神戸市 山麓リボンの道(西→東) その7  北野・諏訪山のみち | Pokopen Photographic

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写真を中心とした絵日記です。楽しんでいただければ幸いです。なおこのブログで用いられている画像の著作権は私に。また人物画像の肖像権は本人もしくはその所属事務所に帰属します。無断使用及び二次使用は固くお断り致します。

神戸市 山麓リボンの道(西→東) その7  北野・諏訪山のみち


今回は諏訪山から新神戸へ進みます。

今回紹介のPDFはこちら。
05 北野・諏訪山のみち
https://www.city.kobe.lg.jp/documents/9262/ribon05_kitanosuwayama_1.pdf

今回 東から西へと歩きます。なおこれまでのように
詳しい道順案内の写真は載せずに要所要所の写真にします。
詳しい写真は逆方向ですが、以下のブログを参照ください。
https://ameblo.jp/pokophoto/entry-12700941723.html

 

 

さて諏訪山に向かうため、JR元町駅を下車、

北へ向かいます。

 

丁度県庁横に来た時、このような銘板がありました。

孫文が1924年、第一神戸高等女学校の講堂で

「大アジア主義」の講義を行いました。

なんと3千人の前で講義を行ったようです。

 

暫くするとタイタクシーが置いてありました。

 

"Baan Thai Market"というタイ料理屋さんの物だようで。

人気のお店なのか、結構人の出入りがありました。

 

さて諏訪山に行く前に「相楽園」に寄りました。

相楽園は、元神戸市長 小寺謙吉氏の先代

小寺泰次郎氏の本邸に営まれた庭園で、
明治末期に完成しました。昭和16年、神戸市

の所有となり「相楽園」と名付けられ、一般に

公開されるようになったとか。美しい日本庭園と
移築された旧ハッサム住宅等が有名です。

入園料は300円

 

 

 

 

丁度この頃、神戸菊花展が行われていました。

 

 

園内各所に素晴らしい菊の花が展示されていました。

 

 

ここは蘇鉄が有名ですが、その立派な蘇鉄の前に

咲く赤い菊。赤色の菊もあるのですね。

 


さて奥の方に行くと、旧小寺家厩舎(重要文化財)です。

個人がこの様な厩舎を持っていたとは。当時は馬車で

移動していたのでしょうけど、すごいですね。

 

隣には旧ハッサム住宅。こちらは北野に会った物を

ここに移築したとか。

 

家の前には煙突の残骸が。これ元々旧ハッサム住宅

の煙突でしたが、先の大震災で1Fに落下。

それを引き出して、震災のメモリアルとして

この様に設置したとか。

 

室内も一般に公開されています。

 

 

ピアノは昭和初期 銀座 小野ピアノ製作所 製だそうです。

カバーが掛けられていますが、かなり意匠を凝らした

物だそうです。

 

旧ハッサム住宅の2Fから厩舎を見てみました。

 

園内の至る所に立派な菊が・・。

 

今度は日本庭園に入ります。

 

入り口には鹿威しがありました。

 

庭園の中央には池がありました。コンパクト

ながら美しい庭園です。

 

 

中央に見える四角い建物は「船屋形」(重要文化財)

と言って、江戸時代、姫路藩主が河川での遊覧に

使っていた『川御座船(かわござぶね)』の屋形部分

だけが陸上げされたものでだそうです。

 

1682~1704年頃作られたとか。普段は非公開

ですが時々公開されるようです。

 

さてまだまだ見る所はありますが、ここらで

相楽園はおしまい。

 

諏訪山のふもとに着きました。ここから

登ります。

 

諏訪神社の鳥居です。

 

 

山麓リボン道としてはこの階段から

登って行くのですが、今回は諏訪神社

にお参りするのでこのまま参道を登ります。

 

この神社、仁徳天皇の皇后である八田皇后の離宮鎮護神

として鎮斎されたとされるそうです。また諏訪山大明神

として尊称され、多くの市民(中華系含む)の参拝

があるとか。

 

ちなみに、奥の院からさらに上の道を行くと、

大龍寺に向かう大師道につながるそうですが、

大龍寺となると滅茶苦茶遠いので当然パス。

機会を見て行って見ようかな?

