正月に聞いたCD その2 | Pokopen Photographic

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正月は年末買い込んだCDを聞きまくってました。


まずは

「第二次世界大戦で禁じられた音楽」(10CD)
オランダのレーベルエトセトラのCDです。

解説書の表紙には1941年のアムステルダムの地図
があってそこに点々が・・。一つの点がユダヤ人
10人を示しているようです。

CDに収録された19人の作曲家の簡単なプロフィール
しかなく、もっと詳細が知りたいですが、その殆ど
の人が第二次世界大戦で迫害を受け、大戦中に音楽
のキャリアを終わり、その音楽は、オランダ音楽の
歴史の中で欠落したものとなっていたようで、それ
を今回復活させたというのがこのCDの趣旨。


まだ半分しか聞いていませんが、音楽的には色々。
面白いと感じる物もあれば、そうでもなく。
後期ロマン派っぽい作風から脱却する色んな試み
とか、ジャズのイディオムを取り入れた作品とか・・。
どちらかというと聞けなかった物が聞けた事に意義
があると思うので、こんな感想も意味かないのかな?


昔DECCAが退廃音楽シリーズというのをリリースしていて
ツェムリンスキーやクシェネク、コルンゴルト等の
作品をリリースしていましたが、こちらは独、墺系
の作曲家ですが、なんとなく似たような感じの作品が
多かったですね。

もしかしたら他の国にもまだ同様な事例があるのか
もしれませねん。

歴史、政治、音楽といった物が絡んだ一つの例
なんでしょうねえ。


もう一つは高橋悠治のピアノ。

ジョン・ケージ/プリペアドピアノの為のソナタとインタリュード。

新ウイーン学派のピアノ作品集。(2CD)


ジョン・ケージは名盤です。実はLPでもっていたのですが行方
不明。しょうがなく買いました。再び聞いて感動!これは素晴
らしいです。

新ウイーン学派のピアノ作品集は実は坂本龍一も参加しています。
このCD2003年に発売されているので、YMOが解散した後ですね。
ちなみに坂本龍一の「千のナイフ」に高橋悠治は参加しています。


すばらくはここらへんのCDを聞くことになりそうですが、
正月暇で色々ネットで見ていたら、

ストラスブール・パーカッション・グループの設立50年記念
エディション(15CD) が5500円!思わずポチッとしてしまいました。
いや~~いけませんねえ。