パリ シーズン2 | Never stop exploring

Never stop exploring

きょうも どこかで よい旅を

始まりましたー。

パリ第二章。


2回目だし、旅行と同じノリ だなんてたかをくくってたら、仕事の有給消化入り出した頃からブルーになってる自分に気付いた!


これはいわゆる パリマリッジブルー?留学ブルー?(自己診断)


仕事しないでダラダラと酷暑の中家にいたのもあり、夏バテ症状。また食欲不振、自律神経の乱れに陥って朝しんどい。まじでブルー。


急に描いていた夢が叶った瞬間 今度は不安が出でくる。

なぜに人間てのはわざわざ悩みを探したくなるのか!笑


友達に会って話して笑ってるといつも通りになってきて、壮行会なんかもおいしく食べて楽しく過ごしてたんだけど、これまた留学ブルーには波があって、大して無いくせに準備や掃除が手につかず、荷物を送るにも全てリストアップで申告しなきゃいけないめんどくささとか、1年間日本の家の管理をどうしようと考えてたら 時折しんどくなる。の繰り返し。


一旦落ちついたのだけど、いよいよ1週間を切ったあたりからソワソワMAX   前日よりも2日前はナゾに緊張MAXで 眠り浅い、朝ダルいの悪循環。


落ち着け自分。

あー、もうさっさと出発したい!

行ったら素晴らしいことが待ってるのはわかってるはずなのに、なぜにこんなに落ち着かないのか。


演奏会のソロの本番前がずーーっと続いている感じで、なんかやだ。


珍しいとからしくないとか言われるけど いやいや、ほんとは緊張しやすくてビビリな自分だっているわけよ。とはいえ、自分でもこんなになるとは予想してなかっだが、12年も居心地の良い場所で生きてたんだもの。そのツケよ。笑

歳を取るにつれてやたら危機管理能力やそっちの想像力が働いて来て邪魔をする。無知で行動してた若い時の勢いだけ、無敵感、なんでもうまくいくぜ、どうにかなるぜ ってやつとは違うのを感じる。


ま、結局何も起こる前に何かを気にしても仕方ないんだけどね。

体が勝手に反応するんだから止められない。


誰しもが『そりゃーなって当たり前だよ』と共感してくれるので、話すとだいぶ楽になった。


そんな私を支えてくれるかのように、家の留守番を買って出てくれたり、出発当日は家までお迎え付きのお見送り。これも全て2週間以内に決まったことで すごすぎる。


おかげで出発の日はいくらか落ち着いて、家を出れ、快晴の空港でも笑顔で飛行機に乗れ、フライトレーダーで私の便をチェックしてデッキで飛び立つところまで見送ってもらえた。


中国国際航空は何度も利用してて結構馴染みがあるので、わりと落ち着く。


隣に感じ良さそうな若い女の子がいて、乗る時に目があったのでお互い会釈。その後、飛行時間の半分以上過ぎたところで、『日本人の方ですか?』と聞かれ、その子はびっくりしてるようでした。私のことを完全に中国人だと思ってたようで。


今回は空港カウンターから機内まで、出会う人誰もがガッツリ私を中国人だと思ってるようで、何の迷いもなく中国語で話しかけられ、こっちがら答えられなくてボーっとしてても気づいてくれない。


んで、この隣席の子は、高(こう)ちゃんていう、日本の大学に通う留学生だった。とても良い子で、こんなふうに飛行機の隣の人と話したのは久しぶりのことだった。


おかげで、食欲があまり無いわりには、機内食も完食。焼きうどんみたいなのと、和柄の箱に入ったかわいい和食お惣菜だった。箱乱気流を通過中の揺れた中で楽しく会話して過ごした。