 

 

お参りをして金星台の方へ行こうとすると

句碑がありました。

紀の海の

阿波へ流るる

月夜かな

 

蛇谷

 

金星台の休憩所にやって来ました。

 

前回はここから下に降りる事になりますが・・。

諏訪山と言えば、バブルの頃、ポパイ少年と

オリーブ少女が心ときめかせたあの場所。

そうビーナス・ブリッジがあります。という事

でビーナス・ブリッジに寄ります。

 

 

左側の道を登って行きます。ちなみに下に降りるのは

右側の道です。

 

坂の登って行くと、ありました。

独特の8の字型のブリッジが

見えて来ました。

 

ここから登ります。

 

ここ眺めがいいのですよ~~。

 

鳥が飛んでました。

 

東側のビル街です。

 

橋はこういう形になっています。

 

ビーナス・ブリッジを登ると、ビーナス・テラスという

広場があって「愛の鍵モニュメント」があります。

 

ここからだと丁度ポート・タワーが見えます。現在

改装工事のため休業中です。

 

 

このテラスの横にはイタリア料理店「 ジャンカルド」

があります。ビーナス・ブリッジで夜景を眺め、

ここでお食事というのが定番デート・コース

だったとか。時代を感じます。

(尚当時は フランス料理トゥール・ドールでしたが)

 

さて再び金星台に戻って、下に降ります。

 

右手は諏訪山公園の遊具が見えます。

 

 

この狭い道を下って行きます。

 

 

広い道に合流したので、そのまま東へ進みます。

 

 

途中「海外移住と文化の交流センター」という

所があって、気になっていたので寄ってみました。

 

ここは、元々1928年に開設された神戸移住センター
と言って、1971年に閉鎖されるまで、日本における
海外移住の基地として、南米を中心に多くの移住者
を海外に送り出したそうです。
現在は「神戸市立海外移住と文化の交流センター」
として海外移住の歴史と意義を後世に継承すると
ともに多文化共生の拠点施設としての役割を担って
いるそうで。館内には「移住ミュージアム」があります。
貴重な資料や昔の映像等が見れてなかなか素晴らしい
ところでした。
又3,4Fは"KOBE STUDIO Y3"と言って様々な
アーティストの活動拠点となっています。

 

写真は撮っていいのか判らなかったので今回

はありません。

 

真っすぐ行くと、ハンター坂との交差点に来ます。

ここを左折します。

 

この角に「異人館倶楽部パート1」があります。

今は"DOG DEPT"が入っているこの場所。

昔は「イデミスギノ 」というケーキ屋さんが

入っていました。後に東京の京橋に移転。

NHKに紹介されて人気大爆発!

 

 

さらにハンター坂を登って行くと。(ちなみに

ハンター坂はまっすぐではありません)

浄福寺があります。ここを過ぎた所で

右折します。

 

もうすぐ行くと、北野町広場。

 

北野町広場に着きました。

 

広場の北側は「風見鶏の館」圧倒的な

存在感!

 

前回は北野天満宮の横の道を登って行きましたが、

今回は別ルート。北野天満宮の前の道を

東に進みます。

 

すると左手に「神戸北野ハンター迎賓館」が。

イギリス人実業家で範多財閥・日立造船の

創業者である、E・H・ハンター氏が晩年を過

ごした場所。
今は結婚式場として活用されているそうです。

しかしこの門凄いなあ。

 

 

暫く歩くと、北野町東公園に着きます。

綺麗な公園ですね。この道を右折して

くだります。

 

公園の南側はこんな感じです。

 

坂道の途中右側には「ラインの館」

ここは無料公開だそうで・・。

 

さらに下ると、北野通りに合流。ここから東へと

まっすぐ歩きます。

 

右手には「神戸北野教会」

 

更に歩くと、「ANAクラウンプラザホテル神戸 」

が見えて来ました。昔は「新神戸オリエンタル

ホテル」だったのですが・・。

 

 

ようやく、ゴールが見えて来ました。今日はここで

おしまい。