12月10日(日) | Never stop exploring

Never stop exploring

きょうも どこかで よい旅を

サンドニにはパリ市内のようなパン屋が無いと思ってたら、よく行く隣駅のカルフールの前にPAULがあった。こんなさびれた中に なにげに。

写真で見ると つくづく汚い 笑



よく見るとちょこちょこクリスマスのデコレーション。しかし下を見て汚さにがっくりする。もったいない。治安も雰囲気も悪くないから、少し手を加えればいい場所になりそうな街なのに。





ようはゴミさえなければなぁ。

仮囲いなんかも ちょっとオシャレ




先日、クラスメイトのYちゃんが、日本人の友達の家で鍋をやるから良かったらどうですか?と軽く誘ってくれた。風邪気味だったし、Yちゃんとも普段休み時間に軽く話す程度の仲だったし、そのお友達のことも私は知らないし、いいのかしら と思ったけど ここはフランス 友人経由で初対面でもご飯に行ったりは良くあることだし 人の距離感が旅をしている時と同じで、以前のワーホリ時代もこういう一瞬をご縁に素敵な人たちとたくさん繋がったのを思い出し 行ってみることにした。


Yちゃんと待ち合わせしたのは北駅近くの治安やばいところ。着いた瞬間にやばい空気を察知。よりによってYちゃんは20分遅れ 笑 外には出たくないから、メトロ構内で待つことに。


合流後 メトロからすぐのアパート内に入ると、外の喧騒が嘘のような静かさ。向かいにきてくれたのは、会ったことありましたっけ?という雰囲気の気さくなお友達。緊張することなくすぐ打ち解けられそう。

彼女はここでフランス人のおじいさんのアパートの一室を間借りしている。ちょうどおじいさんはバカンスでしばらくいないので、友達を呼んでよくご飯しているんですって。しかも彼女、日韓スーパーで働いてるので、期限切れ間近の食材を無料でもらえるらしい。今日のお鍋も、そのおかげ。さすがに会費無料は申し訳ないから、お土産に普段買わない少し高いチョコレート持って行きました。


フランス人のお宅はやはり素晴らしい。普段真っ白で無機質なアパートで過ごしている私には余計にあたたかみとリラックスを感じられる場所でした。絵や写真をたくさん飾るのがフランス式。家具もかわいい。窓からはわずかにエッフェル塔まで見えました。

めっちゃウケたのは、部屋に飾られてる犬の肖像画が、真正面向いてて真顔なの。人間の証明写真のように!ちょっとホラー。

と、家主のいないとこに勝手にお邪魔しておいて勝手に爆笑する失礼な私たち。


既にいらっしゃってたもう1人の方と鍋の準備をしてくれていて、私たちが着いたら食べるだけという贅沢なおもてなしでした。

もう1人の方も同じく初めてな気がしない雰囲気で、すぐに仲良くなれました。


フランスでそれぞれ感じてるぶっちゃけ話を笑いながらできるのは嬉しい。皆好きでフランスにいるので悪口ではないけど、フランス(特にパリ)に対するツッコミは無限にある。


心配していた欧米社会のクリスマスでパリ・アローンになっちまうかも問題も またたこ焼きパーティーやりましょうと関西出身の2人が言ってくれ それだけで余計な心配は吹っ飛んだ。捨てられた覚えはないけど、いつでも拾う神ありだわ。


結果的に、とりあえず当日はアムステルダム行きのユーロスターを予約したけど クリスマスイブにアンネフランクの隠れ家行くんですって言っても、それに対して 『あそこ人気で予約しないとですよね!クリスマスに行くならそれはそれでいいですね!』ってノッてくれて つくづく話が合う寛容な人たちなことを実感。


笑って過ごして 恐ろしいことに気づけば0時!

急いでバイバイして 家路につきました。

待ち合わせの時とは違って、夜中は静かで駅前の治安が逆にやばくなかったです 笑


こんなに楽しい時間になるとは、本当に来て良かった。風邪が悪化してたら、この素晴らしい機会を流すとこだった。クラスメイトのYちゃんが頭が良くて面白い人なのもわかり、さらに好きになりました。