4時。 鳥の声で目覚める。
6月なので明るくなるのが早い。
外は朝靄。稜線がみえている。良い天気の予感。
お部屋でお弁当を食べて出発。
ほとんど誰にも会わないで沼に着く。
ビジターセンターは7:30から開いていたので時間潰し。間近にヘリコプターが物資搬送しているのを見ていたらビジターセンターのおじさまが話しかけてくれた。あれ 一回で10万とかするらしい!
そのまま話していたら、この後9時から無料ガイドツアーあるからどうですか?今9時です、と。
し
気になっていた無料ガイド。予約したかのようなタイミングで声をかけてもらい散策へ出発。
おじさまは首都圏にお住まいで、現役時代から月2回尾瀬に通ってきたそう。数年前には定年を迎え、それからは5月から11月の契約で尾瀬に住み込みで仕事をしているという。なんたる理想ライフ。尾瀬を語る顔には充実感が滲み出ている。
これは昨日歩いていて見つけたんです、と1輪ひっそりと咲く花を見逃さない。
こんなふうに毎日変化を感じながらの半年間の滞在は幸せに違いない。
群馬と福島を境にして電柱のデザインがかわってることや、我々がこれまで素通りしていたすべての花たちを、自分の友人かのように紹介してくれた。小さな変化に目を向け、対話するように向き合う豊かな感性。うーん 羨ましい。
やはり 好き という気持ちは最強である。
時間があるからと言ったら周辺の見どころも紹介してくれて 足を伸ばして散策できた。
天気が良いと余計に至仏山に行けないのが悔やまれたが、おかげで、早起きして、ゆっくり沼付近を堪能して、またステキな生き方をゆく人生の先輩との出会いがあった。
前回行って気に入った第二長蔵小屋のカフェは、平日だからか閉まっていたのが残念。平日、土日 それぞれのメリデメがあるのですね。
ゆったりしすぎたのか 大清水までのラストはバスの時間に間に合うように30分間トレラン。
ゴール温泉でゆっくりしたいから が原動力。
歩き1時間のコースを半分で走破。
アドレナリン出てて 不思議とできちゃったけど 下界なら考えられない。
戸倉まで戻って尾瀬ぷらっと館を覗くと、そんな予感も的中で 休館日!
これを目指して走ってきたのに、、
しかも、コロナのせいで、そこらじゅうにたくさんある温泉旅館も、日帰り温泉は廃止してしまったそうだ。
なかなか凹んだが、気持ち切り替えて 一本早いバスに変更して、早く東京まで戻ることに。
バスターミナルの綺麗なトイレで着替えを済ませ また空いているバスで戻りました。
今回の反省点は、下調べは入念に といったとこか。まぁ それでも予定変更を柔軟に対応できたかな!やはりこの急な変更もまた、旅の楽しみである!
さぁて 次はどの季節に至仏山へ?
何度も通いたい 尾瀬の旅。