STAY HOME  〜神々が眠りにつく日  | かんながら

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旅の記録です

STAY HOME。
令和最初の春、緊急事態宣言があって、街が静かになった日があったことをどれだけの人が覚えているだろう。
 
 
わたしは、わたしたちが、すごく大事なことを思い出せるチャンスがきたって喜んだ。
 
 
もちろん、近所の飲食店が大変なことになっていることは知っていた。
だから、このチャンスを大事にしないとって強く思った。
 
 
わたしたちは、「生活のため」って無意識に優先していた経済活動を止めるっていう前代未聞のチャレンジを体験した。
 
 
わたしはこれは、「世の中は変わる」ってサインだなって直感した。
 
 
実際、本当にそうなるかは、ずっと先にならないとわからない。
あと10年、20年経ったとき、本当に2020年が転機だったのかどうだったのかわかるのだろう。
 
でも、兆しはある。
 
 
今までみんな気づいてはいたけど、どうしようもないと諦めていたことが明るみにでるようになってきた。
全部、ではない。
でも、たしかな変化をかんじる。
 
 
大陸でも若者が声をあげはじめた。
 
 
 
人々が、自分のうちなる家で、その眠りから醒めたとき、神々は眠りにつく。
 
 
それが、きっと神々が住まう後ろ戸の戸締まり。
すずめの戸締まりは、ウズメの戸締まりかもしれないよ。
 
 
そして、日はまた昇る。
夜の世界でうやむやになっていたことが少しずつ明るみにでる。
 
 

穢れた世界に絶望するのではなく、よい種をまこう。

自分の置かれた世界をととのえよう。

これからのわたしたちの思いが、新しい世界を作ってゆくのだから。