この日は奈良桜井で「狂転体展」がお目当て。
でもそれだけだと勿体ないので、「奈良・町家の芸術祭
「はならぁと 2022」の天理エリアも一緒に行くことに。
はならぁと 2022 天理エリアでは天理本通り商店街の
空き家になったお店を展示スペースにして開催されていました。
テーマが「やがて、その芽は花となる」
ですが、なんとなく環境がテーマの様に
思えた内容でした。
チケット買ったらくじ引きがあって当たったのですが
貰ったのは奈良交通のメモ帳でした。
まずは
絵具?に環境を考慮した材質を
しようしたとか・・。
ユージン・ソレール Eugene Soler
会場:旧いわい洋品店 2階
作品名「Immaterial」
廃棄されたライスペーパーを使った作品。
背景に流れていた音楽が西洋っぽいアンビエント
風の音楽だったのが一寸面白かった。日本的な
ものを使うのかと思った。
会場は元洋品店だそうですが、2Fには立派な
暖炉かあったり、従業員の方かここで住み込んで
働いていたのか各部屋の前には部屋の番号を
示すランプがあって、旅館みたいな印象を
持った。
ここで昼食。
なかなか行けなかったラーメン屋に
イケて良かった。
次は
赤松加奈 Kana Akamatsu
会場:旧荒木邸
作品名「今から、生まれる。」
葭村太一 Taichi Yoshimura
会場:旧サーフショップ
作品名「Daddy's Revival」
最後は
次は桜井へ移動
この日は町のイベントが行われていて
駅前ではキッズのダンスコンテスト?
商店街も出店がいっぱい。入場前の
体温検査や手の消毒が必要で長蛇の
列でした。
本日のメインイベント「狂転体展」
会場は元寿司屋。この建物2階が隣の家(散髪屋?)
と繋がっている変わった構造のお店でした。
今回参加したメンバーは
柴辻秀彦、鬼頭俊、笹岡敬、岡本奈香子、林圭介、明界要介
誰が作成した作品といった事は
明示されず参加者の作品が展示
されていました。
そして15時からは
林圭介×岡本奈香子両名によるパフォーマンス
林圭介さんがカセットをとっかえひっかえ
掛けながら音楽を流し、その様な環境で
ひたすら岡本奈香子さんがト音記号を書く
そして両名には前頭部の血液内の
酸素化/非酸素化ヘモグロビンを測定
するというパフォーマンスでした。
これは岡本さん自身の経験から能の活動状況
と生み出される芸術作品との関係を調査する
為のパフォーマンスです。
ただ、今回のパフォーマンスは芸術活動という
よりこの様な調査をやっています的なデモンス
トレーションと言った感じに見えました。
でもこういう観点で芸術を研究している
のかと思うと面白かったです。
勉強になりました。
備考
『狂転体』は「シュルレアリスムの再認識」を目的に1977年に
結成されたグループで、1983年に活動を休止しました。活動は
常時7名前後のメンバーが入れ替わりながらワークショップが
続けられ、メンバーは美術作家、TVプロデューサー、作曲家、
バイオリニスト、デザイナーなどの様々でした。 2015年に
再び展覧会、パフォーマンスが行われその活動が再開されました。
今回はその主要メンバーであった、柴辻秀彦、鬼頭俊、笹岡敬
に加え、岡本奈香子、林圭介、明界要介が参加します。
「解剖台の上のミシンと蝙蝠傘の出会い」における解剖台を
"カウンター"に見立て、そのカウンターを中心に実験を試みます。
大阪の「+1art」、「CAS」での発表後、元寿司屋の
「かいじゅう未来計画」で展開します。
[関連イベント]
パフォーマンス
日時: 10月29日(土) 15:00
ゲスト: 林圭介×岡本奈香子
パフォーマンス&トーク
日時: 10月30日(日) 15:00
ゲスト: 柴辻秀彦×鬼頭俊×笹岡敬