1月2日(火)④ | Never stop exploring

Never stop exploring

きょうも どこかで よい旅を

17:07 時間通りにバーゼル出発。ミュルーズまでは通常の電車なので自由席。これまでドイツ語が主流だったが、乗った瞬間フランス語。軽快な車掌のアナウンスも感じが良い。

鉄道って楽しいなぁ 好きだなぁ。行きのアナウンスも『素敵な2024を』と連呼してたし。


ミュルーズで乗り換えて、17:47に出発。約1時間ほど、ディジョンの前で停車。

アナウンス『人がぶつかったためしばらく停車します。再開の目処は立っていません』

車内一同 えー! さいあく! という声が出る


あっという間に1時間経ち、アナウンスが入り全員で耳を澄ますと 期待外れの 『食堂車で水を配ってます』とか『今だけ3号車でタバコ吸えます』とかで 聞くたびにため息やら笑いやら。でも皆大人しく騒がず待っている。さすがの忍耐力。どうしようもないことには誰も騒がない。


またアナウンス『ポンピエが救出に難航しています。しばらく再開は見込めません』と


もう諦めモードで いらいらするのもやめた。


座席、帰りも進行方向なのは良かったが、これまでは当たらなかった4人向かい合い席に当たってしまった。あの造り、まじ嫌だ。他人と何時間も向かい合い、しかも、こっちでありがちな、若いカップルと一緒だとやたらイチャイチャしだしてウザい。お互いに気にしないっちゃ気にしないが。


こんな時は日本の曲だと、90年代の曲なんか聞いちゃってご機嫌だったのに、隣の兄ちゃんがコンセント使いたいって言うから私のコード抜いて譲り合い(1ヶ所しか無いことをこの時に知る)

自分のチャージが瀕死になり、音楽中断。

なにもしないまま時間が過ぎる 笑

途中トイレ行ったけど 意外にも綺麗でした。掃除してくれてる係の人もいた。


そのタイミングで何も言わずに突然動き出した!時間はなんと、3時間以上たった22:23頃


もうパリに着いても家には帰れないかもとか、ついに初めてタクシー利用を覚悟した。余計な出費、、。まあ 誰も騒がず、静かに過ぎたから良かったけど、 お腹は空いたけど。日本の痛ましいニュースを考えたら 遅れたくらいなんでもない。明日も夜まで仕事は無いし。


順調に動き出したが、パリに着く直前に充電したので スマホは15パーセントくらい。

やばい、これじゃ この先家までの交通手段検索できないじゃん!私のバカー!こういう時のためにもっていたかったバッテリーは家に忘れてきたし。


パリに着いて、スムーズに列車降りたが、メトロが超ビミョー。どの路線もサンドニまで最終列車があと数分で出発しちゃうというきわどい状況。長ーい通路をダッシュして1番線に乗ろうとしたら出発した直後。次の4分後を待ってたらきっと13番には間に合わない。諦めてシャトレで降りて、次の候補である シャトレRERで東駅に行き、東駅からバスという選択にしよう。

するとシャトレは相変わらずの超長い乗り換え通路、しかも動く歩道は止まってて 果てしない通路をダッシュ。もう帰れないかも、、と そしてRERも最終便で皆走ってる それに紛れて走ったらなんと!反対側行きだった(泣) やっちまったー 焦って判断力失った。サンミッシェルで降りて 10%以下の充電で検索したら 最後の頼み、ここからバスのN31で東駅まで行き、東駅からは夜通しでロワシー行きのN143番がサンドニを通るらしい!


ここですでに1時。サンミッシェルで東駅行きのバスを待ってる時が誰もいなくて1番心細かった。怪しい人はいなかったけども。

そして、タイミング良く31番もあと10分以内で来ると買いてある。すると本当に現れた。ピカソって買いてあるバスが。こういう時は嬉しすぎて運転手さんにばっちり挨拶。


夜中なので途中怪しい奴らが入ってきそうになったけど、運転手さん、丁寧に追い出してた。

フランスって やっぱりやばい奴らも断る人たちも言葉が丁寧だからいいわ。


東駅到着。予想以上にお昼のように普通にバス待ちの人がいて、係の人たちもいて なんか、大丈夫そうじゃん!

東駅周辺ってやだなーって思ってたけど、夜中すぎてやばい人たちも寝てるみたいでいない 笑

静かな中にただバス待ちのふつうの人たちがいるだけ。夜中じゃないみたい。


たくさんあるバス停でN143はどこだろうど不安になったけど、すぐ発見。同じく待ってる旅行者とかもいて 夜通し1時間に1-2本出てるらしいけど、時間もタイミングよく10分後くらいに来るみたい。


来たバスは、通常の路線バスとは形状の違う、観光バスみたいな造りで、前乗り、真ん中の扉降り。運転手と係の人と2人体制で安心感。いつものナヴィゴで帰れてしまう快適さ。


やはり途中ラリった人達が入ってきそうになったけど、ここでも係の人たちは対等に丁寧に、でも毅然と断ってた。私は、早く扉閉めちゃえー!と心の中で言ってた。


あっというま、夜中だから交通量少なくサクサクで20分もせずにいつもの見慣れたサンドニ到着!2時前だったけど、本当に便利な場所。この駅前の立地じゃなければこんな時間に公共交通機関で帰れなかったし、パリ市内ですらこんなバスは通っていない。


いろいろ大変で疲れたが、3時間以上の遅延だったので、SNCFからもサイトから返金対応ができて なんか私的には結果オーライでした。

トラブルがあってもむしろ自分にとってプラスに反転してしまうことって結構ある。


SNCFも、アナウンスで何回も丁寧に車掌が謝罪と状況説明をしてくれてたし 何かあった時の対応って大事。