高千穂・真名井の水を豊受大神のご神前に(その8・伊勢二見編) | かんながら

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旅の記録です

いよいよ高千穂 天の真名井で汲んだお水を豊受大神のご神前にお届けする日がやってきた。

 
 
月一度、第三土曜日に二見興玉神社で鎮魂禊行をされている。
タイミングがあえばまた行こうと決めていたが、今回の日程がドンピシャだった。
 
 
禊行は第三土曜日18時から。
 
渋滞を避けるため夜移動することにしている。
日中の時間が開くので、通り道でちょうどよかったと勧められたばかりの多度大社さんにお詣りすることに。
 
 
神馬さん。
 
 
 
龍神様にお詣りするときには雨がよく降る。
 
 
本殿のそばに滝があり、清々しい氣が流れているすてきな場所だった。
 
 
 
多度神社の御神体はもともとはお山。
くじらを表していたとかで、授与品に地震鎮めの鯨があった。
 
稲荷もまつられている。
 
 
伊勢にある墓をまいってまだ時間があったので、伊雑宮にも行ってみる。
 
 
 
伊雑宮の田んぼ。収穫まではまだ時間がありそう。
 
 
 
 
二見興玉神社で鎮魂禊行。
明治陛下の御製と教育勅語も唱和。
 
 
ライトアップされていた夫婦岩。
 
私が子どもの頃、大阪の小学生の林間学校は高野山、修学旅行先はお伊勢さんと決まっていた。
二見浦の夫婦岩に行ってから、伊勢に行く、というのはその時からなんとなく自分の中にインプットされている。
 
 
 
日の出にあわせて海で禊行。
この日は集合時刻には雨だったのに、海に入ったら雲の切れ間が出て来て、君が代を唱和するとはっきりと赤くもえた太陽を拝むことができて感動的だった。
 
 
境内にある竜宮社。
 
 
今まで意識していなかったけど、八大龍王さんだった。
 
 
 
天の岩戸のそばに置かれているシャコ貝。
これに噛まれて猿田彦は溺れて海に沈んで死んだという。
 
でも伊勢では、
「猿田彦は伊勢神宮のあたりの土地を持っていた豪族で、土地を譲ったあと、結婚した天鈿女命(あまのうずめのみこと)に暗殺されたと言われている」
 
と聞いたことがある。
 
聞いたときはふーんとしか思わなかったし、神話や伝説なので、どちらが本当なのかはわからないが、
 
そういう感性の鋭い人が、
 
「天鈿女命が好きだったのは猿田彦ではなく手力男命です!!」
 
と言ったことがあって、そのときにはたとこの話を思い出して、さもありなんと思ったのは確かだ。
 
 
どちらにしても、起きてしまったことはすべて「御事(みこと)=神の名」。
人間の頭でいい、悪いと判断するのは無駄なことだと思う。
 
 
 
禊を終え、いよいよ高千穂の真名井の水を伊勢神宮外宮の豊受大神のご神前に奉納にあがる。
(つづく)