夏越の大祓はくくりの旅へ 〜盛岡 三ツ石神社と 遠野(メモ的に) | かんながら

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旅の記録です

 
この旅は、あとで振り返るための備忘録。
たぶん、簡単にまとまらない。
一夜明けて整理されるどころか次々入ってくる情報を処理しきれない。
 
 

 

 一夜あけて、明治神宮。

3時に起きたけど、それから準備するから出遅れる。

 

でもそのおかげでしばらく会っていなかった人たちに会えた。

 

「心配してたのよ」

ありがたいな、わたしが唯一、人と安心して関われる朝のご神域。

 

 

日向と日陰が交わる場所。

日と月が出会う場所。

朝のこの瞬間は、夜の世界と昼間の世界が神という存在の前に平等に存在している瞬間なのだ。

 

 

 

マヤラン咲いてたよ。

あまりない花みたい。 

わたしもここでしかみたことがない。

 

摩耶山のマヤ。

阪神淡路大震災まではしょっちゅうドライブに行った場所。

 

 

 

 

盛岡には25年くらい前東京に出てきたばかりのころ、仕事が休みの土曜の朝起きて、思いたって出かけた場所。

あの頃は原宿駅にみどりの窓口があって、新幹線の終点が盛岡だった。

 

最果てが好きだから盛岡。

レンタカーを予約して、宿は盛岡の観光案内所で手配してもらう。

学生のときヨーロッパを旅したときと同じスタイル。ロンプラ(ロンリープラネット)に書いてあるまんまのバックパッカースタイル。

 

人生最初のひとり旅。

思えばいろいろあった。

ドイツと長野の縁の始まりでもある。

 

 

八幡平をよくドライブして鹿角とか田沢湖とか行ったんだった。

目的ないんだもん。

よく泊まった宿は松川温泉。

 

そして、今回。

 

 

 
三ツ石神社って言われて、きた。
 
岩手県の県名の由来の地。
岩に鬼の手の形。
 
わたしには三ツ石といえば、沖縄ヒヌカン。
火の神で日の神。
そしてみーさん(蛇)。
 
 
 
 
立派な欅の御神木がある。
 
御神体の三ツ石。
八ヶ岳の水と、代々木の水を奉納。
あと、酒とにんじん。にんじんは、なにわの審神者(さにわ)から頼まれた。
なんか、馬の御用みたい。
にんじんには、阿波三木家の麻紐をかけてある。
阿波のお友達の玉ちゃんから、初めて会った時「いる?」ってもらった三木家の麻。
これをわたしが持ってるって何かいることがあるのかなって、思ってたが出番ってくるものだ。
 
 
 
鬼の手形が残ってる、と言われてる。
場所がわかりにくいらしいから教えてもらう。
 
大きな手形。たしかにある。
 
 
 
岩手は手がその形代なのだそうだ。
真ん中が北上川、指の節がつながるところが奥羽山脈、そして、外側のそれぞれの指が、宮古、釜石、気仙沼、石巻、だったかな。
 
 
そして、
「指が怪我しちゃったんだよ。震災で。」
と。
 
 
拳の外側を撫でながら。 
 
 
ごめんなさい、って思う。
戦わせたんだなって。
そして、怪我をした。
 
 
本当だったら、彼らは自然と戦うなんてするはずがない。
この人も島の顔をしている。
 
 
 
海がどんな存在か、知っているはずなのに。
 
 
わたしと同じ、まるっこいくりっとした目。
岩手出身のわたしのお友達もみんなそう。
 
 
ここでは「さんさ祭り」っていう、阿波踊りやおはら風の盆ににた祭りがある。
全部見たことがないから、写真の印象。
関係があったらおもしろい。
なんの祭りなんだろう?って思ってるから。
 
 
 

玄松子の記憶HPより

 

↑上の図をなにわの審神者(さにわ)が昨日見つけて送ってきた。

 
 
ということで次の目的地は六角牛神社。岩手って言葉を出したら、「岩手だったら三ツ石神社に行って」って言われたんだけど、その時、遠野だったらこのところずっときてる、って言ったら、下の図を上げてきて、「六角牛神社」を告げてきた。
今は、「六神石神社」っていうらしい。
六角牛山を拝む神社だから、六角牛神社、なんだけど。
 
