12月9日(土) | Never stop exploring

Never stop exploring

きょうも どこかで よい旅を


仕事中に、ニナとレストランの話してたら、スマホで見つけてその場でニナが予約。

行動早すぎてウケた。

土曜の夜21:00、そういえば今回の滞在で初めて3人でお出かけだわ。


15区のshrama ji という インド料理店で、先に結果から申し上げるに大変美味しゅうございました。やはりインド料理は天才。


21時待ち合わせという、パリの夜ご飯時間なため 、午前中はオペラで納豆を買い、雨のためランニングは諦め、家で散々ダラダラし、昼寝、トトロフランス語版鑑賞、学校の宿題。やっぱり太陽が出ないから、ぼーっとしてしまうけど あったかい家に篭るにはもってこい。


20時に出かけるって、私の日常には無かったことだ。嬉しい。日本だったら風呂入ってそろそろ寝るかってのんびりしてる時間。

夜出かけられるって、大人っていいよな。

先に着いて座ってると、シェフ登場、ニナは車を停めてるらしい。車持ってたのびっくりした。シェフのお母さんが亡くなった時にもらったらしい。

私もパリでマニュアル車運転したいわ。あの一度入ったら出られない凱旋門で 笑


シェフもシャツに眼鏡。メガネかけてるのなんて初めて見たな。ニナはベレー帽被って登場でめちゃかわいい。仕事の時とはちょっと違う ほんのちょっとのアクセントがいいね。散々毎日会ってても、プライベートの時は会った時と別れる時にビズするのがフランス流。このちょっとした違いが今は私にもわかる。


メニューはアントレ1桁ユーロ、プラ20ユーロ程度とカジュアル。

ナンやら単品やらも付けてみたけどちょうど良かった。インド料理だから、どんなものだか全く分からず、普段のお客さんの気持ちがわかる。ニナはめっちゃ質問してたけど、私も普段もう少し詳しく語れるようにしないとな。

1質問したら10帰ってきて、ウェイターさんの語りは止まらなかった。さすがフランス人。


お店は賑わってて出入りも多く、忙しそう。だからといって、私の頼んだカクテルはなかなか来ないし、アントレは一皿忘れられてるし、一皿間違えられてるし、メインと一緒のナンも忘れられてるし で一個一個こっちから頼まなきゃいけなかった。すぐ対応してくれてたから雰囲気的にご愛嬌で済まされる範囲だけど、なんか同業者としてテキトーで安心したわ。うちの店は間違いも少ないし、なるべくこっちから気付けるようにサービス行き届いてるはず。


アントレ めっちゃ美味しかったんだけど、もはやスパイスやらソースやら、インド料理っていろいろ混ざってる宇宙なので私の言葉では表現できず、これはもう食べてみた者にしかわからないというか、斬新で新鮮で素晴らしかった。たくさんの野菜やスパイス、そしてヨーグルトなんかもソースに使っているのがいい。シェフもニナも暗い中写真を撮って、自分たちのインスピレーションに繋げている様子。インド料理といっても、フレンチとも融合してて、かわいらしいデコレーションだった。

金曜日の賄いが近所のベトナム料理店の麺だったから、うちらってインターナショナルよね と。笑

2人とも私のようにがっつり頻繁に外国に旅行する人では無いものの、やはり興味はあって、日本に来たことがあるので、なんでも試すし、『世界の美味しい味』がわかる人。


ただお店の照明が落ちててせっかくの美味しそうな料理の色が全然わからないってゆう 笑

そもそもメニュー見る時も全員でスマホのライトを付け、料理が届くと、白黒に見えた料理がライト当てたらカラフルなことが発覚。私は暗くて写真も撮れなかった 笑

ナンは当たり前だけど安定の旨さ。


量的にはそうでもないと思えても後から来るのがインド料理、おそらくソースやスパイスに油やバターも結構入ってるのか あとでお腹がはち切れそうにパツンパツンになった。


お店のシェフがうちのシェフに気づいて向こうから挨拶にきた。さすがです。お店の地下の席や厨房も紹介してもらい、お礼を言って退散。


当たり前のようにまたごちになってしまったが、友人であり、私の仕事のボスでもある2人のサンタに早めのクリスマスプレゼントを貰ったこととして勝手に解釈しよう。


今日の発見。普段あまり自分から話さないけど、この日はいわゆるあーでもないこーでもない話をいろいろ話せたのが楽しかった。


コロナ前に2人はニュージーランドの旅の計画立ててたらしいのだけど、日本からは近く感じても、2人にとっては文字通り地球の裏側なわけです。ヨーロッパの人ってどこの国にも1時間飛行機乗るだけで着くわけだから、日本やニュージーランドって大冒険の感覚みたい。『外国』=必ず海を渡る という日本的感覚と全く違う。 


学校でも職場でも発言する時に緊張しそうなのは発言しなれてないからだと思った。とにかく躊躇せずにこなしてみれば会話はちゃんと続く。

なんでもいいから質問をしてみる。思うことを言ってみる。トレーニングだなぁ。


そしてすっかりサンドニに着く頃には夜中12時過ぎだけど、周りの人がたくさんいるので夜中って感じじゃない。引き続き気をつけることは変わらないけど、いい意味で遅く帰るのも慣れた。本当良かった。


Merci de une belle soirée !