10月29日 | Pokopen Photographic

Pokopen Photographic

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この日は奈良桜井で「狂転体展」がお目当て。

でもそれだけだと勿体ないので、「奈良・町家の芸術祭 

「はならぁと 2022」の天理エリアも一緒に行くことに。

 

はならぁと 2022 天理エリアでは天理本通り商店街の

空き家になったお店を展示スペースにして開催されていました。

テーマが「やがて、その芽は花となる」

ですが、なんとなく環境がテーマの様に

思えた内容でした。

 

チケット買ったらくじ引きがあって当たったのですが

貰ったのは奈良交通のメモ帳でした。

 

まずは

良田晃治
会場:旧洋服店
作品名「火の記憶」

絵具?に環境を考慮した材質を

しようしたとか・・。
 

 

ユージン・ソレール Eugene Soler
会場:旧いわい洋品店 2階
作品名「Immaterial」
 

廃棄されたライスペーパーを使った作品。

 

 

 

背景に流れていた音楽が西洋っぽいアンビエント

風の音楽だったのが一寸面白かった。日本的な

ものを使うのかと思った。

 

会場は元洋品店だそうですが、2Fには立派な

暖炉かあったり、従業員の方かここで住み込んで

働いていたのか各部屋の前には部屋の番号を

示すランプがあって、旅館みたいな印象を

持った。

 

 

ここで昼食。

麺場 力皇

なかなか行けなかったラーメン屋に

イケて良かった。

 

次は

赤松加奈 Kana Akamatsu
会場:旧荒木邸
作品名「今から、生まれる。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

葭村太一 Taichi Yoshimura
会場:旧サーフショップ
作品名「Daddy's Revival」

 

 

最後は

岩谷雪子 
会場:旧青果店
作品名「薬草たちの囁き」





次は桜井へ移動

この日は町のイベントが行われていて

駅前ではキッズのダンスコンテスト?

商店街も出店がいっぱい。入場前の

体温検査や手の消毒が必要で長蛇の

列でした。

 

本日のメインイベント「狂転体展」

会場は元寿司屋。この建物2階が隣の家(散髪屋?)

と繋がっている変わった構造のお店でした。

 

 

今回参加したメンバーは

柴辻秀彦、鬼頭俊、笹岡敬、岡本奈香子、林圭介、明界要介

 

誰が作成した作品といった事は

明示されず参加者の作品が展示

されていました。

 

 

 

 

 

 

そして15時からは

林圭介×岡本奈香子両名によるパフォーマンス

 

林圭介さんがカセットをとっかえひっかえ

掛けながら音楽を流し、その様な環境で

ひたすら岡本奈香子さんがト音記号を書く

そして両名には前頭部の血液内の

酸素化/非酸素化ヘモグロビンを測定

するというパフォーマンスでした。

 

これは岡本さん自身の経験から能の活動状況

と生み出される芸術作品との関係を調査する

為のパフォーマンスです。

ただ、今回のパフォーマンスは芸術活動という

よりこの様な調査をやっています的なデモンス

トレーションと言った感じに見えました。

 

でもこういう観点で芸術を研究している

のかと思うと面白かったです。

 

勉強になりました。

 

 

備考
『狂転体』は「シュルレアリスムの再認識」を目的に1977年に

結成されたグループで、1983年に活動を休止しました。活動は

常時7名前後のメンバーが入れ替わりながらワークショップが

続けられ、メンバーは美術作家、TVプロデューサー、作曲家、

バイオリニスト、デザイナーなどの様々でした。 2015年に

再び展覧会、パフォーマンスが行われその活動が再開されました。

今回はその主要メンバーであった、柴辻秀彦、鬼頭俊、笹岡敬

に加え、岡本奈香子、林圭介、明界要介が参加します。

「解剖台の上のミシンと蝙蝠傘の出会い」における解剖台を

"カウンター"に見立て、そのカウンターを中心に実験を試みます。

大阪の「+1art」、「CAS」での発表後、元寿司屋の

「かいじゅう未来計画」で展開します。

[関連イベント]
パフォーマンス
日時: 10月29日(土) 15:00
ゲスト: 林圭介×岡本奈香子


パフォーマンス&トーク
日時: 10月30日(日) 15:00
ゲスト: 柴辻秀彦×鬼頭俊×笹岡敬