12月5日(火) | Never stop exploring

Never stop exploring

きょうも どこかで よい旅を

最近、クラスの人数が少ない。得なんだか、なんだか。

アン先生が『オハヨー』と完璧な日本語の発音で教室に入ってきて笑えた。

開始時刻ぴったりにいるのは3人くらい そこから徐々に増えて、今日は6人だけだった。

日本人大学生のAさんと私はほぼ毎日開始前にいるので、アン先生は日本ではこれが当たり前なの?って聞いてきたので、当然ですけど とクールに言い切ったわ。真面目ですから!日本人。


基本的に皆モチベーションは高いはずなので、サボってるかんじではなく、別件の試験やらで忙しくて欠席してる子が多い印象。


にしても 『中国人が』と一括りにしたくないものの、やはりナゾな人が多め。

あまり笑わない。挨拶も自分からはしない。(もちろん悪気は無いので、文化的な背景と思われる)話してる先生の目を見て話を聞かない という雰囲気。

スマホを四六時中見ている。グループワークでも個人でスマホで検索して結局個人ワークしてしまう 等。特にそれが目立つのはフランス名『オルレアン』という1人なんだけど。彼は先生の説明聞いてなくて、よく、さっき説明したのに聞いてなかったの?とツッコミ入れられてたり、呆れられてる場面も。しかし本人はふざけてるわけでも怠惰なわけでもなく至って真面目風。誰よりも質問が多いのは素晴らしい。しかしその質問がトンチンカンチンだったり、さっき言っただろってことだったり、はたまた、今その主題じゃないんですけど ってことだったり。

私は年齢のせいもあってか、先生達のことをTu 、いわゆるファーストネームで呼んでタメ口なんだけど、そのオルレアンはちゃんと先生のことはもちろん、他の女生徒に対しても『マダム』って呼んでるのが憎めない。礼儀があるんだかないんだか 笑

第一印象は私も、なんだこいつ と思ってしまったが、今は面白いと思っている。

私の向かいに座っている優等生女子3人も、たまに彼の発言にめっちゃ笑ってたりして、あの雰囲気は悪くなくて好き!


ツッコミ所多くて先生は大変だと思うけど フランス人の先生は強いから お手のもの。正論を直球で投げてくる 笑


しかし まだ10代もいるとはいえ、皆子供では無いわけだから、先生にそんなことまで言わせて恥ずかしくないんじゃろか。


いらんな個性の中で、勉強する姿勢も態度も、発言も優等生な日本人大学生のAさんが向かいに座っていることは、私はすごく安心するけど、先生はもっと安心してるに違いない。簡単な問題の時は私側から指して、難しい問題の時はAさんから指してる気がする 笑 これが私にも都合が良い。

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12月から個室に戻った記念でネトフリにまた入った。

フランス版ではジブリが見放題なので、勉強のためにフランス語で紅の豚を見てみたら 声がそのまんま。忠実に再現されてる。

そしてうちのレストランの常連さん、1人で静かに新聞読みながら食事して、最後に必ずムースオショコラとエスプレッソを頼むおじさまがいるんだけども、ポルコロッソの声にそっくりの渋さで なんなら佇まいも似てる気がする。

そんな渋いおじさままでもがしっかりムースオショコラを食べていくあたりがフランス人の可愛らしさ。


働いててふと思ったこと。フランスのレストランの場合、男性が1人の来店だとサマになるのに、女性1人だとどことなく寂しく見えるのは気のせいか? なんかこういう時女性て損?


だとすれば、1人でもかっこよくどっしりと見える女性ってかっこいい。


ラーメン屋も吉牛も、どこでもガンガン1人で入れる私だが、パリのレトロカフェだけはなんか自分に似合わなそうでまだ自然に入れないなぁ。

チェーン店が落ち着くのです。