5月11日(土) | Never stop exploring

Never stop exploring

きょうも どこかで よい旅を

暑い。半袖で出てこなかったことを後悔した。

逆に暑いつもりで出て寒くて失敗したりと、日々難しい。


街中の人たちは観光客も多いのだけど適応が早くてびっくり。

気温が高くなった途端、サングラス、キャミソールにサンダルやワンピース 真夏の格好。


数日まで寒かったのに、みんなそんなに頻繁に天気予報見ているの?


汗をかきながら向かった先は、夏から滞在させてもらうオデオンのアパート。


マリーフランスという、おフランス代表の名前(トロさんの発言から引用)のような素敵な名前のマダムの、オデオン駅前のパッサージュ内にあるアパート。


久々に訪れたパッサージュ内は、かつてはここまでいなかったであろう観光客でごった返していてびっくり。

どこもオーバーツーリズムが問題だが、私はインスタのせいと思っている。

誰かが写真を見せびらかし、大したことない店にも写真を撮りに行くために人が殺到。うんざりする。


そんな喧騒をくぐりぬけてたどり着いたアパートは大変歴史がありそうな場所。

エレベーターで3階まで上がると、部屋の扉はすでに開放されていて、愛想の良いマダムがお出迎え。

私の汗ばんだ手で握手したのが申し訳なかった。


少女のような80歳のマダムは、見た目は小森のオバチャマ 中身は黒柳徹子さんも少し入ってそうな ピュアで好奇心旺盛で、品のある方。

由緒あるお家柄のご出身そうなのが自然と伝わってくる。


会うや否や、ものの5分程度で、りえのお友達だけにとても素晴らしいわね となぜか私のことを何度も褒めてくれて、9月以降もあなたさえ良ければ滞在していいのよ。と、なんと優しいお言葉。


しかもマダム、7月15日から2ヶ月間 バカンスでスペインの別荘に行くのです。

まさに私が探していたのはこのドンピシャの2ヶ月間。


運命すぎやしませんか、、。

でもってマダム 昔 1970年代に日本までシベリア鉄道と船で旅をした経験をもち、更にはインドのラダックにも!私の大好きなラダックにも!(2回リピート)行ったって! もう話合いすぎます。運命です。


外は暑かったけど風の吹き抜けるお部屋の中は気持ちが良かった。

パッサージュ側に面した、明るいダイニングと白い丸テーブルと椅子 ここでプチデジュネですか? どうしましょ。

サンドニからこの昇格ぶり。


てか、マダムと入れ違いで2ヶ月1人で暮らすことになるのですが、なんならもっと話したかったくらいです。というのは、彼女のフランス語は非常に聞き取りやすい。

先生をしてたのもあるけど、若い人の早口と違い このくらいがちょうど私には良い。


外からパッサージュ内の賑わいや音楽まで聞こえてきていて パリのど真ん中を実感。


とりあえず、私、44歳の夏をここで迎えます。

パリのど真ん中、オデオンで!!