昨日地下に潜ったといったのは「国立国際美術館」
に行った事でして・・。
www.nmao.go.jp
特別展「夢か、現か、幻か」に行って来ました。
実は1回行った事あるんですが、映像作品がその殆どで4時間では
半分も見れず、金曜日だと遅くやっているので金曜日の12時
に入館。19時近くに出ました。前回と併せると10時間位。
東アジア各国の作品も集められており、結構面白かったです。
饒加恩(ジャオ・チアエン) Chia-En Jao(台湾出身、台北在住)
「レム睡眠」 2011年
台湾にも東南アジア等から出稼ぎにやってくそうですが、
その人たちの見た夢を語るドキュメンタリー(なのかな?)
夢か現実なのか・・。色々考えさせられました。
シプリアン・ガイヤールCyprien Gaillard (フランス出身、ベルリン在住)
「Artefacts」 2011年
古代バビロンだったところを撮影。撮影はi-phoneを使ったそうで。
これを35mmフィルムに変換したそうですが。
バックに流れるのはDavid Gray - Babylon 。フレーズの一部が
繰り返されるのですが、これが効果的。バビロンの遺跡と
米国兵が何とも言えないコントラスト。i-phoneの画像も
意識して加工しているのか?一寸トイフォト風。
ところでDavid Gray - Babylon と解説書には書いている
のですが、実際聞いてみると映像に使われていた部分は
なかったような?バージョンが違うのかなあ?
参考までに
David Gray - Babylon .
http://www.youtube.com/watch?v=deXOLO7Pc_c
過去の画像、特にTVの報道画像を引用して社会に於けるメディア
存在を問う(というか検証するというのだろうか)
作品が2つあって、どれも1時間を超える作品。
作者は
ヨハン・グリモンプレ Johan Grimonprez(ベルギー出身、ブリュッセル在住)
まずは「dial H-I-S-T-O-R-Y」 1997年ハイジャックの画像を主に
用いて再編集を行った物。事件その物がショー化されてゆく。
「そーなんですよ川崎さん」を思い出しました。
もしかして山本耕一さんは時代を先取りしたのかな?
次は「DOUBLE TAKE」こちらも冷戦時代のTVの画像がメイン。
ただこちらはヒッチコックのそっくりさん2人が主役。
二人の画像と本物のヒッチコックの画像、さらにニクソン
副大統領とケネディ大統領(特にキューバ危機は
大きく扱われていた)の画像等、それとフォルジャーズコーヒー
のCFが。
なぜヒッチコックと思ったのですが、ケネィディ大統領から
晩餐会の招待状もらった物の本人が暗殺され
晩餐会に出席出来なかったといった逸話が紹介
され成程と・・・。
他にもありますが、また機会を見つけて。
帰りにFILTERでお茶しました。
おしまい