしたら、席がいっぱいでバラバラでも待合室に座ることができないくらい。なんだかどこまでも不便なロンドンでした。


ロンドン行かないでパリで美味しいもの食べたり、ディズニー行ったら良かったかもね なんて まぁ冗談だけど 言いながら ネタにしながら帰宅。


時差があるので、パリ着は22:30でした。


が!


ここで終わらず、1人体調不良以外は元気だったので、なぜかやたらテンション上がってしまい、このまま夜景見に行こうという流れに。日没が遅すぎて永遠と夜景が見れないことに気付き、2人は帰宅になり、若手と私の2人で行くことに。

すると、60になる私たちの上司(でもあり友人でもある)が、行きたい!と言い出してすごく元気。 でも明日もあるから体調不良の子と共に大人しく帰るということになり、結果2人が夜景ツアーに出発。


私たちの取った選択肢は、自転車。


ずっと乗りたかったのに、14年前も今回も一度も乗れていない自転車。こんな形で突然実現できるとは。


北駅の前のヴェリブステーションで登録。画面が使いにくくて進まなかったけど、格闘すること10分ほど、登録完了。


私たちは旅行者用の一時利用を選択した。これだと、1台5ユーロに、普通車なら45分間、電動なら30分間。保証金300ユーロ。


登録用に与えられた番号と暗証番号を直接チャリのパネルに入力するだけですぐ借りれる簡単さ。


走り始めてすぐ、電動の快適さに悲鳴。

そして右側通行に慣れない。

車両としてきちんとみなされているので、一通に入り込んだりして苦労するも、大きい道を選んでなんとか慣れてきて、そっからはもう爽快。

オペラ大通りのゆるい下り坂をセーヌに向かって風を切り。ルーヴルのアーチを抜けてピラミッド前に抜けた瞬間の夜景が最っ高に気持ちよかった。


そこからセーヌ添いを滑走すると、週末で同じように夜景を楽しんでる団体チャリ族に遭遇。自然と一体感が生まれて叫びながらアレクサンドル三世橋まで。30分たったところで乗り換えようと思ってステーションに停車したら、旅行者用なので1回きりの利用で乗り換えはできないらしい。


そっから歩いて橋まで行き、0時丁度のエッフェル塔のシャンパンフラッシュを眺め、大満足の夜景ツアー終了。


パリのチャリ 気持ち良すぎてやばい。

電動な上に車両と同じ道路走れるから、車と並走してバイク状態。


デポジットの300ユーロが銀行のカードから仮に引き落とされてて気になったけど、数日後すぐにちゃんと全額戻ってきてた。