こんにちは!

 

5秒で外国人のハートと信頼をゲット

あなたの可能性を切り拓く!

英語学習者と世界を繋ぐキューピッド

Globalish講師の高橋 アキです。

 

オンラインで大学生から70代まで

幅広い年齢の方に英語を教えたり

日本語-英語の翻訳・通訳を提供中。

 

英語を教えることを通じて

日本に英語とグローバルマインドが浸透する

「日本の北欧化」を目指しています。

 

 

 

前回投稿したこちらのブログ

ご紹介したコラボライブの中で

こんな質問をいただきました。

 

「英語はフォニックスから始めなきゃ!!」

と配信されている方がいらっしゃるけれども

それは本当でしょうか?

 

フォロワーが1万人以上いらっしゃる

大人気の配信者さんがこうした発言を

されているのを違和感を感じていたので

今回はぜひその質問に回答させていただきます。

 

 

 

そもそも私が

「英語はフォニックスから始めなきゃ!」

という言葉に違和感を覚えるかというと

大きく2つ理由がありまして

 

1つは、私自身が

英語もフランス語もフォニックスとか

発音については改めて勉強をしていないから

というのがあります。

 

2つ目は、ミツイ直子さんから学んだ

「言語学」の講座のなかで

「フォニックスはあくまでネイティブの

 子どもたち向けのもの」

とお聞きしていたからです。

 

 

実際に、私が資格を取得するために

受講しているカリフォルニア大学の

英語教授法のプログラムでも

発音を教えるためのテキストを読みましたが

その中でフォニックスを教えるという

話は出てきていません。

 

その代わりに、フォニックスは

リーディングを教えるプログラムの

テキストの中で紹介されています。

 

なぜならば、フォニックスは

アルファベットと発音の規則関係を

学び、書かれている文字を読める(音読できる)

ようにするためのものだからです。

(日本語で言うと、

 漢字の読み方を学ぶようなものでしょうか…)

 

音を聞けばそれが何を意味するか分かる

ネイティブの子どもたちにとっては

英語の読み書きを習得する上で

必要かもしれませんが

私たちのように外国語として

英語を学ぶ学習者にはそもそも

その単語(スペル、音を含めて)が

何を意味するのかを知る必要があります。

 

フォニックスは

文字と発音の規則性を学ぶもので

発音矯正を目的としていないけれど

なぜか日本ではフォニックスを学ぶと

発音が上達するというような公式が

あるような感じがしています。

 

 

 

私の考えに近い情報が

日本語だとこちら

英語だとこちら

にまとめられているのですが

 

一番、大切だと思うのは

フォニックスを頑張って

文字と発音の関係性が分かっても

その単語が何を意味するのかが

分かっていなければ本末転倒だということ。

 

世界的な「英語教育」の考えの中では

フォニックスはあくまで

リーディングをサポートする教育方法であり

英語を習得することを目的としている

「英語教育」としては

リーディングだけの向上は不十分で

リスニング、スピーキング、ライティングも

向上させなくてはいけないので

フォニックスにそこまで焦点を当てて

いないのだと考えています。

 

 

そもそもなぜ日本人が

こんなに「発音」にこだわるのかと

考えたときに、私が思うのは

日本人が英語を聞いて

「発音」が一番良し悪しを

ジャッジできるからではないかと

思うのです。

 

「発音」が正しければすごい

となってしまうので

内容が薄い話でも「発音」がきれいだと

『英語が上手い人』

内容が濃い話でも「発音」が日本語のようだと

『英語が下手な人』

と見てしまうからかもしれません。

 

厳しいことを言いますが

多くの人が英語の内容を

理解できないからこそ

こうしたからくりのような価値基準が

生まれてしまうのではないかと思います。

 

 

 

しかし、世界では発音よりも

『内容』の方が重視されます。

 

いくらきれいな発音でも

『内容』が軽ければ軽く扱われますし

日本語混じりの発音でも

『内容』が濃ければすごい人だと

思ってもらえるのです。

 

だから、本来は日本人が学ぶべきは

『内容』の濃い話ができるだけの

英語の知識や運用術であり

『発音』は伝わる発音ができれば

OKであるというのが私の考えです。

 

▼こちらもお読みください!

 

私は、この『発音』重視の傾向が

テレビの液晶にこわだって

技術を追求し続けた結果

消費者が求めているのはそこじゃないと

消費者目線の商品を提供していった

海外勢に敗れた日本企業の本質に

どこか似ていると感じてしまいます。

 

英語の学習というのは

日本人の間で『発音』がきれいかどうかを

競うようなものではなく

世界の人を相手に

✓自分の考えや想いを伝えたり

✓人間関係を構築したり

✓ビジネスをしたり

✓学びを深めたり

そういうことのためにするものです。

 

どうか、世界基準で学習を捕らえて

ご自身の糧になる英語学習を

していってください!

 

Enjoy Learning English & Your Business!!

 

 

 

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