振り返るとなんだか幸先がいい。

ブルーな私をよそに、至って良いことばかり起こってるではないか。


さて、北京も快晴。だが空が白い。

高ちゃんとまたねーとバイバイして降り、ここからがなかなか旅の醍醐味で難航。


今回は中国国際航空の無料サービスでトランジットホテルを予約していたのだけど、降りてどこに行くかわからずだった。


通常のイミグレではビザが必要になるが、私はトランジットなのでビザが無いと言っても、係の案内がいまいち。空港職員とはいえ、全く英語が通じず、うろうろ。同じように迷ってる日本人が何人もいた。なんとか他の係に聞いて案内されたカウンターでトランジットビザの用紙を記入し、ようやくイミグレで入国。他の日本人は6時間だけのトランジットで出国しようとしていて断られていた。私からすりゃー6時間なら大人しくしとけよと思っだが、ごねて入国させてもらおうとしていた。


こういうの日本だったら毎日起こってるんだから絶対もっと簡単に案内してもらえるのだろうけど、さすが外国ってテキトー。


ここまでは大変だったけど、入国したら簡単だった。バゲージクレーンの手前のインフォメーションカウンターの女性にチャイナエアラインのトランジットデスクの場所を聞くと、外にあるよと教えてくれ、出口を出たら目の前にそのカウンターがあった。





カウンターに行き、航空券を提示すると、予約の確認リストを見てホテルの名前がついたタグを渡され、ここで待っててとのこと。結構待たされたけど(たぶんボーっと座ってたから1回送迎分忘れられてた)

30分ぐらいたって、ようやくだるそうな係が下に行くよとジェスチャーでエスコートしてくれ、マイクロバスが到着、そのままホテルに直行だった。




ホテルはとても立派で、想像以上だった。

めっちゃ静かなんだけど、廊下に人が通った時の話し声と隣の出入りはしっかり聞こえ、壁が厚いのか薄いのかナゾな構造。






ま、それはさておき、きれいで快適に休むことができた!これが無料なんて 中国国際航空はすごいサービスをしているなぁ。


お風呂に浸かったわけじゃないのに、旅先ではあったかいたっぷりのシャワーを浴びるだけですごく疲れが取れる。


寝返りうつ旅になんとなく目は覚めてたけど、また目を瞑れば眠るの繰り返し。大きなベッドでよく寝れた。


朝はこれまた無料でブッフェ。

中華、洋食のパン。


私は中華粥と中国の揚げパンと卵スープとフルーツ、あったかい薄い牛乳。ヨーグルト。


白いお粥にはクコのミをトッピング、気に入ったのが八宝粥っていう小豆色のお粥。豆や五穀米が入ってて めちゃくちゃ体に良さげな優しい味。朝の立ち上がりには嬉しい。


このお粥を食べながら、私はこの国でも暮らしていけそうだな なんて気がした。


政治のニュースばかり見てうんざりするけれど、実際に歩いてみたら自分と変わらない人達が迎えてくれる。福島の処理水排出の件で何か言われることや日本人だからと差別されることなんて全く無い。ニュースや出来事、職場では噂、人の社会には様々な情報が出回るが、冷静に自分の目で見て感じること、大事だわ。


少し外の空気を吸いに通りに出ると、今日も快晴。北京の朝は今の日本には無い、ちゃんと『朝』の空気だった。






空港まで戻る送迎はチェックイン時に10時に予約した。






北京 ほんとにバカでかい空港。

中国の空港は飲み水が無料でボトルに入れられるからすごく助かる。カードも使えるかナゾだったし、中国元なんて持ってないから、命救われたわ。しかもサーバーが、熱湯と水と白湯と選べてすごい。

日本で買った生茶のペットボトルが大いに役にたった。


私の新しいパスポートには6月のインドネシア、フランスのビザに続き、中国のトランジットビザが貼られました。


中国、いろんな意味で一番近いのにまだきちんと旅をしていない未知なるお隣さん。

ナゾだけど、行くと親近感が湧く存在。


いつか、きっと。


今回もお世話になりました。