いよいよパリに向け、北京を出発。
三人席の隣はパリのガイドブックを持った日本人の女の子二人。
通路挟んで隣もパリの歩き方を持った日本人の男性3人(多分ラグビー観戦)
スマホ時代でも紙のガイド本は皆欲しくなるのね、やはり。
旅行ガイド持った人の隣にいるとなんだか微笑ましいやら、羨ましいやら。
エンターテイメントショボイので、ボーッとしてるだけで時がすぎた。
留学鬱の自律神経の乱れはずっと続いてて、日本からの便と違って北京からの機内食は美味しくなかったかど、でもまぁ出された物は食べれた。逆に、食欲ない時は買ったりレストラン入ったりする気力が無いので、こうやって勝手に食べ物が出てくる方が良いのかも。笑
フライトデータを見て気づいたんだけど、中国の航空会社は思いっきりロシアを飛んでいた。
ウクライナ付近も通過し、シャルルドゴールは時間より早く到着。
日本、北京、パリ、全て快晴での飛行となった。
パリは17時到着。こっからがまだちょっと大変だった。
夕方到着後すぐに市内に出るリスクを考え、大事をとって空港近くのイビズ・バジェットを予約していた。
本当寝るだけのシンプルで何も無い部屋だけど、カジュアルでレセプションも親切だったから良し。
ここは同じようなトランジット用のホテルが4軒暗い連なってて、利用しやすいと思った。
行くまでは、T3からナヴェット(定期送迎バス)が出ているので、それに乗る。
乗り場で待っててもなかなかイビスのバスが来ず、他のホテルのワゴンばかり。しかし待つこと30分、バスが来た。
乗るとすぐに、オンラインでの支払いを確認された。げ!でた!今どきの外国人に優しく無いやつ。
WIFIが無いんだから無理だ、と伝えると、バスの運転手の兄ちゃんは「俺に言われても知りません」てな口調。
ここでありがたかったのが、私だけではなく、やはり他のフランス人も支払いに困ってて、仲間がいたこと。
おじさま一人はその場でダウンロードして決済。もう一人のおじさまは支払えないからホテルに直接払う的なことを運転手に言ってたようだ。
しれっと座っていると、「で、あなたはどうすんの?マダム?まだ返事聞いてないけど」と兄ちゃん。
ホテルで払う とテキトーに答え。着席。
なんだか出だし早々疲れるなぁとしょぼくれかけたが、おじさまと運転手の兄ちゃん 最終的には談笑してたから、なんとなく良かった。
降りる時も「Bonne soiree 」と兄ちゃん言ってくれ、共におりたそのおじさまと私、「これ 払わなくて大丈夫そうだね」と笑い合った。このおじさまがいてくれて本当によかった。
でレセプションで 翌日のバスを予約するか聞かれたんだけど、一旦断って とりあえず部屋で休んだ。
長いフライトは嫌いじゃ無いけど疲れはすごい。綺麗なシーツは気持ち良く、北京同様寝返り打つたびに起きてたけど、よく休めた。
翌朝、朝食もないし、食欲も無いが、やることも無いので、7時代のバスを予約してみた。
前日の反省でアプリからカード決済を試みて、1枚目がエラーで、2枚目で成功。
予約した時間にきたバスがなぜか自分の乗るやつだと思わなくて逃してしまった。そのおかげで、30分後のバスに、昨日助けてくれたおじさまと同じになった。何日間の旅行なのかとか、おじさまは中国に住んでて、リヨンに帰るところだとか、優しく話しかけてくれて、いろいろ会話を楽しめた。和らぐ緊張。
そして、予約したのに逃してしまったバスの次は、オンラインで見ると満員になっていた。やばい、乗れない??と焦ったが、次に来たやつでも予約のQRは問題なく読み込め、しれっと乗車したが、満員になっても、荷物があるから座らない人もいて、なんとか大丈夫だった。
いったん空港に戻り、そこから市内へ。
RERは11ユーロもして(カード引き落としで1600円ぐらい 高い!)
日本と比べるとボロい割には高く感じる。
チェックインまでゆとりがあったから、まずは街中へ。
シャトレで降りたけど、土曜のあさだからか超静かで閑散としてて、なぜかパリに戻った感動はなし。
おそらくは体調不良による思考停止、そして重い荷物を持って肩がもげそうなキツさであろう。
とりあえずルーブルの外観には挨拶して、サンラザールまで歩き、駅前でバナナだけ買い、サンラザールの駅ベンチで時間を潰し、10:50分頃にメトロでサンドニ に向かった。
このサンドニ という響にやたら緊張してた私。
自分で選んだ場所なのに、根拠のないネガティブな想像ばかりが浮かんでた。
しかし、同じ日にもう一人チェックインがいることを知りとても心強くなった。
日本人が選んだ日本人女性用のシェアハウスなんだから、大丈夫だろう。
メトロの駅降りると、時に危険な香りもしない普通の場所。
通り一本渡っただけでアパート到着。
時間ちょうどにオーナーさん降りてきて、もう一人の方は間違って他の場所に行ってしまったらしいので、先に部屋の説明を受けた。
新しい、モダンな作りの建物で、オートロックが何重にもなっている。
やはりパリは治安が悪いということなのでしょう。
建物の安全性は完璧で、廊下に絨毯も敷かれて高級感ある。
それぞれの個室にも鍵がついていて、貴重品の管理も安心だ。
先に住んでいた大学生の子もとても感じよく、ついてすぐにスーパーの場所を聞くと、隣駅のカルフールまで歩いて一緒に行ってくれた。
郊外なだけに、巨大カルフールだった。
必要最低限のものだけ買い、持ってきたわずかなお米と、選別にいただいた雑穀と、お味噌汁が大変に助かった!
フライトで疲れ切った慣れない体と気力ではいきなり食材を買いに行く力も無く、ましてや食欲ないんだから買う気にもならない、そんな時のご飯と味噌汁、最高にナイスでした。命繋いだわ。
夜中は案の定起きて、バッチリ日本の朝の時間にウ○コしたくて起きてしまい、気を使いながらトイレに行ったのでした。
翌朝の気分 絶不調!