 
あった、六角牛山大権現。
山をお祭りした神様なんだね。
 
3の次は6。
 
 
御社紋に菊。
 
 
 
続いて、伊豆神社。

 

早池峰神社に行こうと思ってたけど、わたしがいくとしたら「伊豆神社」は外せない気がして。

要の場所って感じすごくするし。

 

 

 
 
神社の近くのせせらぎに、「人型を流す」ミッションがあったんだけど、このカエルを見かけて、なにわの審神者(さにわ)から、
「天カエル」って返事きたから、ここだと思ってここに。
御用を終えて、次へ。
 
 
 
 
石上神社。
石神山(いしかみやま)に奥宮がある。
 

 

 

 

 
なんと立派な杉並木。
戸隠奥社みたいな空気感。
 
 
 
ここは7だった。
この紋どこかで見たよ?最近。
ヤマトタケル伝説のある鳥越神社とか。
千葉氏?
わたしには、三角形が逆位置に合わさった六芒星に見える。
ちなみに梅の花は5芒星に見える。
(個人の感想です(笑))
 
 
境内に謎めいた石。
 
 
 
そして早池峰神社に向かう。
途中に神違(かみちがえ)神社。
 
 
早池峰(はやちね)神社(遠野)着。
 
Sarah(サラ)さんが、早池峰神社はそれぞれの登山口に4つあると教えてくれてて、その中のひとつ。
わたしは遠野担当。
多武峰の御用で立候補。一方的に。
 
 
車を停めてたら、声をかけられた。
 
「早池峰神社はどこですか?」って。
これですよ。(たぶん。)
 
不思議な二人連れだった。
声をかけてきたのは運転していたわたしよりちょっと若めの男性だったが、連れは年長で、いかにも「先生」って感じの男性だった。
木に触れて、おーーーとか言ってたから、みえる人だったんだろう。
パワースポットなんだろうな。
 
はっきり言って、東北の神社は全部パワースポットだ。
奈良や大津の方が馴染みのあるわたしとしては、京都の神社は新しくて、「エネルギーいまいち」って思うけど、ここは奈良よりもっと古く感じるのは気のせいか。
 
何かすごいものが隠されてる。
そしてそれが日本を守ってる。
 
 
三ツ石神社で出会った氏子さんが、
 
「岩手は「手」なんです。」
 
って言ったけど、本当に、岩手には、その手を傷つけても、守ろうとしてくれている何かがある。
すごい長い時間封印されているもの。
密やかに、すごい力で、何も語ることなしに。
 
 
 
 
 


早池峰神社のご祭神は瀬織津姫。
 
 
 
 
 
ここでお水をいただいて帰る。美しい水場。
 
 
 
境内には稲荷社、そして
 
金勢大神。
御神体(もしくはお供物)」は、男性器を模したそれ。
最近では、飛鳥坐神社でも見たけど、大三島で、磐長姫を祀るって言われているお社にもあった。
でもどういう意味なのか、よくわからない。
しかも大三島のそれは、供えられている理由が「(姫神の)かわいそうだから」っていうことになってて、それって喜ぶかなぁ、、と素朴な疑問。
 
こちらは、金勢大神の御神体がそうなのか、お供物なのかはわからない。
 
参拝終えて、東京に十分帰れる時間ではあったのだが、「平泉にいくなら今回」ってきたので、一泊することにする。
ドーミーインの温泉に入ってから帰ろう。税込5000円。楽天のポイント消化で4000円。
アパホテル2500円にはかなわないけど、もう一度来るよりは節約できる。
 
 
 
 
何度もきている盛岡。
でも市内で泊まるのは初めてだ。
 
お一人様は、静かにカウンターで直会。
神様と食事を共にする時間(ミサみたい)。
 
間隔あけて、お隣もひとり客。
静かに食べて飲む。
 
おひとりさまはいつだってコロナ対応済み。
 
 
 
 
さて、明日はどんな旅になるんだろう?
行き先はまだ決めていない。