旅の最後は伏見稲荷へ。
なんか、異界って感じがするし、
そもそもわたしはなぜかお願いごとがないのだ、
たぶん、願うことはすでにかなってて、
わたしの場合、今そこにないものは、縁がないもので
そこに執着するとろくでもないことが待っている。
同年代の関西人はみなこれを夏に飲んだ記憶があるはず。
ご一緒の妖精さんは、
ここのは美味しいですね、
とおっしゃる。
いえ?これは普通の冷やしあめですけど?
健康のために飲むものだと思っていたと。
いえいえ、冷やしあめは嗜好品です。
どんなものを飲んできたというのだろう。ナゾである。きっと私がアフリカで、冷やしあめに出会えたと喜んだジンジャービアでも出されたのであろう。
ものしりすぎでしょう。
やはりこの方は若い身なりから察する経験値とあまりにも違いすぎる。
妖精どころか仙人かもしれぬ。
清々しい風に清められて京都の旅を終えたのだった。